見出し画像

ぼんやりと

 ぼんやりと過ごしていたら年を越していた。ぼんやりしていても年は明けるんだなぁと思った。ありがたいことだ。
 ぼんやりと伊達巻となるとを切って、ぼんやりと雑煮と煮物をつくって、ぼんやりと餅を焼いて、ぼんやりとお茶を淹れた。
 年始からいろんなことが続いているけれど、何とかこのまま、ぼんやりと生き抜いてしまいたい。不謹慎かもしれないけど、無責任かもしれないけど、少額の募金で自分をごまかしながら生き抜きたい、なんとか。