アオクサイモウゲン

障害者を支援する施設で、こういうことができてないからだめだとか、それじゃあ社会でやっていけないよだとか、そういう罵り合いを見ていてとても悲しくなる。できないことを指摘すること自体はもちろん否定しないし、変わる努力とか認める自覚とか忘れてはいけない、しかし、世間や社会の常識では包み込めなかった人たちがたどり着いた場所でも、互いを認め合うのではなく、結局は社会にされたように同じことを繰り返す。むしろ、そういう人が集まれば軋轢は大きくなること仕切りなのだろうよ。そして、彼らは普通の社会に出るとやれ配慮されないだとか障害を認めてくれないと主張してしまう。それは君たちが事業所でやっていることそのものではなかったか。そう、しかしこれも大きなシステムの内のひとつなのだろう。喫煙者の子供が喫煙をする率が高いように、暴力を振るわれた子供はその子供に暴力をふるう率が高いように、君たちが悪いのではないのかもしれない。それでも、どこかでこの苦しみや悲しみの連鎖は断ち切らないとならない。それがここにいる君たちであったらと僕は思う。もちろん、知ったことではないだろう。だったら次の世代に渡せば良い、そうして先延ばしにして多くの人を不幸にしてでも自分を優先したいのであればそうすれば良い。

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