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【もちポケ杯優勝】ロストヌメルゴン【ロストアビス環境】【全文無料】


配信卓で使用させてもらったポテンシャルポケカのオリジナルプレイマットで撮影

はじめまして。ぬるま湯と申します。
初めての投稿であり、文才がないため読みづらいかとは思いますが、ご了承ください。
この度もちポケ杯サマーフェスティバルにて優勝することができ、賞品をいただく条件にデッキリストの公開がある為、せっかく公開するなら振り返り、反省含め言語化してみようとこの記事を作成しました。

2022/09/02追記
こちらの動画でも紹介していただきました。
ありがとうございます。


デッキ採用の経緯

ロストアビス発売前まではハピナスミルタンクを愛用しておりましたが、ギラティナへの勝ち筋が見つけられずにいました。
元々耐久寄りのデッキやコントロールデッキが好みで、ヒスイヌメルゴン単構築デッキは使っていた為、これをロスト軸に組み換えて使用し調整していきました。
環境デッキとも五分で戦え、アルセウス系統や非エクに強く出れるデッキであると思います。
今回の大会では環境デッキの割合は低く非エクが多いと読み、有利を取れるこのデッキを選択。
また、第6回もちポケ杯でもっちさんに敗北を喫した為、レジギガスを握ってくると読んでリベンジしやすいデッキであるというのも理由のひとつです。


このデッキでの戦績

ロストアビス環境
box争奪戦(16人規模)、予選1位、トナメ4位
ぱられる大感謝祭(32人規模)、予選1位、トナメ1回戦敗退(best8)
もちポケ杯(64人規模)、予選1位、トナメ1位

8月頭にコロナウィルスにかかってしまったため、あまり大会に出られませんでした。

追記
白熱のアルカナ環境
ミミロップ杯(75人規模)、予選16位、トナメ2回戦敗退(best8)


当日のマッチング

本来なら先攻をとりたいところですが、じゃんけんで全て負けてしまいました。

予選1戦目 不戦勝

第6回の時にも1戦目が不戦勝で、2戦目にもっちさんに負けたことを思い出しました。

予選2戦目 アルセウスリザードン 後攻(ばんさん)

予選はもっちさんと別ブロックであったことで安心していたところ、今回はばんさんとマッチングしました。
早い段階でヌメルゴンVSTARを立てることができたので、リザードンVAMXのキョダイゴクエンの高火力という相手の強みを潰すことに成功。
ヌメルゴンVが2枚サイド落ちしていたためあなぬけのヒモ+ボスの指令をかなり警戒していましたが、アルセウスVSTARを2パンで倒しリザードンVMAXにダメカンを載せた後、ボスの指令+げっこうしゅりけんで弱点をついてサイド4枚取りをでき無事勝つことができました。

予選3戦目 メタモンコイキング 後攻

相手がコイキングスタート。
初手でチョロネコが出てきたため、メタモンコイキングだろうと予想しましたが、ギャラドスLOの可能性も捨てきれなかったので山札を掘りすぎないよう警戒しました。
後1で入れ替え札が足りずおとぼけスピットを打てず返しました。
先2でコイキングラインを落とす動きが見られたので、メタモンコイキングと確信し、山札を掘り進めることに。
そのままウッウやヌメルゴンVSTARでサイドを取り進めていきましたが、中盤でルミナスメイズの森を出され大焦りしました。
頂への雪道も入っていることも警戒し早めにモイストスターを使用。
結果的にギャラドスを出されることはなくヌメルゴンの耐久力で押し切れましたが、LOは怖かったです。

予選4戦目 ロストバレット 先攻

相手が後攻を選択し、キュワワースタート。
先1でたねポケモンを並べられず、はなえらびのみで終了。
後1で相手の狙い通りおとぼけスピットを撃たれていたらそのまま負けでしたが、相手も手札が渋かったようでヤミラミのひっかくで済みました。
アクロマの実験は手札にあったため、先2からは山を掘り進めていくことができ、ヌメルゴンVSTARの準備ができてからは有利にゲームを進め、ヤミラミのロストマインが使える頃にはビッグパラソルも付けることができました。
中盤にミルタンクを出されてしまいましたが、ウッウを準備しつつもボスの指令でベンチポケモンから優先的に倒していくことで、止まることなく勝利できました。

