自分の読んでいる海外ウェブコミックの紹介

自分はクリエイタータイプではないので、何ができるかというとせいぜいクリエイター諸氏の作品を世に知らしめることくらいだ。そこで、自分が日常的に読んでいる海外ウェブコミックを中心に今後ときどき紹介を書いていこうと思う。実はmastodonでちょっと投稿してみたが、フォロワーを増やす努力をまったくしていない自分がああいう一過性のところに投稿しても、大河に小石を投げ込むようなもので、まったく何の意味もないことを悟った。それで持続性のあるnoteに書いておけば、誰かがたまに見ることもあるかもしれないと思ったわけだ。

自分の読んでいるウェブコミックはいくつかあるが、今は特にポータルサイト Hive works (thehiveworks.com)に掲載されているものが中心だ(掲載、といっても日本のウェブコミック誌と違い、それぞれの作品が独自にサイトを持っていて、直接そこを見ることもできる。Hive worksは数多くの作品へのリンクを集めたカタログ的な役割を果たしているに過ぎない)。ここにはプロ、アマチュア、その中間的な立ち位置のいろんな作家が作品を載せている。数が膨大過ぎて自分が読んでいるのはその一割にも満たないと思うが、当面はそこからの紹介が多くなるだろう。日本のアニメや漫画からの影響が強く見られる作品もあるが、それだけではなく非常にいろいろな視点からの作品があり、また作画面からも日本の商業コミックやいわゆるアメコミといった枠にはまらない自由な作品も多く見られて興味深い。

なお、海外ウェブコミックは、無料で読めるものであっても大体Patreonというシステムと連動して、その気になれば気軽に作者に月単位、口単位で購読料を送れるようになっている。Patreonという名前は、Pay + Patron から来ているのだろう。そういう購読料を払ってくれる読者には、作者が直筆イラストを描いてくれたりというサービスもあるようだ。作品からお金が入るようになれば、その分作家の方もアルバイトとかせずに作品に専念できるわけで、双方にメリットがある。気に入った作品が見つかったら有料読者になることを検討してみてもいいだろう。

あと、どの作品もだいたいサイトに行くと最新ページが表示されるものが多いので、初めて読むときは、「archive」の欄を探して過去ページを見るようにするか、ページ下部に"<<" "<" ">" ">>"という感じのボタンがたいていあるので、"<<"で作品の先頭ページに行くことができる。

多くの作品に、各ページの下に読者コメント欄があり、読んだ読者からのダイレクトな感想が見られるようになっている。難解な作品の場合、ここのいわゆる考察班によるコメントがないと理解できないこともあり、重要な役割を果たしている。

また、連載しているコミックが一定の分量に達したらkickstarterで資金を募って単行本化というのが定番の流れのようでもある。このようなやり方は日本の作家たちにも、作品発表の一つの方向性として参考になるのではないだろうか。



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