2023.01.21 高山本線
石北本線のラストイヤーではあるが、本州に目をやるとキハ85系特急ひだが3月でラストラン、特急南紀も7月で引退と、無視できないネタが色々とある。思い入れが強くあるわけではないが、最後にもう1回くらいは撮っておきたい車両……。他に晴れる地域がなかったこともあり、仕事を終えて新千歳へ直行。羽田に飛んで友人の車で夜の新東名を西に走った。
途中のPAで仮眠を取り、犬山の継鹿尾山に登ることにした。寺の境内から山に入りおよそ30分、頂上は少し木々が気になる部分があるものの文句なしの景色。奥の山々まで見通せるのは素晴らしい。まずは大阪発も連結した特急ひだ5号を迎え撃つと、いい具合に並行する名鉄各務原線の車両がランデブー。その後一応名鉄各務原線も待ってみたが、天気も下り坂だし車両もスカーレット車が来ず微妙な感じ。続行のひだ7号まで撮って山を下りた。
続いて向かったのは一宮の138ツインアーチ展望台。エレベーターで登れるのは本当にありがたい。名古屋から岐阜に向かう特急ひだが狙いだが、こちらも名鉄が見通せた。ひだを待ちながら名鉄の赤い車両をまずは撮る。天気がなかなか猫の目で苦しめられたが、こちらもヌケは最高でレリーズを持つ手に力が入った。
昼飯を食べ、夕方に向けて猿琢山の展望台を目指した。ハイペースで登って30分、しかし途中でキハ85系のひだは行ってしまったのが痛恨のミス。とはいえ30分に1本は普通列車が来るので結構楽しめる。なんだかんだ嫌いではないJR東海っぽい車両。最高の西日をアクセントに撮り下ろした。
日は着々と落ちていく。特急ひだ14,15号はともにHC85系だが、遅延のおかげで想定外の離合もあったのは僥倖。HC85のためにわざわざ高山線に来ることはないだろうし、撮っておいて損はない。夕焼けのケツ打ちの良さを噛み締め、最後に狙うは日没20分後のひだ16号。大阪ひだも併結している長大編成を日が沈む名古屋市街バックでパシャリ。これはめちゃくちゃかっこいいぞ。