鬱人〜うつんちゅ〜

7月某日にメンブレを起こして職場に行けなくなってから数週間経ち、何度かの診察を経て、鬱が確定した。自分の症状の記録と、あとなんとなく心を整理するためにnoteを書いてみることにする。

といっても30分くらい前にブロンとプレコールをウォッカでカクテルしてODしてるので、そのぶん今は行動力があるだけかもしれないけど。

メンブレのきっかけは些細なものだった。多分私生活の人間関係が上手くいかなかったり、乳癌の母の情緒不安定でなんとなくストレスを受けていたり、(そんな母が口喧嘩になったある時に私に対して力で言うことを聞かせようとしたので過去のトラウマが刺激されて辛さがあった。経済的に一人暮らしはまだ厳しかったから、それでもどうにかしたいと思い、なにか薬なりカウンセリングなり方法はないか主治医に相談しても、しっかりしろの一点張りだったことも心を病んでいく原因になった気がする。)他の人より自分は仕事が遅いと自覚して自己肯定感が下がっていたり、そんな中で物損事故を起こしてしまったり、まあ原因は山ほどあるだろう。
しかし決め手になったのは、職場で応援に来ていた人がその日貧血気味でうまく仕事が出来なかった私に対して、この人寝てる〜wみたいなジェスチャーを応援の人同士でしたり、私の目の前で私のいつも一緒に仕事する先輩に愚痴を言って聞かせたり、それでちょっと落ち込んで作業スピードが落ちていた私を邪魔と突き飛ばしたり…みたいな感じだったと思う。
その日の退勤時に私は過呼吸を起こし、帰宅するために車を運転することも出来なくなり、ご飯は食べられなくなって、翌朝には布団から起き上がることが出来なくなっていた。会社に欠勤のための連絡をしようにも「連絡ってなんだっけ」といった感じでスマホをただ握りしめることしか出来ない。結局欠勤連絡ができたのは11時頃だった。もっと早く連絡してほしいという上司からの言葉(これも思い返すとかなり優しく言って貰っている)にもダメージを受け1時間天井を見るだけの行動不能状態に陥り、その際言われた「今日はゆっくり休んで」に対して「休むってなんだっけ」という状態になっていた。この頃には胃痛と頭痛のどちらか、もしくは両方が常にある状態で、空腹を感じても『噛む』という動作をするための気力さえ無くて食事はプロテインかカロリーメイトのゼリーかたまに食パンを水でふやかして胃袋に流し込むみたいなことしかできなくなっていた。そしてそんな食事でさえ胃もたれを起こしていた。
ものが食べられる時には過食(ただし飲み込めず吐き出すことも多かった)をし、飲酒した際は酔いが冷めることに恐怖を感じて酔いが覚めてはまた飲むといった食生活になっていた。数日後医者にかかり、はっきりとした明言はなかったものの必要ならば診断書を書くというほぼ確定演出といっても過言ではない言葉があった。

それから毎日、仕事に行かなくてはという義務感と体が動かない無気力、そしてランダムで現れる体調不良、仕事を休むことの罪悪感と行けなかった自分に対して感じる不甲斐なさ、一日なにもしないまま終わることへの恐怖と焦燥感がずっと消えない。
せめてもの抵抗でお菓子を作ったりするが、そんなもので満たされるのは一瞬だけだ。作っても食べられず戻したことが何度もあった。
飲酒量と喫煙量、飲み込んでは吐き出す意味の無い食事の量だけが増えていく。もう健康というものは取り戻すことができず失うのみかもしれない、そんな思いだけ膨れ上がっていく。

誰かに助けてほしいという思いはあるのに、人を信じられないから誰も自分には触れないでほしいと思う。ほんの少しだけ好転の期待をして、失敗して鬱が加速する毎日。くるしい。くるしい。

私は一般人に戻れるのだろうか。
もう何も分からない。

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