予選5戦目 アルセウスオーロンゲ 後攻

予選最終戦で予想外のデッキとマッチング。
4戦目に隣の卓で対戦していたこともありお互いデッキを事前にわかっている状態ではありましたがかなり戸惑いました。
相手の手札が渋くこちらはうまく回っていたためヌメルゴンVSTARを早い段階で準備し、そのまま勝つことができました。
おそらくマリィが多い構成なので、それを相手に引かれなかったことが有利にゲームを進められた要因だったと思います。

トーナメント1戦目 パルキアうらこうさく 後攻

友人との対戦です。
試合開始までロストバレットを使用していると思い込んでいた為、パルキアスタートで焦りました。
ヌメルゴンVSATRを早い段階で立てることができ、相手がげっこうしゅりけんを警戒してメッソンをあまり並べなかったこともあり、耐久にかなり余裕が持てました。
あなぬけのヒモで入れ替え要求されたり、モミで1ターン稼がれたりしてしまいました。
2体目のヌメルゴンVSTARも準備ができた後にスターミーVがでてきましたが、エネルギー加速手段がなかったようで即殴りされなかったためヌメルゴンは倒されませんでした。
ボスの指令が手札にあったため、スターミーVをヌメルゴンで1パンできサイドを取り切ることができました。
相手のサイドにマナフィ、インテレオン(クイックシューター)、ツツジが落ちており、それにかなり助けられました(ツツジが山にあれば最後のボスの指令が流されていました)。

トーナメント準決勝 ロストバレット 後攻

試合内容はもちポケチャンネルでの配信アーカイブがあるのでそちらで見れます。

ネオラントVスタートで序盤はかなり苦しみましたが、なんとかヌメルゴンVにエネルギーを準備でき、相手がかがやくリザードンを起動するにはまだ要求が高いとみて、進化はできませんでしたがそのままヌメルゴンVでサイドを取りました。
この返しのターンで相手のロストゾーンが10枚に達するのは目にみえているのに、手札にあったビッグパラソルをヌメルゴンにつけなかったことは完全にミスです。
ヌメルゴンVSTARに進化したターンの返しであなぬけのヒモ+ボスの指令を使われてしまい、想定はしていましたがヌメルゴンでもう1枚サイドを取りたかったです。
また、この時点で手札に数枚エネルギーがあり、山札の残りエネルギーは0枚、ミラージュゲートが手札に1枚、山札に1枚だったと思います。
かがやくリザードンの起動が容易なサイド数になってしまっていた為、ここでヌメルゴンをもう1体出すことは諦めました。
ネオラントをバトル場に出したのはアクアリターンで負け筋を減らすことを考えたからですが、この辺りはかなり迷いがでてしまっています……
結局げっこうしゅりけんを打つことを選択し、相手の手札が多かったのでマリィを使いましたが、ここで残り少ない山札からミラージュゲートを引けていなかったら負けていました。
こちらはもう残りエネルギーが1枚で、アクアリターンを打つことができない状態になっており、ミラージュゲートがまだ1枚残っていることを考えるとアクアリターンが正解だったような気もします。
ここからは相手はボスの指令orヤミラミに繋がるカードを引いたら勝ち、自分もウッウで1体倒せば勝ちという状況でしたが、ヤレユータンで1ターン稼がれ、かがやくリザードンをウッウでは倒せない(弱点を計算しない為)ボスの指令以外の勝ち筋があるのか山を見たところあなぬけのヒモが残っていたため、アクロマの実験で山札を引ききり勝つことができました。
山札にはポケモンいれかえも残っていたため、バトル場はウッウではなくキュワワーが正解であり、残りカードの把握の甘さがプレイにでていました。
いずれにせよ、相手がボスの指令orヤミラミに繋がらなかったことに助けられました。
相手のトラッシュの確認をしていませんでしたが、クララで超エネルギーを持ってきて、かがやくリザードンで攻撃してきたターンにロストマインを使用されていたら負けていました(制限時間ぎりぎりであったため相手が見落としていたかもしれません)。

