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グッバイキャリーケース

キャリーケースを2つ捨てました
粗大ゴミのシールを貼って。

最期の姿




赤のキャリーケース
奥さんの友だちがくれたものでした。

あるとき、
ケースにうっすら貼られている
透明なフィルムが
一部剥がれてきていることに気づいて

(剥がしていいやつかな...)

と思い、
ダンナ(私)が
ペリペリと剥がしていったところ、

剥がしちゃダメなやつでした。

すっかり見栄えが終わってしまったので
捨てることにしました。


黒のキャリーケース
私が社会人になって、初めて出張に行く日
まさに当日日付を跨いだ深夜0時に

(あ、キャリーケースがない)

と気づいて
深夜のドンキに買いに行った思い出の品です

それ以来
小旅行に使われる機会も増え

「ゴロゴロ転がして使うときに限って重心がブレるから、運びにくいわ」

「ミニポケットからいつのものかわからない旅館の茶菓子が出てきた...」

などの思い出を残しつつ
すっかりスタメン入りしていました

しかしあるとき
持ち手の伸びる部分が
伸びきったまま戻らなくなり

(急に"我"が強くなったな...)
(そこで自分出しちゃうタイプか...)

ということで
使い勝手が悪くなり
捨てることにしたのでした


粗大ゴミのシールを貼りながら
これまでの旅行を思い出し
しみじみとしつつ
翌日の回収のため
家の前に出しておきました

それから1時間ほど
スーパーや薬局に買い出しに行き

帰ってきたら
キャリーケースは無くなっていました
きっと我が街の誰かが持ち去ったのでしょう


我が家ではこれまでも
行政のルールに従って

然るべきサイトで
然るべき手続きをし
然るべきシールを買い
然るべき番号を書き
然るべきシールを貼り
然るべき場所に捨てていました

業者の方に回収されたことは
一度もありません

いつも回収日に業者の方から
電話が入っています

業者の方に

粗大ゴミの回収依頼はするくせに
なんで粗大ゴミ出さねーんだよ

と思われてるかもしれません

違うんです

いつも

誰かが

持ち去っているんです〜〜〜

民度〜〜〜〜



ま、

その人のとこでも

楽しくやれよな


グッバイキャリーケース




おしまい

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