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2024リバーダンス、グッズ販売してくれよ~という話

9年ぶりに来日してくれたリバーダンスを観てきました。
アイルランド発のダンスショー。私が初めて観たのは初来日の1999年なので、そこから数えると実に25年ぶり。
異国情緒溢れる音楽とダンスのあまりの格好良さに心を奪われて、それ以来アイルランドに留学してパブに入り浸ったり、叩けもしないのに勢いでバウロン買っちゃったりと色々と良い意味で人生狂わされてきました。

留学中にダブリンで2回ほど観たとはいえ、それももう随分昔のこと。日本で見るのは初来日以来なので実に20年以上ぶり。
久しぶりすぎて、楽しみではありつつも自分の記憶の中でだいぶ美化されちゃっていないか少し心配していたのですが、とんだ杞憂でした。


Act.1の始まり、ナレーションと音楽が厳かに流れて、後ろ向きに佇む女性ダンサー達が順番に頭をゆっくりと振りかぶる。
そして突如ホールに一斉に鳴り響く、心地よく鋭いタップの刻み。
記憶と全く遜色ないパフォーマンスに懐かしさが相まって、これだけでもう涙腺が大崩壊。さすがに泣かんだろーと思っていたのに、自分の情緒を全く把握できていませんでした。
あっというまの2時間、本当に観に行って良かったです。もう一回行っても良かったかもしれないなぁ。


ダンサーの人数も演奏者の人数も、昔より少なかったと思います。前はロシア舞踊もう1組いたはず。。
ホールの箱だって小さくなったし(今回くらいが丁度良いと思ったけど)、宣伝もあんまりしてなかったと思う。
それでも、時代が移り変わっても、新しい若い世代が全く同じクオリティの作品を世に送り出し続けてくれるって凄いことだな、ありがたいなとしみじみ思いました。背景のスクリーンも良い感じに舞台と溶け込んでいて、素晴らしい演出でした。樹木がぐんぐん育つトトロみたいな演出良かった。
フィナーレだけ撮影OKなのも大サービスで嬉しかったです。この手のサービスは舞台で最近多いみたいですね。
いつから撮っていいのかタイミング図りかねて、撮影始めた途端にスタンディングオベーション始まっちゃってブレブレになりましたが、なんとか動画撮影できました。一生大事にします。

グッズ販売どうしてないの???(´;ω;`)

全体を通して素晴らしい時間をありがとう、という感じだったのですが、惜しむらくはグッズ販売が一切なかったこと。
パンフすらないってどういうことです???大人になった今こそ推しに好きなだけ課金できるというのに公式が推させてくれないとかどうして(泣)
リバーダンスの演目は、何も知らなくても勿論楽しめますが、アイルランドの歴史をなぞっていること(1部が神話や自然、2部が人類の歩み)とか、
そういうテーマを事前に分かって観れたらより面白いのになぁ、勿体ないなぁと思いました。出演者の情報だって欲しかった。
演目も出演者も公式サイトに行ったら調べられましたが、開演前や休憩中にパンフを開くのが楽しいんだよ……ペラ紙でもいいから欲しかったです。
ご予算的な問題なのかなーと思うとちょっと切ないですね。

場面解説
https://riverdance.com/the-show/scenes/
出演者情報
https://riverdance.com/the-show/cast/
※日本語翻訳ツールを使うと結構良い感じに翻訳してくれました。


それはともかくとして、出演者に関しては、今のご時世インスタなんかで調べるとすぐにご本人が見つかるの凄いですね。
日本を満喫している動画や写真がアップされているの見ると嬉しくなってしまう。神業を軽率に上げて披露してくれているのも感謝しかない。
私の中では青いフィドルのEileen Ivers、迫力満点のMaria Pagesがいまだに記憶に鮮烈に残ってるんですが、今回のフィドル奏者Haley RichardsonもフラメンコダンサーのRocio Dusmetも最高に格好良かったし、リードダンサーのBrandon Asazawaもイケメンで大変目の保養でした。


自分を鑑みても、リバーダンスは熱狂的なファンが多いことは間違いないけど、きっと絶対数が少ないのでなかなか同志に出会えません。いるところにはいるんだけど遭遇率はレアポケモン並という感覚です。
今回は奇跡的に出会ったリバーダンスファンの同僚と会社帰りに観に行って、同じ温度感で感動を共有できたのが嬉しかったです。
この世界観が刺さる人全てに、リバーダンスの存在が届いてほしい。宣伝がんばってくれ公式。今回は絶対足りてないと思う。

また来日したら絶対観に行きたい。もしくはまたいつかアイルランドまで観に行きたいなと思います。来日本当にありがとう。

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