トーナメント決勝 レジバレット 後攻(もっちさん)

こちらも準決勝と同じ動画で配信アーカイブがあります。
念願のもっちさんとのリベンジマッチです。
予選ブロックもトーナメントも遠いところにいて、なかなか対戦できませんでした。

ヌメルゴンVスタート。
初手にバトルVIPパスがあるが入れ替え札がない状態でした。
結果的に次のターンでヌメルゴンVを引けたから良かったものの、かくしふだで入れ替え札を引くつもりでバトルVIPパスの対象をかがやくゲッコウガとキュワワーにしましたが、2枚目のヌメルゴンVを出してそちらにエネルギーを付けるのが安牌だった気がします。
後2もアクロマの実験でしかロストゾーンを溜めれずかなりつらい状況でした。手札にVSTARや結晶の洞窟があり、バトル場のヌメルゴンVが次のターンに倒されることへの要求を上げることはできたのですが、キュワワーを早くバトル場に出したかったためそのままターンを返しました。
後3でロストゾーンを一気に7枚まで溜めることができたので、ヌメルゴンVSTARの準備が完了し大事に持っていたビッグパラソルを付け要塞のできあがりです。
ドラゴンエナジーのレジドラゴが採用されているのかがわからなかったので、そのダメージラインを計算しながら耐久していましたが、頂への雪道も採用されている可能性があったので、結晶の洞窟を出したターンでモイストスターを使ったほうが良かったかもしれません。
ここからは負け筋のキュワワーを回収し、ヌメルゴンVSTARが倒されることも想定し、ボスの指令+アクアリターンでレジエレキを取ることも考えて山札を掘り進めました。
最終的にボスの指令でかがやくゲッコウガをしばり、次のターンに再度ボスの指令でヌメルゴン?を相手は選択しましたが、トップでエネルギーを引き(ミラージュゲートも手札にありました)かがやくゲッコウガを逃がすことができたため勝ち切ることができました。


感想

プレイミスが多々あり反省点だらけです。
かなり運に助けられて初めてこの規模の大会で優勝することができました。
マッチング(苦手デッキをひかない)、ドロー、サイド落ち状況、などなど運がいい日ってあるんですね(ロト買いました)。


賞品もかなり豪華で嬉しいです。
配信卓の経験も初めてで、自分のプレイを客観視することが出来たのも良い経験となりました。
そして、自分のプレイが思っていたよりも遅いということも知りました……
再び配信卓での対戦が出来るよう練習していこうと思います。

MVPはビッグパラソルです。


デッキリスト

お待たせしました。こちらが当日使用したデッキリストです。
横浜CLに当選すればこのデッキも候補となるので公開は悩みましたが、既にTwitterのほうで公開しているので曝け出します。


採用カード解説

  • ヒスイヌメルゴンV、VSTAR
    多くても2体しか準備できませんが、VSTARに繋がるカードがハイパーボールしかないことに注意します。

  • かがやくゲッコウガ
    ヌメルゴンの使用するエネルギーで無理なくげっこうしゅりけんを打てて、ドローできるのでかがやく枠はゲッコウガを選択しました。
    かくしふだのコストはふつうのつりざおで戻せる2枚までは基本エネルギー優先ですが、それ以降はキャプチャーエネルギーを優先します(たね切れはしない盤面ができていることが前提)。

  • ウッウ
    基本的に相手のVSTAR、VMAXを2パンしてサイドを取っていくので、後1、先2でおとぼけスピットを目指します。
    環境デッキでは、レジギガス対面のみ壁以外の役割がないため積極的にロストします。

  • ネオラントV
    サイド落ち確認必須です。
    序盤アクロマの実験がないとき、後半ボスの指令やメリッサを探したい時に使います。
    このデッキにおいてはデメリット以上のメリットがあると思っています。

  • キュワワー
    スタートしたいポケモンなので4枚採用。
    かがやくゲッコウガが採用されていそうなデッキでは、場に2枚いる状況でターンを返すには注意が必要です。

