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私のオススメSideM楽曲10選

 ポケットモンスター天地四心伝、雨水は凪左を庇って命を落とす/凪左を守り切れずに目の前で失う 君はどっちだと思う????
 たまには企画に乗っかってみるかということで、S.E.MP舞田・北村想楽担当の私的オススメSideM楽曲10選です。うんうん唸りながら無理矢理10曲選びました。長いです。音楽に明るくないのでこう、用語とか間違ってたらすみません、雰囲気で読んでください。中の人やライブにもちょっと触れてます。後半は特に怪文書となります。

#私のオススメSideM楽曲10選


1.From Teacher To Future!(S.E.M)

 人生の応援歌。
 ポップで分かりやすいメロディも、S.E.Mらしさに満ちていてそれでいて力強い歌詞も、真っすぐな信頼に満ちた歌声も、ライブでのコミカルな振り付けも、全部が好きだ。応援歌らしい金管や太鼓のサウンドが心地いい、もうイントロのトランペットから前向きになれるもん。
 SideMに本格的にハマった時期が丁度副業で苦しい時期だったのだが、当時に一番聴いていたのがこの曲。『キミハデキル!ナンダッテデキル!』という先生たちの明るく前向きなエールに、どれだけ助けてもらったことか。曲を聴きながらいまこれを書いているのだが普通に泣きそうになってきた。先生達が『イッショニイコウ!』と言ってくれるから、前へと進めた日が確かに私の人生のなかであった。
 松井神だから当然のことだが、歌詞が大天才すぎる。『計算外?構わない、予想を越えたんだ』『Show your smile!ほら、Can Do ってFeelでしょ?』『無謀?自分に賭けるならいいじゃない』こんなにもキャラクターとしてのパーソナリティを出しつつ、しっかりとS.E.Mの応援歌としてまとめあげる手腕に信頼しかない。
 ライブだと3rd幕張day2が好き、舞田ソロが終わって緊張から解放された榎木淳弥さんがマジで心底活き活きとしてるので。ラインダンスや応援団を模したコミカルな振り付けに自然と笑顔になるし、落ちサビの会場全員にまっすぐと届くような、『From Idol!』『楽しんで欲しい!』という声を聴くたびに泣いてしまう。
 いまでもここぞというときに聴くのは、やっぱりこのFTTF!。辛くて苦しくて、それでも前を向きたいときに背中を押してくれる、大好きな人たちの大好きな曲だ。

2.Secret! Playful! Drive!(S.E.M & Jupiter)

 もうね、か~~~~っこいいんですよこの曲。聴いてもらえれば一発なんですけど、え??サブスクにないんですか?????おい!!!今すぐサブスク解禁しろ!!!!!!
 お洒落で茶目っ気がありつつも大人なサウンド。金曜の夜に聴きたい曲と言えばSideMだと真っ先にムンナイが出てくるけど、S!P!D!もそこに並ぶほど好き。自作した金曜夜に聞く最強プレイリストに、ムンナイとロマシェとCasually!と一緒に突っ込んである。
 退屈でつまらない日常から離れて、S.E.MとJupiterに手を取ってもらい華やかな夜の街を車で駆けていく、そんな情景が目に浮かぶ。間奏のサックスの踊るような旋律が好き。
 粋なメロディもさることながら、歌詞の言葉選びが憎い。『未知を走ろう』『歴史的事例』『世界ゆるがす奇跡みたいな』こういった絶妙なワードがポンポンと飛び出すのだから結城アイラ先生すごすぎる。それを歌うアイドル達もまた、普段よりもちょっとカッコつけている感じがしてとてもいい。
 入りの舞田の声が低くていつも大変助かると思っている。余談だが3rd福岡で『空いた手は繋いで』の歌割りが舞田だったのでPは無事死亡した。
 未知の夜を共にドライブする、そんな贅沢な興奮が存分に詰め込まれた名曲。

3.Make New Legend(Legenders)

