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パソコンの仕組みも知らなかったド素人が、自作PCに挑戦した。

なんたら情報学部を卒業しても、
システムエンジニアとして働いていても、
パソコンがどうやって動いているのか知らなかった。

だって知らなくても使えるし。

そんな私がパソコンを組んで
ちょっと詳しくなりました。
いや、本当に勉強になった。



以下備忘録。

◆◆◆ 費用とパーツ ◆◆◆ 2022.12時点
CPU ¥15,370 Core i3 12100F
グラボ ¥25,800 GTX1660 SUPER(Palit)
マザボ ¥12,009 GIGABYTE H610M S2 DDR4
メモリ いただきもの
SSD ¥5,571 crucial P2 500GB
ケース ¥4,920 Thermaltake S100 TG Snow Edition
電源  ¥5,980 玄人志向 KRPW-L5-600W/80+
OS         ¥15,718   Windows 11 home
ブラックフライデーで -¥3,000
=====================
計   ¥82,368

◆CPU
PCゲーしないのであれば
グラフィック性能付きのCPUを購入して
グラフィックボードなしでもいいみたいだぞ。
Core iなんとかよりも、第何世代かが大事な様子。

◆グラボ
かなりコスパのいいものらしい。
生産が終わってしまったので代替のものを探そう。

◆マザボ
組み立て終えてから知ったが、Wi-FiモデルだったりBluetooth搭載モデルがあったりする様子。
あとから搭載するのは面倒であるゆえ、選定の際には気をつけねばならぬ。
あとは搭載する予定のパーツが載らない、と言う場合もあるので購入前に必ず確認しておこう。
マザボベースで買うか、買いたいパーツベースでマザボを選んで後のパーツをマザボベースで買おう。
インプットアウトプットの端子もマザボによって違うから注意。

◆メモリ
CPUが認識するクロック数のものを選ぶ。
ただし、マザボにいいチップが載ってるならCPUが多めに認識してくれるみたい。ぐぐって。

◆SSD
頼むから1TBは積んで。
500GB、足りまへん。データのやりくりが大変。

◆ケース
マザボやらグラボが入らんケースがあったりするので、サイズに注意だ。私はそんなことがあるとも知らずにテキトーに買った。入ったしオッケー。
見た目に興味がなかった私はなんでもよかったが、組み上がってみるとなかなかの大きさなので、もう少し見た目にこだわればよかったな、とか思う。

◆電源
600Wを買ったが、マザボグラボCPUあたりのスペックが高いと電源食うみたいなので、何Wのを買うべきか算出するべし(そういうWebサイトがある)

◆OS
Windows 11 Home
インストールメディアがないならパッケージ版を買えばいいし、何の話かわからん人もパッケージ版を買えばいいです。


◆別途必要になるもの
・マウス
・キーボード
・ディスプレイ(まあテレビでもいい)
・DPケーブル(or HDMI)
・ネットワーク環境
・LANケーブル(Wi-Fiのルーターにさしておく)
あとは音声出力の何かしらを

◆◆◆ 組み方のキロク ◆◆◆

先に言っておくが、
嬉しくなって電源装置からケーブルを先につないだり
楽しくなってマザーボードを先につけたりすると
後から痛い目を見る。
あとマザーボードにあるピンが折れたら使い物にならないので
洋服やこたつ布団などに引っ掛けないように気を付けるのだ。

それではれっつ。


◆CPUをつける
マザーボードの基盤中央にCPUを設置する
留意点としては、
・箱から出す時にCPUクーラーのグリスを触らないこと
・CPUを設置する際に銀のレバーを緩めないと設置できないこと
・CPUを設置して固定すると、覆っていた黒いパーツが勝手に外れること
(修理時に必要になるかもしれないため、保管しておくこと)
CPUの淵に凹凸があるため、パズルのように嵌める。