  • ポケモンサーチ系
    クイックボール、ハイパーボール、バトルVIPパス、キャプチャーエネルギー
    枚数バランスを一番迷うところかと思います。
    ヌメルゴンVを1ターン目に出したいのでバトルVIPパスを採用しています。
    ボールのコストにするカードには毎度迷います。
    後半は山札にネオラントが残っているどうかでロストの判断をすることがあります。

  • 入れ替え系
    ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ、ふうせん
    エンペルトVやガラルマタドガスで特性を止められるのがつらい為、あなぬけのヒモを増やしても良いかもしれないです。
    ヌメルゴンVスタートしてしまった時に逃げ3が重いので合計4枚採用です。

  • 回収ネット
    一番レギュ落ちしてほしくないDレギュカード。
    前半にロストを溜めるために積極的に使いますが、最終盤面では相手の残りサイドプランを考えながら盤面からキュワワーがいない状態を作ることを意識する必要があります(特に対パルキア)。
    ターボ構築とは違い、かがやくゲッコウガよりもキュワワーに使用することを優先したいケースが多いです。

  • ミラージュゲート
    4枚採用したいですが、枠の都合で3枚採用。
    序盤であれば1枚目はロストすることが多いです。

  • ふつうのつりざお
    エネルギー管理が難しいので2枚採用したいところですが、枠の都合で1枚採用です。
    基本的にはロストしたくないカード。

  • こだわりベルト
    相手のベンチのVをヌメルゴンVSTARで1パンする、VMAXやおまもり付きVSTARをヌメルゴン+ウッウで2パンする、ミラーでヌメルゴンVSTARを2パンする、ウッウでVSTARを2パンする、など使い道がかなりある為2枚採用。

  • ビッグパラソル
    ロストギラティナ、ロストバレット、レジギガス、状態異常持ち(そらとぶピカチュウやガラルマタドガスなど)以外では不要なのでロストして構いません。
    上記対面ではサイド落ちしないことをお祈りします。
    こだわりベルトを先に付けてロストスイーパーやツールスクラッパーを先に使わせることも視野に入れます。
    ツールジャマーへの対策札はありませんが、出されたターンにヌメルゴンはきぜつしているのでお祈りするしかないです。

  • マリィ
    自分のデッキを回すことだけを考えると使用したいケースは少ないですが、ロスト軸、ターボ軸など刺さるデッキが現環境には多いです。
    前半に引いてしまった時はロストを溜めるカードのほうが優先したい為、ロストしてしまうことが多いです。

  • セイボリー
    パルキア、レジギガス、ミュウ対面ではロストゾーンが7枚溜まった後の中盤で使用したいです。
    ドロー目的のみでやむを得ず使用することもあります。

  • アクロマの実験
    後1、先2で使用したい為4枚採用。
    手札にある際にははなえらびよりも先に使用します。

  • ボスの指令
    枚数増やしたいですが枠の都合で2枚採用。
    前半はアクロマの実験を使用することが優先の為、1枚はロストしてしまうことが多いですが後半に後悔することが多いです。

  • ポケモンセンターのお姉さん
    おしゃれ枠。
    ヌメルゴンVSTARがバトル場にいる際に状態異常でアイアンローリングが打てなくなることを防ぎます(できればビッグパラソルを付けたい)。
    また、中打点デッキで相手の計算をずらすことができます。
    2パンラインをずらせないような高火力な対面の場合には、優先的にロストしてしまいます。

  • メリッサ
    アイアンローリングと合わせて-200ダメージにしたり、中打点デッキ相手にかがやくゲッコウガやネオラントVがバトル場にいる状態で耐えてターンを稼ぐことにも使えます。
    非エク対面や、序盤に引いてしまったときにはロストの優先度が高いです。
    また、ロストゾーンが7枚溜まった時点でバトル場がヌメルゴンになることが多く、はなえらびを使いにくくなることからロストゾーンを7枚→10枚にするのが少し大変だったりします。

