思考回路を停止させ無心でイラストの練習をしても大して上達しなかったという話

三日坊主で終わるだろうと思っていたおじさんの美少女イラストへの挑戦。気づいてみれば毎日かかさず絵と向き合って二か月が経過していました。
過去に成功を収めてきた人はみな口をそろえて「継続こそ力」「努力できる才能」と言ったとかなんとか。では、二か月間毎日イラストの練習をして納得のいく成長はあったのか。

う~ん、残念。これが無かったんだな。

「それは単に、練習量が足りなかったんだろそれ」って思われるかもしれませんが、今までの累積の練習量を算出してみたら以下のような実績でした。

枚数:130 ※1
総練習時間:146時間 ※2

※1 両面の場合は2カウントとして換算
※2 ペンを握ってキャンパスと向き合っていた時間(資料集めや座学的な学習は含まない)

二か月間でこの練習量を多い・少ない、どのように捉えるかは人それぞれだと思う。しかし現状フルタイム労役に処されているおじさんが確保できる時間で練習できるボリュームは一日平均2時間程度が限界だ。

で、どれくらいの成長があったかというのはオリジナル絵を晒すのが一番手っ取り早いとは思う。
……思うのだがこれに関しては、またの機会に成長の過程をまとめた記事で紹介したいと思う。

最初期にあった人間の女の子を描こうとして、クリーチャーモンスターが生まれるという状況からは脱した。まぁ、作画崩壊しつつも人間種の雌であると万人に認識してもらえる程度の絵は描けるようになった。
多少なりとも成長しているならいいじゃん、と思われたあなた。

全然よくないし、大きな不満を個人的には感じている。何が不満かというと、150時間近い時間を投入してその程度しか成長しなかったという点だ。
劣悪な労働環境のせいで時間に追われる現代人。そんな我々にとって150時間というのはかなりリソースである。それだけのリソースを投入しておきながら、得られるものが僅かというのは精神的にきつい。

年齢的なハンデと先天的なハンデを抱えていることもあり、成長速度が遅いのは仕方がない。加え、ここ最近数か月はストレス起因で思考力が鈍っているのも悪影響を及ぼしている。

いくら時間を投じて、最も効率的な練習方法と言われている模写に取り組んでも、思考回路が停止してるのでは意味がない。
実際、模写の精度は最初の頃に比べてそこそこ改善してきている。ただし、思考回路を停止させて、コピー機のように無心で線を引いては消して引き直すという作業を繰り返しているだけ。これでは意味がない。模写元の絵の線一本一本の意味を考えながら、常に思考を巡らせながら模写をしなければ上達にはつながらない。イラスト界隈の先人たちも口をそろえてそう仰っているし、自分自身でも理解している。
しかし、どう頑張っても思考回路が機能せず、無心になってしまう。

この問題を根本から解決するには、原因となっているであろうストレス要因を取り除くしかない。
つまり何が言いたいかといえば、金に余裕があるのであれば長期休職したい……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?