風と土。
風が強く吹けば土は舞う。
舞うことを喜ぶ土はあまりおらず、
土が舞うことを喜ぶ人もあまりいない。
土からすれば、風のせいで飛んだだけなのに
文句を言われてとんだとばっちり。
土はその場にいたかった。
むりやり移動させられたことを恨んだり、元にもどりたがったり、
風を起こすなと、風に文句をつけたりする。
でも風は自然に湧くものだし、止まれと言って止まれるもんじゃない。
吹いたときに、
そのことをおもしろいと思い、一緒にくるくる舞い踊った人達と楽しく先へ行く。
長い長い土の時代が終わった。
風の時代がやってきた。
資本主義と
自然科学では
もうこの世は説明できないし
飽和状態だと思っている。
どっちが正しいとか、正しくない、ではない。
どっちを自分が選んだか。
どちらが心地よいか、だけだ。
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