  • 結晶の洞窟
    スタジアムは3枚入れたいところですが、枠の都合で2枚採用。
    エイチ湖では1度も効果を使用できずに貼り替えられてしまうことがある為、確定で恩恵を受けれる結晶の洞窟を選択しました。
    中打点デッキの計算をずらせる可能性があります。
    頂への雪道でモイストスターが使用できなくなるのが怖い為、頂への雪道が入っていそうな対面では温存します。

  • 基本エネルギー
    げっこうしゅりけん、アクアリターンと水エネルギーの用途が多い為、水>鋼にしています。
    基本的にロストはしたくないですが、1枚ずつであればなんとかなります。

入れ替え候補カード

  • マナフィ
    キュワワー以外にげっこうしゅりけんで倒されるポケモンがいない為、キュワワーを2体場に出さないプレイングをすることで不採用としました。

  • クロバットV
    後1、先2ではアクロマの実験を打ちたい為、確定でサーチできるネオラントVを優先した為不採用。
    また、ネオラントVはアクアリターンでデッキに戻す択がありますが、クロバットVにはそれができないのも理由のひとつです。

  • ドラピオンV
    ミュウへの対策カード。
    最近ミュウが少なくなってきており、ドラピオンVスタートしたくない為不採用。

  • かがやくサーナイト
    アイアンローリングと合わせて-100ダメージにすることで強みを出せるのは中打点デッキ対面ですが、他にもそれができるカードが採用されている為不採用。
    青天井系にも要求を増やせることがありますが、かがやくゲッコウガよりメリットが少ないのかなと思います。

  • おおきなおまもり
    HP+30はサーナイトと同様の活躍が見込めますが、こだわりベルトとビッグパラソルのほうが優先度が高いと判断し不採用。

  • ヒスイのヘビーボール
    ヌメルゴンVが2体以上サイド落ちするとかなりきついですが、他の水軸デッキほどかがやくゲッコウガに依存してはいない為不採用。

  • エネルギーリサイクル
    採用することでエネルギー管理を楽にでき、かくしふだをバンバン使っていける為欲しいカードではあります。
    序盤で引いてしまった際はロストやボールのコストにすることが多くなる為、つりざおを大事にするプレイを心掛けることで不採用としました。

  • キャンセルコロン
    初期構築ではミルタンク、ジュラルドンVMAXの対策に入れていましたが、どちらも環境に少なくなってきているのと、プレイングで対応できる為不採用。

  • ロストスイーパー、ツールスクラッパー
    頂への雪道、こだわりベルト、ツールジャマーなど割りたいカードはありますが、ボール使用時にコストにする可能性が高い為不採用。

  • すごいきずぐすり
    コストにするエネルギー管理が大変なので不採用。
    採用するのであればスタジアムをトレーニングコートにすることが必須かと思います。

  • モミ
    エネルギートラッシュが現状の構築だとつらい為不採用。
    仮にエネルギーのついていないヌメルゴンが殴られたとしても、他に使いたいサポートがあると思います。

  • ネジキ
    奇襲や負け筋を消すことに使えますが、序盤はロストしてしまう優先度が高いことと、サーチ手段がネジキの対象にしたいネオラントしかない為サーチから即起動するとヌメルゴンVSTARに進化できず使い道が制限されてしまうことで不採用としました。

  • ツツジ
    逆転を狙える強力なカードですが、現環境ではマリィでも刺さるデッキは多く、序盤に使用できない制限があることからロストしてしまう可能性が高い為不採用としました。

  • 頂への雪道
    刺さるデッキは多いですが、2枚の枠に入れてしまうとモイストスターを使えなくなる可能性が高い為不採用。

  • エイチ湖
    結晶の洞窟の説明にも書きましたが、確定で効果を使用できない為不採用としました。
    スタジアム枠を3枚に増やすのであれば青天井系の要求を上げられるので、1枚はエイチ湖でも良いかもしれません。

  • トレーニングコート
    すごいきずぐすりの採用など、やれることは増えると思いますが、相手への恩恵が大きい為不採用。

こんなところでしょうか?
他にこれ入れるといいんじゃない?ってカードがあったら教えてください。


デッキの回し方

基本的には先攻を取りたいです。
カード採用理由の説明と被るものがあるかと思います。
常に相手の最大火力を計算しながら戦っていきます。

序盤

盤面をつくりつつロストゾーン7枚を目指します。
おとぼけスピットでダメカンをのせておくことが後半に生きることが多いです。
非エク対面の場合はヌメルゴンの2体目の優先度は少し下がります。
2ターン目までは先攻と後攻で目標が異なるので個別に書きます。

