さらば、泥ユーザー希望の星。Fossil Carlyle HR Gen5を使った感想
タイトルの通り、FossilのWear OS 2搭載スマートウォッチ「Fossil Carlyle HR Gen5」を退役させることにしたので、オタク以外の視点、そしてオタクとしての視点の二つからこの端末を評価します。
全体としての評価
個人的な評価だが「OSが重すぎた」この一言に尽きると思う。
時計のシンプルなデザインとか、そういったいい点を全く無に帰すレベルにOSがすべてを悪にしている、そう感じました。
一般的観点
オタク的じゃない観点から、この端末のいい点/悪い点を評価します。
飾らないデザイン
これは個人的にはプラスでした。
マナー講座とか受けてると「スマートウォッチとかは付けるべきじゃない」みたいな声を聴くのですが(ぶっちゃけそれも時代では?と感じますが)
恐らくこの時計は、そういった人にも納得してもらえるんじゃないかと思います。
機能の多さ
オタク観点でもここは語るのですが、一般的な観点から見ても機能は多いと思います。
何より、一般的なスマートバンド(XiaomiとかHuaweiとかの出してるやつ)と違って、Google Playストアからアプリケーションで機能拡張できるのはとても大きな点でした。
ただし、Playストアとは言ってもあくまでWearOS搭載機種向けのアプリしか出てこないので、Android端末使っててそれと同レベルの拡張性があると思ってはいけませんが…
通知関係
ここは他のスマートウォッチとかとそん色なく、かなりリアルタイムで通知は飛んできました。
スマートバンドと異なり、通知に含まれるバナー画像なども閲覧でき、さらに割と快適に返信することも出来ました。
通話とかの通知も同様でした。この機種は単体で電話をする機能があるようですが、その機能は使うことはありませんでした。(時計に話しかけるって、見た目が…)
バッテリの持ち
カスです。マジでカスです。
これがこの時計を長く使うつもりになれなかった理由であり、普通に困る場面も多かったです。
デフォルト設定からタッチでONをオフにし、持ち上げてロック解除を設定した状態だと、ほぼ見ていない状態だろうと学校に行って帰ってくる頃には半分ありません。
稀にアップデートでも走るのか、帰宅前にバッテリが切れることさえありました。本当に悲惨です。
オタク的観点
端末のスペック
ぶっちゃけ微妙だと思いました。当然時計に「スペック」という概念を持ち込むこと自体がおかしいのですが、アプリ起動や起動直後は本当にモタつきます。
前世代のExplorist HRからスペックが上がっていることは体感できますが、それは前世代がクソだったからです。アプリクラッシュとかの頻度は減りましたが、それはそもそも商品として問題外の話でしょう。
OSの出来
こっちも微妙だと思います。ほぼAndroidにカスタムのUIを乗っけたような形になっていて、実はAndroidのアプリさえ動かすことが出来ます。
しかし、裏を返せば「スマートフォンより少ないリソース、バッテリ上でスマートフォン並みの機能を持つ」と言う事であり、最適化されたスマートバンドなどの商品と異なり、とてつもなくバッテリの消費が早く、なおかつ動作ももさもさとしています。
拡張性は大事ですが、端末を出した時点でここまでの拡張性を考えるべきじゃなかったと思います。
まとめ
正直、GoogleがAppleなどの高級スマートウォッチ界隈に対して、焦りすぎているなと感じた端末でした。
粗削りな部分もそうですし、やはりバッテリと言う一点においては後継であるWearOS 3以降でも改善されていないように思いますし、フルAndroidから削ったバージョンのOSを乗せるという構想自体をあきらめたほうがいい、私はそう感じました。
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