 クールで飄々としているように見せかけて、ギラギラとした闘志を隠し切れないレジェが……本当に好きで……。
 癖があるにもかかわらず爽快感のあるサウンドに、強い「意志」の乗った歌声が合わさって、初めてフルを聴いた時の心を揺さぶられる思いは今でも忘れられない。Cメロ前の音が気持ち良すぎ。『君と』×3に込められた気迫に、いつだって痺れる。2番終わった後の間奏部分いくらなんでもかっこよすぎないか?ごにば、マジで名盤しかない。
 レジェの曲はいつもどこか厳しさがあって、それは彼ら自身の「覚悟」の表れであるのだろうと、曲を聴くたびにこちらも思わず背筋を伸ばしてしまう。こっちは「覚悟」を決めたが、お前にはその「覚悟」があるのかといつも問いかけられているような気がして……とか兼ねてより思ってたら、北村想楽よりYou'reをお出しされてひっくり返ったんですけどね……。『諦めるためだけの言い訳にはさせない』『恐れさえ勇気を靡かす風にしよう』なんてさ、厳しくて強くて、その覚悟に目をそらせなくなってしまう。松井神いつもありがとうございます。
 6th東京のひりつくようなパフォーマンスに、今でも心を捕らわれている。背景モニター映像も最高だったし、なんか北村想楽本人もいたし(混乱した記憶)。『"Make New Legend"』部分のポーズ何回でも観たい。
 ファンコンでは比較的最近(最近か?)の曲なのでまあ来ないだろうと油断していたら、まさかのクラファがカバーしてびっくりして腰を抜かした。

4.祝彩!(彩)

 猫ラップ、良すぎる~~~~~!!!!!
 いや、もうこの曲の中で好きじゃないところは1秒たりともないのだが、祝彩!といえばなんといっても猫ラップを避けては語れまい。山下大天才大輝の、完璧なる猫柳キリオのラップよ。フル聴いた時の衝撃と言ったら。あまりにも猫柳キリオ過ぎて、いくらなんでも猫柳キリオ本人が歌っているとしか思えない。いやもちろんほかの曲も当然猫柳キリオが歌っているのだが、猫ラップはラップというある意味伝統芸能を主題とした彩というユニットとは遠い部分にある行為を行っているにもかかわらず猫柳キリオ度が120%になっているのだどういうことなのか。そしてその猫ラップを最大限に猫柳キリオたらしめているのが九郎くんの『知らなかった扉を開けば…』であり、翔真さんの『色とりどりに咲いてるねぇ』だ。3人だからこそこんなにも猫ラップは猫ラップなのだ。
 どうしてもライブでフルメン祝彩!を聴きたい猫ラップを聴きたいと、ずっとずっと言い続けてきたが無事7th横浜day1で成仏した。3人そろった彩って彩強で彩高なんですよ。
 1番だけでも和風かつスタイリッシュで印象的なサウンドなのに、この曲の2番ときたらどうだ。転調ありラップありと、もうやりたい放題だしそれでこそ伝統を受け継ぎつつも最先端を行く彩らしい。1度聴くと猫ラップに驚き、2度聴くと自由奔放なメロディに驚き、3度聴くと彩らしい歌詞の良さに驚く。
 こんな大天才な歌詞を書くのは誰だ誰だ誰だ~~~?????まーーた松井神ですよ知ってた

5.GOOD NEW MORNING(DRAMATIC STARS)

 やりきれないことばかりの社会人に、どうしようもなく染みる曲。
 初めて聴いた時、朝に相応しい明るく爽やかで煌めくようなメロディに反して、あまりにも厳しい歌詞にぎょっとしたことをよく覚えている。そう、歌詞がめちゃくちゃ厳しいのだこの曲。だって1番から『「流れる様に」なんて都合いいセリフでね』『キミはどこへ 向かってるんだい』『描けないイメージが叶うわけないだろ』だよ。手厳しいにもほどがある。嫌というほど地に足が付いたこの曲は簡単に優しい言葉をくれないが、同じ目線に立ったままに『じゃあ行こうか』と言ってくれる。悩んでるのは君ひとりではないと、朝は平等にくるのだから前へと進まないといけないのだと、FTTF!とはまた違ったエールに助けられる時がある。厳しくて、それでいて明日への確かな希望がある曲。
 ふと立ち止まってしまいそうな時にこの曲を聴いて、襟を正して、靴を抱えて、いつものように家を出る。ドラスタに背中を押してもらう日が、確かに人生にはあるのだ。
 ところでドラスタの3人は元々歌が上手かったけど、GNM辺りから上手くなり過ぎて聴くたびに、ドラマチック歌が上手すぎるスターズさん……となる。Cメロの天道輝のロングトーンが、まさに広い空に朝日が登っていくようで気持ちがいいね。
 なおこの曲もいま作詞を確認したら松井神でした。松井神♡これからも一生SideMの作詞よろしくね♡(うちわを振る)

