ワールドトリガーって面白れぇ~~~~!!!!(26巻感想メモ)

ワールドトリガーの新刊が発売される度に毎回毎回、「ワールドトリガーって面白れぇ~~~~~~!!!!」って叫んでるんだけど、26巻も面白すぎて発売日からもう5回は読み直したし、遠征選抜試験編も2回読み直した。ワールドトリガーって面白れぇ~~~~~!!!!!!何なんだこの漫画読めば読むほどコクが出る!?!?!?!?!?!?
ということで、ワートリ26巻の感想メモです。

・もう帯の『汝の隣人を知れ』の時点でセンス在りすぎなんですよ。隣人がネイバーにかかっているのはもちろん、ボーダーの他の隊員のことでもあって、こんなに遠征選抜試験編にぴったりなキャッチコピーがでてくるのかと。
今回の遠征選抜試験では、隊がシャッフルされたことによってこれまであまり話す機会のなかった人と否応がなしに関わっていくことになる。臨時隊のメンバーは当然、26巻では自分の隊員がいる他の臨時隊とも、情報のやりとりや隊員のフォローをお願いする場面が出てくるわけだけど、これってボーダーという組織にとっては横のつながりを強化する最強の機会なわけで……選抜試験がなぜシャッフル部隊で行われたのか考える課題に、おサノから普段よりも嚙み合う組み合わせを探る意味合いがあるんじゃないかって言及もあったけど、普段と違う状況・メンバーを組ませることによってより隊員間に相互にかかわりを持たせる狙いもあるんだろうなって……だってこんな状況にならなかったら、三雲修が華さんや三浦くんに連絡を取ったり、そもそも苦手な香取のことをこんなに知ることもなかったろうし。
これまで知らなかった相手のことを知ることは、今後また大規模防衛戦のように大人数で組んで動かなくちゃいけない時が来ることを想定すると、連携的にも心情的にも絶対にプラスになるし、『新鮮で面白いから』はもしかして一番本質的なことだったのかも……おサノすげーぜ。
現実社内でも、人脈持ってる奴はチートだしな……(自分は人脈がない側の人間なのでこのことを考えると鬱になる)

・表紙の北添隊、皆で同じ方向を向いてて良~~~~!!!!
華さんの株はもうこれ以上上がることないだろと思ったらまだまだ上がり続けますねもうこのまま最年少ボーダー幹部になって香取と大暴れしてくれよ。菊地原から華さんへの分かりづらいフォローにスタンディングオベーションしちゃったよそういえばこの人が好きなものは友達でしたね!!!!!!

・漆間と六田さんさぁ……さあ!!!!!なんかあるんだろうなと思っていたけどなんかあるんですね!!!!!!っていうか漆間は前評判からもっとチームを引っ掻き回すことになるかと思いきや、口は悪くともやることはしっかりやるし料理もするし六田さんのフォローもする。こういうのも、多分シャッフル隊という環境がなければ、周囲の隊員も読者も分からなかった部分だろうな……。ワートリ26巻、人間と人間の関わりの話をしている。

・かなりの点差を付けられている水上隊に逆転する気満々の木虎……好きだ……。実力があって自信家でそれでいて客観視ができて冷静で熱い木虎……なんていい女なんだ……。

・香取葉子と香取隊、26巻読んで好きにならない方が無理でしょ。
三浦・若村が思っている以上に、香取は香取隊のメンバーの事が好きだし、文句を言いつつも若村が評価されないことを嫌だと思っていたんだな……。香取の弱点を本人のいないところで話したくない華さんは『愛』だし、香取の不機嫌を「わかっててほしい」と言う三浦もまた、三浦なりに香取のことを見ていたんだなって……。香取はこれまでどちらかというと三雲修の敵に回ることが多くて、冷静なキャラクターが多いワートリの中で珍しく感情的な振る舞いをするキャラクターなこともあり、どちらかというと苦手だな……という気持ちが自分のなかでもあったんですけど、これだけ香取の周囲の人間からの深堀をされてから、あの「鳥丸デート事件」を出されちゃみんな好きになっちゃうでしょ!三雲修は平然と師匠を売るな!!!!!葦原先生キャラクターへの感情管理が上手すぎる。あーーー「やるじゃん華」表情~~~~!!!!!
若村は今が一番苦しいところだと思うけど、段々と若村自身も様々なことに気が付いて成長していく過程だと思うので……頑張れ……!ところでカバー裏のカナダ「S」は偽造では???

・弱い三雲修のユニットにダブルレイガストを持たせて盾にして時間を稼ぐの、『弱い駒が強い駒の動きを止めている』のが戦果としては十分理論だ!!!!!遅効性~~~!!!!!

・オレ マキリサ スキ

・諏訪先輩、あまりにも理想の上司過ぎて弊社に来て欲しい。
隊員の特性を把握していて、適材適所でうまく仕事を割り振るし、それでいて判断も早いし、フォローも出来るし、「責任は俺が持つ」してくれる。三雲修に立案させて、質問して判断の根拠まで喋らせるのは、A級からの評価を見越してあえてやってるんだろうな。いやーーーーー遠征選抜試験編始まってからもう株の上がり方が留まるところを知らないよ。指揮官、上司として有能すぎやしないか????

・水上敏志と照屋ちゃん。
うそつきブロッコリーは、そして葦原先生はこれどうやって落としどころを付けるんだろうと思っていたけど、双方の株を落とすどころか爆上がりさせて決着させるなんて誰が予想できたよ。
独断専行ながらも合理的で誰よりも効率的に成果を上げた水上敏志に、あの理由と「この面子ならいけるやろ」を言わせるの、ずるじゃん!!!!!
INTが高いからこそ水上の行動が合理的であることを理解できるのに感情が付いていかない照屋ちゃんが、自分から『頼む』って言ってくださいと要求するの、自己コントロールが上手すぎるよ……!落としどころを自分から提案して、禍根を残さずに最大限のパフォーマンスを発揮できるようにするのってそうそうできることじゃないし、そりゃA級も評価するよ!!!!!照屋文香、なんて最高の女なんだ。
それはそうと、水上が照屋ちゃんを黙らせたのを別の場所で叱り、一人で何かやっていることを感づいてフォローし、ネタばらし後は照屋ちゃんの側に回って彼女が孤立しないよう立ち回った今ちゃんの人間が出来過ぎてるので、水上敏志は遠征選抜試験が終わったら焼肉とか奢った方がいいと思います。

ワールドトリガー26巻、人間と人間の関係性の話をしてて、戦闘がシミュレーションしかないのにこんなにも面白いのおかしいよどうなってんだよ。キャラクターの動かし方とか解像度が高すぎるよ。

ワールドトリガーって、面白れぇ~~~~~~~!!!!!!!!

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