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2013.08.22 京成曳舟駅(地平ホーム)

京成押上線は下町の良さが詰まった路線であり、同時に踏切の数が多い路線でもある。それを解消すべく、押上〜八広間と、四ツ木〜青砥間の連続立体交差事業がずっと続いている。押上〜八広間は2013年8月24日に上り線が、2015年8月22日に下り線が高架化し雰囲気は大きく変わった。2022年1月現在でも、四つ木〜立石間の工事が続いている。かつての下町風情を記録すべく、勝負の夏休みを迎えていたバカ受験生はカメラ片手に曳舟に向かった。

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2013.08.22 京成曳舟駅
Nikon D5000 AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G
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2013.08.22 京成曳舟駅
Nikon D5000 AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G

曳舟駅のホームは本当に細かった。黄色い線の内側に下がれるのは頑張って3人、少し太い場所なんてないストロングスタイルが8両分ピッタリ続く。高架化のための仮駅なんかじゃない。私が知る限りずっとこれである(路面がきれいになったりはしていると思うけど)。走る電車も今はなき北総7260形。偶然7503形との新旧共演も写っていた。


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2013.08.22 京成曳舟駅
Nikon D5000 AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G
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2013.08.22 京成曳舟駅
Nikon D5000 AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G
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2013.08.22 京成曳舟駅
Nikon D5000 AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G

地上の線路の隣に、上り線だけの真新しい高架ができていた。この2日後に上り地上線は役目を終える。非常にごちゃごちゃした景色が、まだ工事中であることを伝えてくれる。高架下の踏切がなくなるのは京成では2006年の京成船橋駅高架化を思い出すが、これが今後の都市部鉄道のスタンダードになるのだろう。哀愁は現実逃避に過ぎないが、記録することで少し抗い、自分の気持ちに寄り添うことができるのかもしれない。