先攻1ターン目

盤面を作ることを優先します。
ロストを2枚は溜めておきたいです。
対面にもよりますが、かがやくゲッコウガを出しつつヌメルゴンVを2枚出したいです。
はなえらびで積極的にバトルVIPパスを探したいところ。
アクロマの実験が手札にない場合、ボールを1枚温存して次ターンにネオラントVを出すことも意識します。

後攻1ターン目

アクロマの実験を必ず使用したいターンです。
盤面作成に加え、ロストゾーンを4枚溜めておとぼけスピットを狙います。
スタートの手札でできるはなえらびやかくしふだで引けなかった場合は、ボールをネオラントVに使います。
ヌメルゴンVが1枚しか出せなかった場合、次のターンにヌメルゴンVを取られてしまう可能性がある為、ウッウにこだわりベルトを付けて2パンする択があります。
このターン以降、げっこうしゅりけんを打てる対面で次ターンにエネ加速できる可能性(スターポータル、ひょうせつのまい、ミラージュゲート、キバナなど)があるのであれば、キュワワーが2体場にいる状態でターンを返してはいけません。

先攻2ターン目

アクロマの実験を必ず使用したいターンです。
回りが良い時は、このターンでロストゾーンが7枚に届きます。
ロストゾーンが7枚に届く場合はヌメルゴンVSTARとかがやくゲッコウガの択があるので相手の盤面によって使い分けます。
基本的には無理せずおとぼけスピットを狙うほうが安全かと思います。

後攻2ターン目

アクロマの実験を必ず使用したいターンです。
ロストゾーンを7枚溜め、ヌメルゴンVSTARか、かがやくゲッコウガで攻撃することを目指します。
基本的には先攻の時とやることは変わりませんが、先攻の際よりもロストゾーン7枚を強く意識します。

中盤

残りのエネルギーとミラージュゲートを意識し、2体目のヌメルゴンVSTAR、かがやくゲッコウガ、ネオラントVのどれを準備するかを考えます。
ヌメルゴンVSTARが完成しバトル場にいる状態となると、ロストゾーンを増やしていくことが難しくなっていきます。
後半にメリッサを使用したい対面では、アクロマの実験+はなえらびで条件に届きます。
また、この辺りからこだわりベルト付きヌメルゴンVSTAR+ボスの指令でVポケモンを倒す動きや、セイボリー、マリィでの妨害も積極的に狙っていきたいです。
頂への雪道が入っていそうな対面の場合は、早めにモイストスターを使用することも考えてください。

終盤

相手の残りサイド次第でキュワワーやかがやくゲッコウガに回収ネットを使用し盤面を減らしていきます。
盤面を2体にするとヒモを2連続で使用されてアイアンローリングの効果を消されてしまうことがあるので、あなぬけのヒモの採用枚数の多いミュウ対面では3体のほうが安全です(他の対面ではレアケースだと思います)。
打点の低いデッキや、相手の残りサイドが2枚以下の場合はヌメルゴンVSTAR単騎も良いです。
やまびこホーンを警戒し、ふつうのつりざおでエネルギーを戻すタイミングでヌメルゴンVがトラッシュにあれば戻しておきたいです。
こだわりベルト+ダンデ、あなぬけのヒモ+ボスの指令などで殴り合いよりも早くヌメルゴンVSTARが倒されてしまった場合のプランも考えておきます(おとぼけスピット、げっこうしゅりけん、アクアリターン)。
メリッサが使える状態であればほとんどの場合で1ターン余裕ができます。