6.スリーブレス(FRAME)

 SideMきっての聴く処方箋。
 FTTF!もGNMも聴けなくなってしまう事が、時にはある。苦しくて、辛くて、息もできないような、そんなときの最終防波堤がスリーブレスだ。
 背中を押すのではなく、『一旦停止だって進行過程』だと背中をさすってくれる、困っている誰かに寄り添いたいというFRAMEらしさが表れている曲。穏やかで優しいFRAMEの3人の声が身体にゆっくりと染み渡っていき、強張った心を少しずつほぐしてくれる。
 SideMは名曲しかないので当然全人類に全曲聴いてほしいと思っているし心の底から大好きな曲が沢山あるが、何かの間違いで全人類に1曲だけ好きな曲を強制的に聴かせることができる権利を手にしたなら、その時自分はスリーブレスを選ぶ
 きつくてどうしようもないときに聴きすぎて、もう好きとか嫌いとかそういう段階の感情ではないのだが、普段お世話になりすぎているので10選に入れないわけにはいかなかった。処方箋というか、もはや命綱になりつつある。
 いや本当に、平素より大変お世話になっております。今後とも何卒よろしくお願いします……。

7.The Symphonic Daylight(Altessimo)

 ただただ純粋に、Altessimoの音楽に圧倒される。
 試聴の時点からずっと好き好き言ってたのだが、2番以降があまりにもすごすぎる。フルで聴いてこそこの曲の真価を体験できるので、絶対になんとしてもフルで聴いてほしい。頼む。聴き終えた後に残るのは、映画を一本見終えたかのような重厚な満足感。歌詞ももちろん素晴らしいんだけど、何よりも音に込められた物語性を浴びて欲しい。ラスボス曲。Altessimoは2人揃うと互いにバフを掛け合い戦闘力が10倍になるタイプの敵。SideMは矢野達也を一生逃がすな
 mermaid fermataを契機にアルテは一歩飛躍した感覚があったのだが、その集大成と言えるような珠玉の音楽。変則的で畳みかけるようなメロディに重なり合うハーモニー。こんなにも難解な曲にもかかわらず、2人の歌声のなんと伸びやかで美しいことか。聴くほうも体力を使うが、歌う側は大変なエネルギーを必要とするはずだ。はちすでKアリの最強音響で聴くことができて、本当に感謝。トロッコから降りた2人から伸びる光の道が一つとなりAltessimoが出会う演出は、流石に運営に強火アルテ担がいるでしょと叫んだ。次は是非ともオケコンで。
 調和した世界の中でお互いに向かって歌っていたような印象が強かったアルテから打ち出された、世界へと挑み戦うような曲。『「悲劇」だとか 言い訳にしたくない』ってアルテに言われたらもうさぁ……。歌詞カード見たとき自然と拍手した。『光あれ』×2のパワーが凄まじい。天地創造かも(?)。Altessimoの音楽にみんなでひれ伏そう。

8.Multiple Entertainment Show! & 9.Dance in the school!(S.E.M)