◆(CPU付属の)CPUクーラーをつける
CPUクーラーには、CPUとの設置面に冷却グリスが塗布されている。
手につくと悲しいので気をつけて。
向きはCPUクーラーの電源ケーブルが刺さる向き、固定の順番は対角線上が望ましい。
昔の手順を調べていると、ネジとかバックプレートが登場することもあり戸惑う。
全部無視してよい。
ネジは押し込むだけでカチッとハマるピンになっているし、
丈夫だからバックプレートはなさそうだった。知らんけど。


◆SSDをつける
マザーボードに対して平行に
SSDの短辺の片側(接触部)を挿し込み
もう片側の凹みをマザーボードから出てるネジに嵌めるんやが
松屋に置いてあるドレッシングみたいなキャップがあったので(伝われ)
嵌める前にキャップを外しておこう。
場所がわからなければすぐググれ。CPUの横やけど。


◆メモリをつける
もうここしか嵌るとこないやろ、みたいなところに挿す。
(マザボの取説見ろ)
両サイドにストッパーがあるので、解除しておこう。
(挿し込むと勝手にストッパーがストッパーとしての役目を果たすポジションに戻ってくれます)
メモリの性能差がある場合はどっちがどっちにつけたほうがいい、
みたいなのがあるらしいですが今回は関係ないので無視。

※CPUにグラフィック性能がある場合は、
 ここで一度電源をつけて動作確認をしよう


◆PCケースへ電源ユニットをつける
ケーブルを外に出して電源ユニットを取り付ける。
PCケースに隠されたネジがあった。一応皆も探すように。
ネジの形は平ためのネジの頭でした。伝わるかな。
一面を4点で固定すればオッケー。
(私は諦めて3点なのはここだけの話だ)
外から電源供給ケーブルを使用できるように向きには注意。

◆PCケースへマザーボードを取り付ける前に
①隠されたネジからどのネジが正解なのか、
 マザーボードを嵌める前にネジだけで確認しておく。
②PCケースは両サイドを外しておく。
③I/Oのカバーがあるので、内側から半ば強引にパチンと嵌め込む。
 壊れるんじゃないかとビビり散らかしたが、壊れなかった。
④I/Oのカバーを取り付けた下部分に窪みのようなエリアがあり
 4つの細長い模様がある。結論から言うとこれは外れるし、外す必要がある。
 グラフィックボードのケーブルが顔出す穴と排熱用の穴が必要。
 こればっかりは一度PCケースを横向きにして
 マザーボードを仮置きし(マザーボードの向きはI/Oのカバーに合わせる)、
 グラフィックボードも仮置きし(先に嵌め込まない)、
 必要な穴の数とポジションを確認してどこを外すか検討してから外すがいい。
 なお、こちらも半ば強引にくり抜く必要があるため、
 壊れるんじゃないかビビり散らかしたが、「優しく力強く」がよい。
 ピアノでいうとmpクレッシェンドmfである。

◆PCケースにマザーボードを固定する
 PCケース内部の片面に接続できそうなネジがあらかじめ埋まっていたため、
 マザーボードの穴(ゼブラ模様の縁)から顔を出してもらって
 上をネジで固定する。
 I/Oがきちんと外から接続できるように気を付けるように。
 すべての穴が嵌るわけではなく、大変に苦労した。
 自己責任だが3点留まっていればそれ以上は無理しなくてもよさそう。
 留まっていれば留まっているほど安心ではある。
◆PCケースのケーブルと、電源ユニットからのケーブルを取り付ける
 なぜ先にグラフィックボードをつけなかったかというと
 この作業でグラフィックボードが超邪魔だったから。
 なぜ先にケーブルをつけなかったかというと
 電源ユニットからPCケースにケーブルを上手く這わせるにはこれしかなかったから。
 というわけで、ケーブルを挿す。
 こればっかりはマザーボードの取説と、電源ケーブルを見て接続していくしかない。
 ケーブル端子の形が違ったり、ピンの有無がちょっとずつ違ったりするのでよく見ろ。
 <電源ユニット>
  ・マザーボード用の電源(20+4ピン)
  ・CPU用の電源(4+4ピン)
  ・グラフィックボード用の補助電源(6+2ピン)※先につけなくていい
  ※HDDや光学ドライブ用のケーブルは今回使用しないため無視。
  ※そのほか、古い規格のケーブルがあるかもしれないが無視。
  電源ケーブルの種類は、以下のサイトがわかりやすくてよかったので参考にしてくれよな。
  参考:パソコン知識/電源ユニットのコネクタ種類 - パソ兄さん
  https://www.pasonisan.com/customnavi/z1012power/02atxconector.html
 <PCケース>
  USB3.0ケーブル
  USB2.0ケーブル
  オーディオケーブル
  スイッチコネクタ
  (スイッチコネクタは細々としているのでよく調べてよく読め)
  参考:各ケーブルの配線 | 初心者のための入門講座
  https://jisaku-pc.net/build/cable_setup.html#PC