環境デッキへの考え方

パルキアうらこうさく

基本的には有利ですが、うらこうさくでの対応力の高さがあるので油断してはいけません。
パルキアVが場にいる時点で、次のターンにげっこうしゅりけんが飛ばせるものと思ってください。
その状況でキュワワーを2体並べてターンを返してはいけません。
やまびこホーン+げっこうしゅりけんの可能性もあるので、トラッシュにキュワワーがいる場合は早い段階から場から回収することも考えます。
しかし、マナフィがいなければこちらも早い段階からメッソンorジメレオンへのげっこうしゅりけんも狙っていけます。
最大火力の計算が一番複雑で、こだわりベルト+ダンデ+クイックシューター×2+やまびこホーンで最大+120されることを想定しながら戦います。
相手の使用してきたカードでどこまで火力を伸ばせるか予測しながら戦うことにはなります。
あなぬけのヒモ、クロススイッチャー、ボスの指令を複数使用されなければ1パンされることはありませんが、うらこうさくでサーチが容易なため注意しなければなりません。
頂への雪道が採用されているのでモイストスターのタイミングにも注意が必要です。

ミュウ

不利寄りです。
ドラピオンVなどの対策カードを入れたほうが良いかもしれません。
ビックパラソルはじょうねつのしずく対策にはなりますが、エネルギーの付いていないヌメルゴンVがロックされた状況以外で使用されることはないと思うのでロストして問題ないです。
こちらはVMAXを1パンできない為、サイコジャンプをされないようミュウVが場にいない状況を作りたいです。
アイアンローリングの軽減ありで、ダイミラクル、テクノバスター、メロディアスエコー(3枚)がすべて130になります。
パワータブレットの残り枚数は常に把握するようにしてください。
結晶の洞窟やポケモンセンターのお姉さんで2パンラインをずらす場合は、メロディアスエコー(4枚)も警戒する必要があります。
あなぬけのヒモを複数採用していることが多いので、ヌメルゴンVSTARが1パンされることも想定しながら戦います。
また、やまびこホーンにも注意が必要です。

ロストギラティナ

五分だと思っています。
ビッグパラソルが重要なのでサイド落ちしないことを祈ります。
げっこうしゅりけんにも注意が必要で、相手がキュワワーを2枚並べた場合はこちらも狙っていきたいです。
早い段階でこだわりベルトやふうせんを付け、ロストスイーパーを使わせたいです。
こちらはヌメルゴンを2体準備し、サイドを先行できればビッグパラソルを突破されても問題ないです。
頂への雪道が採用されている可能性がある為、モイストスターのタイミングにも注意が必要です。

キュレムパルキア

不利寄りです。
ビッグパラソルはロストして構いませんが、メリッサをロストすると後半に苦しくなります。
アイアンローリングの効果中であってもエネルギー5枚トラッシュのダイフロストでヌメルゴンVSTARが1パンされてしまいます。
一度1パンされてしまうと、はくぎんせかい+スターポータルでもう一度5枚トラッシュが容易にできてしまうため、スピードで負けてしまうと逆転はできません。
スターポータルを使用させたくない為、パルキアVをベルト付きヌメルゴンVSTARで1パンしたいです。
ボスの指令の採用枚数的に1-2-3のサイドプランを取ることになることが多いので、こだわりベルト込みの2パンでキュレムVMAXを1体は倒す必要がありますが、モミで耐久されてしまうことがあります。
白熱のアルカナでVガードエネルギーが収録され次環境では要求をあげることができる為、特段対策する必要はないのかなと思っています。

アルセウスギラティナ

有利です。
アルセウス自体はダブルターボエネルギーがついていれば警戒する必要はないので、ギラティナから倒したいです。
トリニティノヴァ+ロストインパクトで相手も2パンできることに注意してください。
マリィが多めに採用されているので、ボールでの山札の圧縮を早い段階から意識します。
頂への雪道が採用されているのでモイストスターのタイミングに注意が必要です。

アルセウスそらとぶピカチュウ

有利です。
ビッグパラソルは基本的にはロストして構いませんが、ポケモンセンターのお姉さんがサイド落ちしていないことを確認してからのほうが良いです。
そらとぶピカチュウVのでんきショックでマヒにされると入れ替えが要求される為です。
最大火力はジュナイパーVSTARのサマーソルトフェザーであることに注意が必要です。

