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深夜に病んでたらメイドさんからメイド服を貰えることになったので折角だから女の子になってきた話




ネットってすごい。(他人事)





話は2ヵ月前に遡る。

時刻は午前3時。今となってはあまり思い出せないが俺は夜中にひとり病み散らかしていた。というより虚無になっていた。別に特に理由とかは無く、せっかくのGWをYouTubeを観ながらダラダラと無為に過ごしてしまったことを最終日の夜中になって後悔していたのであろう。25歳男性(彼女なし)。どうしようもない男である。


とにかくその時の俺は虚無虚無プリンだったので真っ暗な部屋の中ベッドに横たわりひたすら天井を見つめていた。辛うじてできることといえばXを開いてカスポエマー鬱ポストを電子の海に投げることくらい。


ただまあ深夜とはいえ普通に成人男性が病みポスト垂れ流すのはいささか恥ずべき行為なのでは?と思ったので小さじ1杯の冗談を交えつつポストしていた。


うわっ。つまんねえ。恥ずかしこいつ。



深夜に急に女装願望を吐露し始める25歳男性(大学中退)。本当にどうしようもない男である。どうしようもないを超えてもはや恐怖だ。


とはいえ普通の人ならば寝てる時間帯。痛すぎるポストはソッ消ししてふて寝するか、と思ったら一つの通知が。








まーーーーーーーじで???



えっ?そんなことある?


全然意味わかんないけど急にフォロワーの元秋葉原のガチメイドさんからメイド服をくれることになった。いやまじでなんでなん??ほぼ絡みなかったよね??


とりあえずDMで話を聞いてみることに。何をトチ狂ったら深夜に病んでメイド服を着たがる男に思い出の制服を手渡そうと思うんだ。





フッ、おもしれー女。



なにこのおなご。ファンキーが過ぎるぜ。聞けば元々俺のnoteのファンだったらしく、そこからフォローしてくれたとのこと。最近書いてなくてごめんね。気が向いたら書くようにするね。




ということでメイドさんが一度彼氏とのえっちに使ったメイド服を受け取りに都内で会うことになった。なんですかこのファンシーな展開。深夜3時だぞ。



遊ぶな


場所は品川に決定。テキトーな居酒屋を予約して後日待ち合わせることになった。


ほんとになんなんだこれは。









待ち合わせ日当日。俺は趣味の大喜利会に出かけていたのだが最後まで居ると間に合わなさそうだったので途中抜けさせてもらった。メイド服を貰うために大喜利会を途中抜けした人間は恐らく俺が初だろう。


やや遅れるとの連絡を貰ったので先に予約した飲み屋で待つことに。つっても5~10分くらいだったと思うがメンタルが童貞なので妙にソワソワしていた。脳味噌はエロで腐りきってるのに根性だけがいつまでも童貞でつらい。


そんなこんなで元メイドさんが到着。


かわよ。(照)


さすが元メイドさん。造形が整ってらっしゃる。俺はメイドカフェに行ったことがないのでイマイチよく分からんが、確かにこんなねーちゃんが「萌え萌えキュン♡」とか言うの想像したら変な扉の1つや2つ開きそうだ。(※元メイドさんにはこういうnote書く許可はもらってます。いちおう。)


ねーちゃんとは言ったものの、年齢は自分より少し下。今は別のお仕事をされているそう。お笑いが好きで俺のダウ90000の記事とかを見てフォローしてくれてたらしい。余談だがあの記事はいまだに地味に読まれていて鵺野はそのうちファンに刺されるんじゃねーかとビクビクしている。



他愛も無い話をしながらだらだら飲み、それなりに盛り上がったところでお互い明日も仕事があるということで解散。手にはメイド服in the 紙袋。品川駅でメイド服片手にほろ酔いの成人男性。職質されたら普通にアウトだったな。