 S.E.Mの一つの到達点だと個人的に思っている名盤「THE IDOLM@STER eM GROWING SIGN@L 13 S.E.M」のA面とB面。単に同じCDに収録されているという以上に、自分にとっては2曲セットなので勝手に一緒に紹介します。
 歌せむの正当なる進化系であり最新のS.E.Mが歌う、コミカルかつスタイリッシュな名曲であるMultiple Entertainment Show!と、そこから更にギアを上げてトリッキーで破茶滅茶でびっくり箱のようなDance in the school!。元教師アイドルが学ぶことの楽しさを伝えるというコンセプトとしてのS.E.Mは、この2曲で完成されたと初めて聴いた時は誇張なしに思ったし、あまりにも完成され過ぎていてここから先のS.E.Mはどうするんだろうとすら心配した。(BeSide EMotionが発表されたことにより、それが全くの杞憂でありS.E.Mはまだまだは進化していくのだとすぐ理解したが)
 MES!についてはあまりにも思い入れがあり過ぎて……サイスタで舞田にフォーカスしたシナリオで実装してくれたこと、ななす横浜day2でまさかのS.E.Mお当番に号泣しながら聴いたこと、3DMVで動く舞田に心臓が止まりそうになるから数秒ごとに再生を停止しながら観たこと、ファンコンで初めて舞田、S.E.Mの3人のパフォーマンスを現地で浴びたこと。その全てが大切で大事で最高の記憶だ。
 S.E.M らしいエレクトロで賑やかな音が、退屈なんかさせないとばかりに変則的に動き回る。特に2番が始まってすぐの畳みかけるような『数式のエレガント』『語りたい』『数の審美眼』『語り合いたい』『Beautiful Time!』に、もうクラクラしてしまう。息もつかせぬような先生たちの歌声に滲む、確かな楽しさ。3人の『常識を疑った人たちが『常識を疑った人のように』『常識を疑ったその先へをぜひ聴き比べてほしい。良すぎるから。
 そしてこんなにも最高なMES!に劣るどころかGSで続けて聞いて度肝を抜かしたのが、Dance in the school!だ。いやもうMES!があまりにも完璧すぎたのに続けてきたこの曲は、更にやりたい放題でもうとんでもない。
 どこか懐かしさも感じさせるようなダンスミュージックだが、当然一筋縄ではいくわけない。この曲も2番から更に予測できないメロディが次々と飛び出る。そしてそのすべての音がとにかく楽しい!これでもかというほどに詰め込まれた歌詞、掛け合いあり、台詞あり、これでボルテージがアガらないはずない!最高の先生たちが一緒に心を躍らせて、最高の時間を作ってくれる。
 この2曲、歌詞カードがやばすぎるから、CD持ってる人今すぐ歌詞カード取り出してください。松井神の言葉の魔術がこれでもかというほどにぎっちり(Dance in the school!なんか本当にぎっちぎちに)詰め込まれている。歌詞の全部があまりにもS.E.Mにぴったりでこのままいくと全部引用して褒めたたえるオタクになってしまうからほどほどにするが、本当に松井神ってアイドルの解像度が高くて、そこから選ばれる言葉の一つ一つの威力が尋常じゃない。MES!なんて1番から『(文系!) 喜怒哀楽の脚本を知り』『(理系!) この世界の演出を知るだよ、『教えたいのが教師=強推し』で手叩いて喜んだよ。こんなにもS.E.Mならではの歌詞あるか???Dits!に至ってはもうコールすら『Guts Call!-学校-』『Show light!-将来-』『Bang shot!-板書-』だよもうなんなんだよこんなワード何食ったら思いつくんだよ。『それじゃ今日もCall & Response 返事とPut your hands up!』って点呼を模した歌詞や、『crap your hands!』という合いの手からもわかると思うが、S.E.Mの授業(歌)は一方的じゃなくて、一緒に勉強や学校を楽しもうよと言ってくれる。そういうユニットなんだよなS.E.Mって。
 音も歌詞も歌も何一つ妥協がないというか、やり過ぎだろうというほどに詰め込んでいて全力で、そしてそれを誰よりもS.E.Mの3人が楽しんでいるから、こんなにもこの2曲のことが好きなのだと思う。うまく伝わるかわからないのだが、とにかくもうS.E.Mというユニットの魅力が315倍濃縮されているのだ。
 聴いてすぐに大好きになった2曲だが、こんな難しい曲をはたしてライブで歌えるものなのだろうかと案じていたら、ななす横浜day2でお当番として2曲+√EVOLUTIONをヘッドセットで歌って踊って帰っていったのでキャストのお三方には本当に頭が上がらない。曲名からしてダンスが入っていることからも振りが激しいだろうDance in the school!は正直ないだろうと思っていた。特に、舞田類役榎木淳弥さん(←これ世界で一番好きな言葉)はあのハードスケジュールで、いったいいつ振り入れやレッスンをしたのか……。横アリを走るガンガンのピンクのレーザーと、Dits!のミラーボールのことは一生忘れられないだろう。

