#NulNote 1試合の最大リード・ビハインドから見えるヤクルト逆襲の鍵とは?

だいぶさぼりましたごめんなさい。
でも今回はショートショートです。さらっと書きます。
タイトルで煽りましたがそんなに内容は濃くないです。

野球の試合では、リードしてる局面・ビハインドとなる局面があり、その状況が入り乱れることもあればどちらか一方に振れ続けることもあります。
また、リード・ビハインドと言っても、3点ビハインドと10点ビハインドではその後の逆転の期待度が変わってきますし、1点リードと10点リードでは、観てる側のドキドキ感も変わるわけです。

ということで、各チームが1試合の中で記録した
「最大リード」・「最大ビハインド」の平均値を調べてみました。

例えば以下のような試合の場合、
G003 120 000|6
S200 300 002x|7
【経過】
1回裏 S2-0G G-2/S+2
3回表 S2-3G G+1/S-1
4回表 S2-4G G+2/S-2
4回裏 S5-4G G-1/S+1
5回表 S5-6G G+1/S-1
9回裏 S7-6G G-1/S+1
巨人の最大リードは、4回表の「+2」、最大ビハインドは1回裏の「-2」となります。最大ビハインドは1回裏の「-2」となります。

この「最大リード」・「最大ビハインド」の1試合平均を出してみました。

※2017/6/6までのデータです
これを見るとやはり首位を走る広島・楽天の平均最大リードが高い数値であることが分かります。また、3位に付けている西武も高い数値ですね。
逆に平均最大リードが少ないのは中日とロッテ中日は2.29と極端に低い数値となっています。ドラゴンズファンは勝ってる試合でも安心して観られる展開が少ないと感じているかもしれませんね。

次に平均最大ビハインドを観てみます。セはやはりこれも首位の広島の低さが際立っています。リードは大きく取り、ビハインドを小さく抑えられていますから、首位に立っているのも当然の結果と言えるでしょう。
逆にセで一番平均最大ビハインドが大きかったのがDeNA。早々と試合を決められてしまう展開が比較的多かったのではないでしょうか。
さらにパに目を向けてみると、最下位のロッテが平均-4.13と際立って悪いのが見て取れますが、他の5球団にはさほど差がありません。現状の順位は3点のビハインドを跳ね返せる打力順に並んでいると言うことになるのではないかと思います。

さて、ではタイトルで煽ったヤクルト逆襲の鍵、ですが、
上の表を見て頂くとわかるように、実はヤクルトの平均最大ビハインド広島と同様-2点台なんです。つまり、投手は致命傷まで広がらない程度のビハインドで耐えているということになります。実際チーム防御率3.51はリーグ3位先発防御率3.42はリーグ2位です。
そして、逆襲の鍵を考える上でもう一つ顕著に傾向が見て取れるデータが
1点差ゲームの勝敗」です。

※2017/6/6までのデータです
1点差試合数21試合は12球団最多であり、さらに勝率.333はワースト2位。つまり僅差の試合を拾えていないということになります。

以上の考察をまとめると、

・投手陣は致命傷にならない程度のリードで耐えている
・1点差の試合数は12球団最多
・1点差試合の勝率はわずか.333である

と言うことでヤクルト逆襲の鍵はもう明確ですね。

「打線の奮起」

逆に言うと、現状最下位と苦しい状況ですが、投手陣が同水準の成績を保つことが出来れば、打線の奮起によって一気に上位進出も可能だと言うことになります。今後の燕打線の奮起に期待してみたいと思います。

本日はこの辺で…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?