さてせっかくメイド服を手に入れたので女装なるものをしてみんとてするなり、と思ったのだがここであることに気付いた。



「メイド服だけあってもダメじゃね??」



そう、想像してみてほしい。仮に女性がメイド服を着るというのであれば普通に着ればいいだけの話なのだが、男性だとそうはいかない。合わせるものが何もないのである。ニーハイも、ウィッグも、下着も何もない。これは盲点だったぜ。


しかし合わせるにしたって何を合わせたらいいんだ…?そもそも女装ってどうやってやったらいいんだ…?と完全に路頭に迷ってしまっていたのだが、そこでふと近所に住むロリ巨乳コスプレイヤーの友人の存在を思い出した。俺の知人ってキャラ強い人しかいないな。


急いでLINEにて相談をば。

順応性高いな~~~



サンキューロリ巨乳。こないだ鍵忘れて家入れなくなった時深夜まで付き合ってくれてありがとね。またどっかご飯でもいこ。


さてそんなこんなで女装に必要なものを聞き出した俺は早速Amazonで女性用衣料品を購入。ニーハイ白黒(615円)、パニエ(2080円)、バレッタ(800円)、パンティー(1950円)、ウィッグ(2665円)で総額約8000円のお買い上げ。マジで何やってんだ。8000円て。奨学金の返済止めてんだろお前。


そこからなんやかんや忙しく、6月が過ぎ、季節は夏になった。自宅の押し入れには紙袋に入った女装道具が鎮座。これ人に見られたらなんて言えばいいんだ。


たまたま土曜日に時間が空いたのでその日空きになっていた新宿三丁目のレンタルスペースを借り、メイド服その他諸々を持ち込んだ。一応すね毛とかも全部剃った。関係ないけど下の毛も剃った。「これ経緯を知らない人が見たらただの変態だな」って一瞬思ったが、よくよく考えたら経緯を説明したとこでいずれにせよ変態だった。もうやだ。なんでメイド服着たいとか言ったんだろ俺。


しかしもうここまで来てしまったからには引き返すという選択肢は俺にはない。この時点でもう俺は恥とかそういうのは完全に消え去っていた。頭の中はもう「どう可愛く撮るか」しかなかった。


部屋に入り、メイド服に着替え、画角を調整しながらそれっぽいポーズをとって撮影してみる。撮った写真を確認したら普通に「男」だった。いやむずいな女装。1時間半といわず3時間くらい部屋とればよかった。


っていうか俺、こんな歳になってマジで何してんだろう。なんで土曜日の夕方に1人でメイド服着て自分のiPhoneを物欲しそうな目で見つめているんだろ。虚無感を埋めるためにメイド服を着たいと言い出したのに、ひとりビルの一室でメイド服を着てる自分を俯瞰で見て凄まじい虚無感に襲われてきた。生きるのヘタクソすぎだろ。俺よ。


前置きが長くなりました。そういった経緯を経て撮影された25歳男性のメイド服姿がこちらです。












いやかわいくね???


やばくね。才能アリまくってますね。夏井先生もニッコリ。







脚エロくね??


これ生足無加工です。繰り返し言いますが178cm、68kgの男性です。









比較してみた。


これ同一人物には見えんよなー。今回はメイクとかまではしなかったからあれだけどガチでメイクとかしたら完全に化けられるんだろうな。








てなわけで素人が女装してもそれなりのクオリティにはなることが分かりました。俺が女装したらそっちの世界にのめり込んじゃうんじゃないか?っていう一抹の不安(?)もあったんだけど、意外と性的に興奮するとかはあんまり無かったです。ただこの恰好でトイレ行ったときにパニエの下から自分のモノを出したときの背徳感ヤバすぎた。


あと、Amazonで買ったせいでしばらくおすすめ商品のところに女性用下着が表示されまくってて困った。そっちの趣味ではねーのよ。以上、俺のメイド服バージン喪失noteでした。







あと絶対に下着まで履く必要なかったな。













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