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Galway(ゴールウェイ)のおススメパブ3選

昔々(2009年)、アイルランドのゴールウェイという港町に半年とちょっとだけ語学留学で滞在していました。
最近、写真整理をしていたら滞在時の写真が沢山出てきて懐かしくなったので、当時毎日のように入り浸っていたパブの中でもお気に入りのお店をご紹介したいと思います。
これから行く人に勧めたい、そしていつか自分も再訪したいパブ達です。


ー街の中心、好立地。伝統的なアイリッシュ音楽のセッションが聴けるパブ

■Tig Coili(チコリ)

メインストリート(ショッピングストリート)のほぼ真ん中くらいの超好立地にあるお店なので、短期滞在の人ならここがおススメ。いつ行っても店から人が溢れ出るくらい賑わっていて、ぎゅうぎゅう詰めの中でギネス1パイントを立ち飲みしながら、しょっちゅう生演奏を聴きに行っていました。

当時の写真。まだ空いてる時間帯

記憶の限り、街にある沢山のパブで毎日のように生演奏が行われていました。ジャンルは伝統的なアイリッシュ音楽からフォーク、ロック、ポップなど様々で、お店によって傾向があった気がします。若者に一番人気っぽかったKingsHeadは結構ロックな賑やか系が多かったですが、私はリバーダンスでアイリッシュ音楽にハマった人間なので、アイリッシュ音楽が聴けるパブに好んで出没していました。

Tig Coiliは伝統的なアイリッシュ音楽の生演奏が毎晩聴けるという、日本ではまず考えられない幸せ空間で、しかも街の中心という行きやすい場所にあるので、私みたいなアイリッシュ音楽大好きな人は是非行ってみてください。

壁に沢山の写真や楽器、お店のミニチュアが飾ってあって可愛い

今も変わってないかなーと、YouTubeでお店の名前を検索してみたら普通に演奏動画があがってました。街並みなんかも探せば動画で沢山出て来ますし、本当に良い時代ですよね……

当時も毎晩こんな感じでした。
公式ホームページにもセッション動画が沢山あがってて、見てたらすごく行きたくなってきました。また絶対行きたいな。


―スパニッシュアーチの少し先、外装も内装もアンティークで可愛いらしいパブ

■Crane Bar(クレインバー)

こちらはメインストリートから少し離れたところにありますが、街の中心から余裕で歩いていける距離です。1階と2階があってTig Coiliより広く、2階は確かちょっと舞台っぽくなってる演奏スペースがありました。

お店の雰囲気がアンティークでとても可愛く、ここも伝統的なアイリッシュ音楽の生演奏が毎日聴けます。飛び込みで演奏参加する人なんかもいて、見ていて楽しかったです。こちらもセッション動画がありました。素晴らしい時代だなぁ。

Tig Coiliもですが、パブの公式ホームページってドリンクメニューとかそういうの載せてないところが多いんですかね。大体みんなギネスかアイリッシュウイスキー頼むから別にいいのだろうか(?)。調べていてちょっと面白いなと思いました。


ーGalwayの郊外、Salthillにある雰囲気抜群のパブ

■O'Connors Bar(オコナ―ズバー)

街の中心からだいぶ離れるので、ちょっと行くのが大変、かつ、私が行った限りはアイリッシュ音楽というよりフォークソング系の演奏が多かったのですが、それでも時間と元気があれば是非とも足を伸ばしてもらいたい、雰囲気が最高に良いパブです。

お店に入って最初に思ったのは、ディズニーランドのウエスタンランドあたりにある西部劇っぽいレストラン。伝わりますかね、あの雰囲気。あれが、テーマパークとか作りものではなくて、そのものとして存在しているんです。入った瞬間「かわいい!!」とテンションがあがったのを今でもよく覚えています。

外観。ギネスをくちばしに乗っけているパフィンが可愛い
内観①天井に色々ぶら下がってる
内観②壁にも色々ぶら下がってる

入っただけでワクワク感が立ち上るパブで、お酒も大変進みます。
公式HPにエド・シーランのプロモーション動画が貼ってあり、なんだろうと思ったら、なんと2018年にリリースした曲の撮影場所だったんですね。情弱すぎて知りませんでした。
撮影した曲の曲名は「Galway Girl」。スティーブ・アールという人の曲でも同じ名前の曲があって、こちらはGalwayの街ではお馴染みで、いろんなパブで何度も演奏されてはみんなで歌い出す、という場面によく出くわしていたのですが、聴き比べて見た感じ雰囲気も歌詞も別物だけどどこかちょっと通じるものがあるような気もして、関係性が気になりました。オマージュなのかな?どちらも好きです。

せっかくなので両方のGalwayGirlを聴き比べてみてください。

滞在していたシェアハウスがたまたまSalthillエリアだったので出会えたパブで、見つけて以来、泊まりで遊びに来てくれた友達は必ずここに連れて行ってました。ここの雰囲気はなかなか作り出せない、唯一無二だと思います。


―おまけ。インパクト大!今はなき(?)ジャガイモ料理のレストラン

■Couch Potatas(カウチポテト)

最後に、パブではなくてレストランなんですが、これもまだ残っているならもう一回行きたいお店です。
名前の通りじゃがいも料理のお店で、ジャガイモにチーズやらお肉やら、色んなトッピングをして出してくれるのですが、たかがじゃがいもと侮っていると想像以上に大きくて美味しいじゃがいも料理が出てきます。

主役を張れるサイズのじゃがいも
有名俳優なじゃがいもたちの絵が飾ってある。なんかシュールで好きでした

学校の友達みんなと行って、とても楽しかったのですが、ネットで調べても出てこないので恐らくもう……街の割と中心にあったと思います。もし知っている、行ったことあるよという同志がいたら嬉しいです。

高校生の頃にリバーダンスを見てアイルランドの文化に憧れて、いざ向こうへ行ってしみじみ実感しましたが、アイルランドは本当にパブの文化で、街のメインストリートにはパブがいくつも立ち並び、毎晩ほとんどのお店から生演奏が聴こえてきます。

普段は全然別の仕事をしている人たちが、毎晩楽器を持ち寄って飲んだり演奏している日常という、日本での生活からは考えられない日常が、今でも鮮明に、羨望とともに脳裏に蘇ります。
叩けもしないのに勢いで買って家に飾っているバウロンをみるたびに、いつかまた絶対に行くぞ、と思っています。

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