ロストバレット

有利です。
ビッグパラソルはロストしないほうが良いです。
注意するのはかがやくリザードンとヤミラミとアメイジング系です。
相手のロストゾーンが10枚溜まる前にヌメルゴンにビッグパラソルを付けたいです。
かがやくリザードンにヌメルゴンVSTARが倒されてしまうことを想定しつつ、後半にウッウやかがやくゲッコウガ、ネオラントVで攻撃することを視野に入れます。
おとぼけスピットは弱点を計算しない為、かがやくリザードンを1パンできないことに注意してください。

レジバレット

有利です。
ビッグパラソルが重要なのでサイド落ちしないことを祈ります。
ウッウはあまり役割がない為、たね切れの心配がなければロストして良いです。
ヌメルゴンVSTARが完成してしまえば負け筋はほぼレジアイスのブリザードバインドのみになるので、パラソルで対抗します。
パラソルがサイド落ちしてしまった場合はヌメルゴンVで戦うことになりますが、ドラゴンエナジーのレジドラゴに1パンされる可能性があるのでレジドラゴ以外を倒していくほうが安全です。
また、ネジキからのかがやくリザードンも警戒しておいたほうが良いです。
ネオラントVのアクアリターンでレジエレキを倒せることも意識しながら戦います。

ターボディアルガ

不利寄りです。
スピード勝負にはなりますが、アイアンローリングを先打ちしてヌメルゴンVSTARを2体準備できればなんとかなったりします。

スピードザシアン

不利です。
相手がガン回りしてしまうとどうにもなりません。
エネルギーが多くついているザシアンを優先的に倒し、相手が止まってくれることを祈ります。
ウッウでサイドをずらしたり、げっこうしゅりけんでサイドを複数とることも視野にいれます。

番外編

ガラルマタドガス系統

不利です。
ビッグパラソルはロストしないほうが良いです。
キュワワーとウッウの特性を止められてしまうので、あなぬけのヒモとかがやくゲッコウガが重要になります。
ヌメルゴンVSTARを完成できてもバッドポイズンがつらいので、ビッグパラソルとポケモンセンターのお姉さんで対抗します。
ヌメルゴンを進化させないことでも毒対策はできますが、相手の最大火力を常に計算してください(大体進化しないと厳しいはずです)。
ガラルマタドガスの相方はダークライVSTARが一番つらく、アイアンローリングの効果中でも1パンされることがあります。

ロストヌメルゴン(ミラー)

長期戦になる可能性が有る為、メリッサはロストしないほうが良いです。
相手が油断してキュワワーを2体並べてくれたら積極的にげっこうしゅりけんを狙います。
ヌメルゴンVSTAR同士の殴り合いではこだわりベルトを付けることで2パンすることを意識します。
モイストスターを使用されたくないので、2回目の攻撃でこだわりベルトを付け120+150で倒したいですが、おおきなおまもりの採用率が高いので先貼りのほうが良いこともあります。

白熱のアルカナ環境での構想

  • ザマゼンタ
    キュレムVMAXの対策としては強いカードですが、VガードエネルギーでヌメルゴンVSTARを1パンすることへの要求をあげることができるので不採用の予定です。

  • アローラロコンVSTAR
    エネルギー的にはこのデッキに採用しても問題なく使用できます。
    入れてまで対策したい相手がおらず、HPの低さが負け筋となる可能性がある為採用しない予定です。
    対面したときが厄介そうで、現状の採用カードですと対応手段がヌメルゴンVのみです。

  • Vガードエネルギー
    キャプチャーエネルギーを減らしてその枠をVガードエネルギーにすることを考えています。
    その分クイックボールを増やしたいですが、何を削ろうかなというところです。

  • セレナ
    効果が選択できて強いですが、序盤はアクロマ実験を最優先で使いたいロスト軸との相性はそこまで良くないのかなと考えて採用しない予定です。

  • ふりそで
    ヌメルゴンVスタートしてしまった時の対策にはなりますが、状況が限られていますし、はなえらびを使用するよりもアクロマ実験を使用したいと考えて採用しない予定です。


まとめ

読みにくい記事をここまで読んでいただきありがとうございます。
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