◆PCケースとマザーボードにグラフィックボードを取り付ける
 お待ちかねのグラフィックボードの取り付けである。
 マザーボードにはメモリ同様ストッパーがあるので、予め解除しておこう。
 PCケースに開けた穴部分に合わせて、
 マザーボードの接続箇所に合わせて、マザーボードを差し込む。
 グッと押し込めがストッパーがカチッと嵌る。
 あとはPCケースの内側から、穴の側面らへんにネジで固定し、
 グラフィックボード用の補助電源(6+2ピン)を
 ピンの形を見ながら差し込めば完了。

◆起動確認
 電源ユニットからコンセントまでのケーブルを接続し、
 キーボードとマウスをPCケースに接続
   グラフィックボードとディスプレイを接続したら、
 PCケースの電源ボタンを押下する。
 グラフィックボードの設定画面が起動していれば成功だ。
 ※起動しない場合は悲しみながらケーブルがきちんと接続されているか確認しよう。
 ここで起動していれば、電源は一度落とそう。

◆OSインストール
 今回購入したのはインストールメディア付きのWindows11。
 ①インストールメディア(USB)を差し込んでから電源を付ける。
 ②Windowsの設定画面が表示される。
  インストールする言語やキーボードの種類を設定。
  「今すぐインストール」ボタンを押下
 ③ライセンス認証画面にて、
  Windows11に付属しているiTunesカード(死語)のようなカードに記載されている
  プロダクトコードを入力する。
  ソフトウェアライセンス条項に同意する。
 ④アップグレードとカスタムを選択する画面が出るが、
  どうやらWindows10から上げる場合(すでにOSがインストールされている場合)はアップグレード
  OSがインストールされていない場合はカスタムを選択。
  もちろん今回は自作PCのためカスタムを選択だ。
 ⑤Windowsのインストールの場所を選ぶ。
  よくわからなかったので「ドライブ0の割り当てられていない領域」を選択。
  もはやこれしかなかったし、新しいパーティションを作成するべきかどうか
  検討するよりも「早くパソコン動かしてえ~~~~~」が勝ったため
  そのまま次へボタンを押下。今のところ動いているので問題はなかったといえよう(人柱)
  Windowsのインストールが開始される。PCは勝手に数回再起動する。
  見守れ
 ⑥■■
  ■■ ※起動した
 ⑦LANケーブルを接続する
 ⑧あとはAndroidスマホを持ってたら連携したり、
  Microsoftアカウントでログインしたり
  別に手順を記録しなくてもだらだら設定できるところです。


◆ゲーミングのリフレッシュレートを設定する
 システム>ディスプレイ>ディスプレイの詳細設定から
 リフレッシュレートを最大に設定しよう。
 ただし高ければ高いほど消費電力は食う。
 そしてディスプレイ性能による。
 みんな「ゲーミングディスプレイ」って書いていることに騙されて
 ほいほい安いの買うんじゃないぞ。
 ゲームするなら144Hzだ。(by 75Hzユーザ)
 ハイエンドモデルだと240Hzや360Hzもあるみたいだ。
 未知の世界だな。


と、いうわけで自作PCを作成して、
夜な夜なゲームに勤しむ出不精が完成したわけである!

おしまい


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