10.THIS IS IT!(舞田類)

 最後は担当のソロで締めたいと思う。もう好きとか嫌いとかそういう段階の感情ではないのだが(2回目)、どうしても外すことができなかった。
 舞田類という一人の青年の、等身大の歌がこのTHIS IS IT!だ。舞田類というアイドルを音にしたような煌めくメロディーラインももちろん魅力的だが、その真骨頂はやはり舞田自身と密接に結びついている歌詞にある。(なお、当然この曲も作詞:松井神だ)
 これまで多くの舞田Pがすでに同じような話をしてきて特に目新しさはないが、せっかくの機会なのでこの曲の話をするうえでn番煎じだとだとしても、自分の言葉で改めて舞田類という人間について触れながら、歌詞について話したい。
 『Come on, join us! おいでよ、楽しまなきゃ!』とこちらに手を伸ばしてくれる歌詞(もうこのスタートから好き)から始まるTHIS IS IT!は、特に舞田類が色濃く表れていて刺さるポイントがいくつかある。まずは①。

幼少期から爆モテしている舞田リメショ

 舞田が英語を覚えようとしたきっかけはモバエムのリメショからも分かる通り、幼少期に外国人の女の子からチョコをもらった際に上手く自分の気持ちを伝えることができなかった経験がきっかけだ。「誰かに想いを伝えたい」という気持ちが一つの根源になっている舞田が、英語教師を辞めて辿り着いたアイドルというJobで歌うのが、『“ABC”と“あいうえお”を飛び越えて』。舞田類がアイドルになった理由は、面白そうだからという勢いによるところが大きく、他のアイドル達と比較すると”理由”としては重くない(「俺も辞表出してくる!」と、面白いと感じたことに全力で飛び込める舞田が好きなのだが)。だが、この歌詞は舞田類が英語を学び英語教師を経てアイドルになったからこそ出てくるメッセージなので、舞田のこれまでの軌跡が繋がってきたことを感じられて、好きだ……。それはアイドルになった直接の”理由”ではないかもしれないけど、確かに舞田の中にずっとあった”理由”が、花開いたものなので……。smileって共通語で話せばOKだね……。

 それでは、歌詞好きポイントその②。

モバエム営業より信頼度アップ台詞①
モバエム営業より信頼度アップ台詞②
サイスタMES!イベより①
サイスタMES!イベより① ここの俺Pは本当にナイスだった

 舞田は明るく前向きで物事を楽しむ才能に長けているだけでなく、周囲のことをよく見ていて他人のいいところを見つける天才だ。一方で、モバの営業の台詞に始まりサイスタでも触れられているが、自分は周囲から浮いているのではないかという気持ちを抱えていた。その不安はプロデューサーの言葉により、自身は「Unique」なんだと他者との違いを肯定的に捉えることができるようになるのだが、それを踏まえて読んでほしいのが『比べないで、誰かとキミのDifference 一人一人がね、Original Pieces!』。かつて自分が不安を抱えたからこそ、今度は舞田が誰かへのメッセージとしてこの歌を歌っていることが分かる。好きだ………。

