7/23(木)~7/26(日)の日記
うう……。
頭が痛い。それに、軽い吐き気がする。
横になっていた体をゆっくりと持ち上げてみる。視界はずっと真っ黒で、今は夜なのだとわかった。
暗闇に慣れず動揺していると手の端に固いものがぶつかる。携帯だ。画面を操作しライトをつけてみたところ、見慣れた場所が浮かび上がってくる。どうやらここは私の部屋らしい。
ふと携帯の画面に目をやる。思わず「えっ」と声を上げてしまったのは、画面上に"2020年7月26日"と表示されていたからだ。
2020年? 7月……? 見慣れない数字に戸惑う。あれ、そういえば私、今まで何していたんだっけ。思い出そうとすると頭に薄いもやがかかったかのようにボンヤリとしてしまう。
暗闇の中をおそるおそる歩いて部屋の電気をつける。ぱっと映し出されたのは、やっぱり見慣れた私の部屋だ。
そうだ、日にちをはっきりさせなくては。壁にかかっているカレンダーを見にいく。
2019年……?
そういえば、カレンダーをめくるのが面倒でそのままにしていたんだった。
目を落とすと、テーブルの上にはお酒とおつまみが散らばっている。だんだんと記憶がはっきりしてきた。ああ、この4日間、私は日記も書かず、ダラダラと睡眠と飲酒を繰り返していたんだった。
~了~
日記いきます。
7/23(木)
仕事。祝日だぞ。祝わせてくれ。
昼に上司と食事に行くのがすごく憂鬱だったのだけれど、結局私の仕事が終わらないので出前を取ることになった。仕事が遅くてよかった。
夜、お酒を飲んでピザを食べていつの間にか寝てしまう。疲れていてお酒はほとんど飲めなかった。
7/24(金)
起きて、昼寝して、買い出しに行って、お酒を飲んでいつの間にか寝てしまう。家に人が来ていたのだけれど、人がいると行動が制限されてしまうので何もしなかった。「人がいる」のを前提に動かなければいけないから、例えば洗濯やインターネットなど普段1人でいるときにやっていることはできなくて、でも人と一緒にいても特に何かするわけでもないから無の時間が生まれてしまう。まあ、「人と会っている」という時間か。
7/25(土)
昼過ぎに起きて前の仕事をやろうと思ったのだけれど、ダラダラとインターネットをしてしまい結局始めたのが18時くらい。終わったのが0時過ぎくらい。インターネットでは本当に無駄なことをしていて、漫画の無料部分だけをひたすら読み漁っていた。3巻まで無料とか、そういうやつ。面白いな~と思うのだけれど、購入画面が来るとそこで読むのを止めてしまう。申し訳ないし、恥ずかしいことをしてしまった。漫画は全部面白くて、この世にはこんなに面白いものが溢れているのか、、と感動してしまった。改めて漫画とか小説とか音楽とかゲームとか、そのほかたくさんの楽しみを与えてくれているものをすごいなと思った(それなら続きを買ってくださいという感じだな)。
7/26(日)
昼に起きる。体がだるい。やっと起きて洗濯して、食材の買い出しへ出かける。帰宅したらそのままずっとお酒を飲んでいた。本当に、飲酒は怖い。あっという間に時間が溶けてしまう。暇をもてあますにはちょうど良いのかもしれないけれど、あいにく私には、時間が足りないのに。もっとやらなきゃいけないことがたくさんあるのに、と、ここまで書いて思ったけれど、結局私はどんなに時間があっても色々と理由をつけてやらない気がする。そんな気がするよ。私のことは私が一番よくわかっている。お酒じゃなくてサウナに行けたらな、なんて思ったけれど、これも責任転嫁だ。
今日も終わってしまう。明日からの仕事がとても憂鬱で、あんまり考えたくないな。でも、私は要領が悪いので、まずはあれをやらなきゃ、そしたらこうしなくちゃと事前に頭の中で組み立てておかないと、こんがらがって何もできなくなってしまう。まあ、それを考えるのは明日の朝でも良いか。仕事のことで頭をいっぱいにしたくない。何か趣味でも作るか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?