イラスト修行初心者だけど、自分のお絵描き歴を振り返ってみようと思う

小学生
就学すると、もれなく図工の授業が6年間ついてくるので、それなりに絵は描いていたはず。おそらく絵を描くことに苦手意識を持ち始めたのはこの頃かと思う。同学年の中でも下手な部類で、日々コンプレックスになっていった記憶がある。とにかく何を描いても立体感がなく、平面的になってしまい凹んでいた記憶が脳裏に浮かぶ。
幸いにも工作の方は得意だったようで、結構先生に褒められていた気がする。電動糸ノコでベニヤ板裁断するのとか楽しかったなぁ……
少し話は逸れるが、何かの選択授業でセル画を描いた記憶がある。アニメ=セル画という時点でおじさんの年齢が割れてしまいそうなのはさておき、子供ながらにアニメの製作が如何にヤバイ(作業量的な意味合いで)ものであるかを悟ってしまった。これだけ手間のかかるセル画を毎秒何枚も用意して20分間動かすとか正気の沙汰ではないなと。(デジタル工程が増えた今でも現場は正気の沙汰では無いと思うが)
2〜3億円で30分枠12話アニメが製作できるアニメ業界の人件費っていったいどうなってるんですかね……(みてみぬふり)

中学生
あまりに昔過ぎてどんな課題に取り組んだのか覚えていないが、絵を描く課題は間違いなくあったはずだ。
彫刻とか立体工作的な課題は結構得意だったと記憶している。

高校生
高校の選択授業で美術・音楽・書道のいずれかを選ばなければいけないというカリキュラムがあった。音楽は女子ばっかり、書道は大嫌いなので、消去法的に美術を選んだ。立体工作的な課題は結構好きで評価も上々だったのだが、絵の課題となると苦戦した。特に苦痛だったのがデッサンの課題。ひたすら鉛筆でグレイスケールの絵を描くという作業が地獄以外の何物でもなかった。
高校一年生で絵を描いて以降、絵を描く機会が無くなったことによりお絵描きとは無縁の人生に。

2018年2月
幾年の時が流れて少年から青年になりお兄さんからおじさんへ。暇だったという理由だけで、イラストの練習に手を出す。6000円くらいのペンタブを購入していざ練習を始めるも3週間でギブアップ。
当時なぜ失敗に終わったのかと振り返ってみるといきなりデジタルで練習を始めたのがマズかったと思う。初めて触れるペンタブというデバイスにストレスMAX。
ワコム製のハイエンド液タブならまだしも、激安中華ペンタブを最初のパートナーに選んだのが良くなかった。安い道具でもそれなりに良い作品を作れてしまうのは腕の良い絵師の特権で、本来初心者は可能な限り良い道具を選んで道具の力も借りて上達すべきだ。
目標設定が曖昧だったのも良くなかった。途中で筆を折る人にありがちな「上手くなりたい」という呆然とした目標を掲げていた。
加えて、練習方法の悪さも祟った。不慣れなペンタブでポーズマニアックに手を出してしまったのだ。あの練習方法は初学者にはハードすぎるし、今現在の自分でも無理だと思う。
折れるべくして折れたというのが2年前の冬。

2020年1月
そして今回の挑戦。今回も一週間くらいで折れるだろうと思っていたら、意外なことに長続き。現在、二ヶ月半毎日欠かさずイラストに取り組んでいる。
元々はアニメが大好きで、アニメ鑑賞に多くの時間を費やしていたのだがここ最近は不作で暇を持て余していた。
まとまった時間も確保できるということで、再びイラストにチャレンジすることを決心。
今回は短期で折れないように目標設定も具体的なものとした。(この辺りはまた別の機会に記事にしようかと思う)

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