 さて、歌詞好きポイント③。

ジェラピケを着ている舞田オフショ

 アイドルって俺に向いてるjobだよね☆と自負している通り、華やかで人を引き付ける魅力のある舞田にとって、アイドルはまさに天職だ。だが、アイドルになってからの彼の道のりは、決して一筋縄ではいかない。怪我でイベントに参加できなかったり、求められているイメージと自身の乖離を気にしたり、上手く成果が出ずに空回ったりと様々な壁に当たる。よく相手の様子に気を配りフォローをし、自分たちがオーディションで有利になるようしれっと審査員に話しかける強かさもある舞田が、自身の問題となると上手くいかずに「アイドルの仕事を通して悔しい気持ちや苦しい気持ちを経験」することとなる。
 モバの2017クリスマスイベにある「俺にとってはアイドルのほうがhardなjobかもネ!」「あんな感情と直面するのは初めて」という台詞や、自身と他者の両方を肯定的に捉え挑戦することに躊躇いがない性格、テニスやサーフィン・スノボーといった学生時代からの趣味、リメショで着用している育ちの良さが伝わってくる上質そうなコートなどの要素から、舞田類は周囲に愛されやりたいことをできる環境で大きな不自由なく伸び伸びと育ち、様々なことをenjoyしながら「思うがままに生きてきた」と推測できる。
 そして、アイドルになって初めて壁にあたったからこそ「思うがままに生きる」ということは当たり前ではなく、努力してもうまくいかないこともあることを知り、Pやユニットメンバーの言葉に支えられたからこそ、自由に生きることは誰かが支えてくれていたものであること……実は難しくて幸せなことであったことに気が付く。これまで支えてくれた人たちに改めて目を向け、悔しさや苦しみと向き合い、全部ひっくるめてアイドルというjobを楽しむ。
 このオフショの信頼度マックス台詞をなぞらえた『思うままに生きるっていう難問の Answer Sheetを埋めなきゃね』は、舞田類がアイドルとして歩んできた道のりで掴んだ一つの答えだからこそ、大切なフレーズだ。好きだ…………。
 THIS IS IT!は舞田がこれまでの人生・アイドルとしての道のりで得たものを、さあ次は君の番だよと手を伸ばし、歌として伝えようとしてくれている。それが私は、どうしようもなく嬉しい。

 そしてTHIS IS IT!からさらに一歩こちらへ踏み込んでくるのが、ソロ2曲目となるLife is Beautiful!だ。Life is Beautiful!については以前に別のnoteで散々書いたのでお時間があればどうぞ。

 ところで、このオススメSideM10選にTHIS IS IT!とLife is Beautiful!のどちらを入れるか迷ったときに、決め手となった歌詞がある。
 ぶっちゃけここまでは前置きというか、本当の本当に私個人にとって特別なのはこの部分というか、ひとまずモバエムでの営業信頼度UPの台詞を見てほしい。

舞田類は本当に伝えたいことを伝えるときに、英語を使わない傾向にある

 副業で苦しいときにこの台詞に救われ、以来舞田類は私の人生の光となった。
 そしてTHIS IS IT!で出てくる歌詞がこれ。

 『見つかるよ SimpleなAnswer』

 うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!(壊れる情緒)

 決してそれは簡単な道のりではないかもしれないけれど、それをシンプルなことだよと言ってくれる舞田が好きだし、君にもSimpleなAnswerが見つけられると信じて伝えてくれる、THIS IS IT!という曲が好きだ。

 以上、私のオススメSideM楽曲10選でした。こんな怪文書をお読みいただきありがとうございました。

#私のオススメSideM楽曲10選 ~場外乱闘編~

 それじゃあ、場外乱闘編いこうか!!!!!!!!
 じたばたしながら無理やり10曲選んだが、最後まで入れるかどうか悩んだ曲が結構あり、せっかくなのでそちらにも簡単にだけ触れたいと思う。

・mermaid fermata
・Sign of Hope
・Resonate Blessing
・組曲 -to All Ages Concerto-

 勘のいい方はすでにお気づきでしょうが、そう、矢野達也ラインですね。初めてmermaid fermataを聴いた時の感動たるや……矢野達也曲のどれを入れるか最後まで悩んだが、8thのThe Symphonic Daylightがあまりにも素晴らしかったので選出。

・ARRIVE TO STAR
 初めてライビュなるものに参加した3rd静岡day2で聞いた、ドラスタソロ3連からのARRIVE TO STARに受けた衝撃は今でも忘れられないし、SideMへとのめり込んでいく一つの契機となった。3人の名前が入っている歌詞が天才。はいはいまた松井神ですね。

・ミュージアムジカ
 聴く心の栄養剤。お世話になっている度では僅差でスリーブレスが上回ったが、ミュージアムジカにも本当にいつもお世話になっております……。

ALL nOR NOTHING
 こういう曲調が大好きなので……べっちゅあも好きだが、更に覚悟がガン決まっている感じがしてより好み。多分ベスゲ補正が入っている。もしやと思って確認したらこの曲も松井神やないかい!!!

