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BitMEXでのmmBot構築に必要な知識

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#トレード

VPINによるパンプ検出と仮想通貨トレードへの応用(全3回くらい予定)

(トップ画像 via) こんにちは、Hohetoです。 今回のnoteでは、相場の暴騰・暴落を検出する「VPIN」という指標について解説します。 そもそもビットコインでは、「シンプソンズ・チャート」や「Pump & Dump」と呼ばれるような上下に激しく価格を振るような価格操縦行為が日常的に行われています。 図1. bitFlyer FXBTC/JPY 1時間足(2018年末ごろ)via TradingView 昨年の10~12月ごろ、相場が冷え切って間もないころ、こ

暗号通貨市場におけるHFTまとめ

こんにちは。Hohetoです。 今回のnoteでは、暗号通貨市場で実際に行われているHFTの取引戦略を俯瞰的にまとめてみます。 はじめに一言にHFTと言っても種類は様々です。 そもそもHFT(というよりもアルゴリズム取引全般)はITを利用した合理的なものがほとんどですが、一部にグレーな手法が存在したり、バーチュのような巨額の利益を出す存在が散見するため、全体としては世間にあまり好意的に受け入れられていない、という印象があります。 学術的には、HFTの取引戦略はある程度

Cloud9/VPSで動作するロジック切替・高頻度取引・ポジション自炊・バックテスト可能な複数取引所対応の BOT フレームワーク NeoDuelBot(ロジック多数付属)

■ 後継フレームワークのお知らせ 後継フレームワークの NDB3 の販売を開始しました。こちらの note を参照ください。 ■ 重要なお知らせ 2020年5月1日より法改正により暗号資産(旧名称:仮想通貨)も金融商品取引法の適用対象となることを受け、本ソフトウェアは改めて売り切り販売と宣言させていただくことにしました。投資助言業に類する行為(継続的な更新、ロジック提供、運用サポート等)は、今までと変わらず本書の対価には含まれません。なお本体そのものは単体では自動売買で

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HFTボットのアーキテクチャ実例

まずはこのマガジンの第一弾として、最近着手していたHFTの実装アーキテクチャの話に触れたいと思います。 今回の記事は、既にHFTボットの開発経験がある人向けです。あるいは、これからボット開発に取り組もうとしている方にとっては有益な内容になると思います。 実装ではなく理論や仕組みにご興味のある方は、別の記事で取り上げようと思いますので、お待ちください。 前置き僕たちが開発している暗号通貨用のHFTボットはPythonによって作られています。 なぜPythonか?というそもそも