Case8

9月。

日暮里駅前の某ファミレスにて。

高校生のリーダー、付き添いのおばあさま、そして私。

どうしてこうなったんだろう。

場所に似合わず厳粛な雰囲気で昼食をとる私たち。

聞けば遠方から来たそうで。

昼食を終えて練習場に移動するも、突きつけられたのはあまりにも高い目標だった。

「三笠宮杯準決勝」

「海外留学」

高すぎる目標は現実味を帯びてなくて、とても考えられなかった。

「自分があなたをそこまで連れて行く」

歳下の10代の男の子に何を言わせているのだろうか。

耐えきれなくて逃げました。


PS

ターンプロおめでとう。

入賞おめでとう。

(三笠宮準決は何処へ…?)

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