忘食

旅の最中は、日々の関心は主に衣食住であった。今日どこに泊まり、どんな物を食べて、洋服を洗濯する場所があるかどうか。そこでは効率という単語はなかなか出てこない。しかし,日本に帰ってきて定住をすると、気を抜くとご飯を食べるのを忘れるし、忘れ物も多くなり、周りの景色を見たりする時間が圧倒的に減った。懸念していたことが現実になるのを目の当たりにすると、人がいかに環境の生き物であるかを実感すると同時に、意識的に環境を整えねば元の木阿弥になるだろうことは容易に想像がつく。

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