見出し画像

偏差値40が国立大医学部に合格するまで③-1~報われない君へ~

この記事は前回の「偏差値40が国立大医学部に合格するまで②~浪人が失敗した君へ~」の続編となりますので、興味がある方はそちらの記事もご覧ください。

●2浪目

浪人として迎える2度目の春。


1浪で合格し、見事大学生になった友達を見送った後、私は早速1年間の目標を立て、戦略を練りました。

--------------------------------------------------------------------------------------

①1日12時間勉強する

②すべての教科をバランス良く勉強し、基礎から見直す

③地理選択から日本史選択に変える

④得意な教科(化学、生物、英語)は全統記述の偏差値70を切らない、苦手な数学は60に乗せる

⑤センター試験は90%取る

--------------------------------------------------------------------------------------

①②は1浪目の反省から取り入れました。圧倒的に足りなかった勉強量と勉強時間の是正を図ることが目的でした。

③については、⑤を達成するためのものです。

センター地理Bというのは、「勉強しなくても7割はとれるが、勉強しても9割を安定して超えにくい」という性質があります。個人的な意見ですが、これはセンター地理の出題傾向が、常識問題(50%)+知識問題(20%)+応用問題(30%)で構成されているからです。しかも、応用問題というのがくせ者で、基礎知識を基にして考えるタイプではなく、その場で考えるか、受験生には馴染みのない知識をベースに考察する必要があるタイプの問題なのです。一般的に、理系の受験生は数学で点数を稼ぐために文系科目に勉強の時間を割かないので、地理を選択する人が多いのですが、これではいくら演習を積んでも徒労に帰す可能性があります。一方、日本史Bの場合は、「勉強量と点数が比例し、90%を安定して超えられる」という性質があります。私はもともと日本史が好きだったので、ここは勇気を持って選択科目を変更することを決めました。

2浪目も1浪目と同じ塾に入りましたが、朝8:00には塾の自習室で勉強を始め、授業は毎回出席、授業後も22:00まで勉強をしました。これを文字通り1年間続けました。1浪目は夏には中だるみして、予備校をサボる日も多かったのですが、2浪目ではそんな日はありませんでした。親やチューターも大変驚いていました。

(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?