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あなたは見慣れたカエルの方が大好き

あなたはアマゾンに潜んでいる色が綺麗なカエルとそこらへんの沼地に住んでいる緑のカエル、どちらを触りたいと思うだろう。
相当のカエル好きでないのならば多分、後者を選ぶだろう。
前者のカエルと後者のカエルで違うのは色だけだ。
それにも関わらず、後者を選ぶ人が多分、多くなるだろう。
なぜだろうか。
先に結論を言ってしまうと、「認知容易性」と言う効果が発動するのだ。簡単に言うと、あなたは慣れ親しんだものを好むのだ。

もちろん、上の2つの質問には、「認知容易性」だけが働いているわけではない。
あなたは、「アマゾンに潜んでいる、色が綺麗なカエル」と言われて勝手に毒カエルを想像したのではないだろうか。
毒を持っているなんて一言も言ってないのに、だ。
これらの思い込みは「ステレオタイプ」と呼ばれる思考の偏りの一種だ。

もちろんこれまた僕たちの不合理な一面である。
だが不合理さにも当然、メリット、デメリットがある。

メリットとして、
あなたは今日あるテストの日だ。しかし、昨日とても疲れていて全く勉強をしていない。が、救いの手があった。それはそのテストは4択問題マークシート方式のテストだった。
この場合、あなたは4択の中に見慣れたものがあればそれに丸をつければ良い。馴染みのない選択肢は排除すれば良い。(もちろん、この方法は最終手段としてお勧めする。)

デメリットは何だろうか。
それは、認知しやすいかどうかの印象に基づいて判断をしていたら、仕組まれた錯覚には対処できないと言うことだ。
つまり、この場合、"引っかけ問題"と呼ばれる問題には対処はできないと言うことだ。

そして、あなたはデメリットだけを排除するように日常で心がければ良い。

対処法として
まずは、「認知容易性」について知ろう。(全ては知ることから始まる。)
そして、この認知容易性を日常で意識することだ。
そして、実際に自分の(あるいは他人の)認知容易性に気づく事ができたら
自分に、「認知容易性のせいで物事の見方に偏りができていないか。」と自問しよう。そうしたら、今よりかは認知容易性が原因で不合理な判断をすることは少なくなることだろう。

そして、今回、少しだけ触れた、「ステレオタイプ」について。
それは、明日また、哲学的な要素も含めて、この記事を読んだ読者にも考えてもらいたい事があるので1つの記事にまとめようと思っている。

今日はくだらないジョークが少なめで、期待に答えられず、申し訳ない。
ではまた明日!認知容易性についてでした。
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