FOCUS ON YOUR LIFE
 クールで飄々としているように見せかけて、ギラギラとした闘志を隠し切れないレジェが……本当に好きで……(2回目)。
 MNLとどっちを入れようかものすごく迷った。優しいだけではなく、厳しさがある歌詞が自分は好きなのかもしれない。ありがとう松井神。

・Casually!
 横アリ~!かじゅあり~!!勝手に花ざかりWeekend✿と対になる曲だと思っている。歌詞に現れている距離感が絶妙。

・HEAT BEAT “Identity”
・Moon Shape/明鏡止水

 49elementsって名曲しかないんですけど、その中でも特に曲として好きなソロ2曲。これまでの枠を超えてきた歌唱とサウンドに虜になる。

・Flowing Freedom
・You're
 
もう一人の担当である北村想楽の新旧ソロ曲。どちらも歌詞が大好きで……。Flowing Freedomは言葉の切れ味鋭く、それでいて自由さを感じさせるテンポが芸術的。間奏部分の両手を広げてくるりと回る振りが、自由であろうとする北村想楽を感じられて好きなのだが、ファンコン担当カメラでその振りの際に北村想楽が真剣な表情をしていることに気が付き死亡した。
 You'reは聴いた時も求めらる「覚悟」に雷に打たれたような気分になったが、なんといっても8thライブでの汐谷さんのパフォーマンスにやられた。なんてものすごいものを見せてもらったのだろう……。

・BeSide Emotion
・Quod Erat Demonstrandum
・Life is Beautiful!
・Fireworks -Wanna Be A Star-

 神曲しか入っていない49elementsシリーズのS.E.M。
 BeSide EmotionはEDMがかっこいいのはもちろん、それに乗せられた厳しく熱い歌が好きだ。ああ、この人たちは優しいだけじゃなくて厳しさも兼ね備えた、教え導くことを人生としている人たちなんだなって……。各ソロ曲はもうこれ何回も言っているが、それぞれ硲道夫の信念が、舞田類の人生が、山下次郎の情熱が形になった曲だと思っている。
 Quod Erat Demonstrandumは特に最後まで入れるか迷った1曲。歌詞も音も何もかもが、硲道夫として完成度が高すぎる。
 THIS IS IT!の途中で張ったリンクで、Life is Beautiful!だけでなく他の曲についても感想を書いているのでお暇な方はどうぞ。

・Dramatic Anthem
 私のオススメSideM楽曲10選がもし11選だったら、悩んだ末にこの曲を入れていたと思う。
 また松井神で申し訳ないけど本当に歌詞が最高なんですよ。全部引用したい。ドラスタとS.E.Mという大人な2ユニットが、強かに、しかし確かに情熱を燃やし、今を楽しむ様をありありと感じられる名曲。発表時期も相まって、自分の中で再起の曲というイメージが強い。間奏のサウンドが気持ちいい。「境界線なんて飛び越えればいい」の歌割が翼と舞田なの、現地で急に浴びておかしくなるかと思った。
 余談だが、BeSide Emotionは勝手にDramatic AnthemのB面だと思っているの自分だけ?

・Take a StuMp!
 
Take a StuMp!好きじゃないPいないだろうけど、当然自分も大好きだ。
 歌詞の一つ一つが、あまりにも刺さる。『終わってしまったと思うならここにはいないだろ』というフレーズが、理由を抱えてアイドルになった315プロの曲として、これ以上ないほどにぴったりだ。お察しの通りこれも作詞松井神です。
 初めて聴いた時からずっとユニット名を思いっきり叫びたくってたまらなかったので、8thでやっとS.E.Mってコールを届けることができて泣いてしまった。
 つい立ち止まり俯きたくなるような時、まだまだ通過点さ、という言葉が前を向かせてくれる。

 以上、場外乱闘編でした。S.E.MPだからある程度偏るのは仕方ないと思っていたが、概ね松井洋平さんの歌詞が大好きな人みたいになっちゃったな……松井神の歌詞が最高過ぎるからしょうがないね。これからもずっとSideMの作詞よろしくお願いします。

 SideMななすとMOIWとシャニ5thの円盤をループすると心身が整うので皆さんも試してみてください。お疲れさまでした。

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