2022.11.05〜06 とさでん交通
せっかく高知に来たんだから、JRの撮影だけで終わるのはもったいない。伊野の山から降り、3年ぶりにとさでんを撮ることにした。コロナ禍を経て、末端区間の運行本数が半減してしまった伊野線。撮りにくくなってしまったのは難儀だが、それでも列車が走っていることがありがたい。
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
撮影場所は伊野線最大の見せ場、朝倉の狭隘区間を選んだ。最初にやってきた伊野行きは広告こそあれど原色車。望遠の効果を最大限利用し、狭い道の真ん中をそこのけそこのけと走る姿が見たいのだ。続いて登場したのはラッピング車だが、見たいのは「朝倉行き」の看板。本数が減ったからこそ見やすくなったとも言える。
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
狭隘区間にある交換駅が朝倉駅である。朝倉行きの列車はこの「ただの路上」で折り返す。さらに、ここから伊野方面は票券閉塞。票券の交換が見られるというわけだ。日中は40分に一度の交換に合わせ、朝倉駅にいる「駅長」が出てきて運転士から運転士に票券が渡される。廃止にはならないとは思うか、いつまで見られるかわからない景色。心を込めてシャッターを切った。
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II（×1.5)
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED（×1.5）
Nikon D750 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G
まもなく日が沈まんとする、メロスなら焦る時間帯。メロスと同じくらい焦って知寄町の歩道橋に向かった。後免側の橋をメインで撮ろうと思っていたが、はりまや橋側も逆光で良い感じ。高知城もこっそり見えていたり、高知駅・桂浜の青看があったりと、強引な高知らしさも見える。最後はエロ光輝く橋をバックに、新塗装をおいしく頂戴した。
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
もったいないので夜もバルブで撮ることにした。せっかくだから高知駅バック。いい具合に高知らしいアンパンマン列車も駅に止まってるし、とさでんらしい塗装の車両も来てくれた。構図こそ凡庸だが、まあこんなもんだろう。ところで土曜の午後7時の人通りってこんなものなんだろうか。
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
翌朝もまずはとさでんを撮ることにした。新興住宅地の裏手にある鉢伏山の登り口から見下ろす構図。相変わらずの晴天のもと、道路脇を走る車両を切り取る。朝は本数が多いのがありがたく、タイミング良く離合も撮ることができた。
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
Nikon D750 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
とさでん離脱前に向かったのは後免。ここのカーブと午前中の光線はなかなかいい具体だと思う。ケツ撃ち＆災害に備えてはいるが原色車が来てくれたのは良かった。全世界どこにでもいる転スララッピングが、青空にマッチしすぎている気もする11月の秋空である。