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おいしい珈琲の淹れかた

意外と雰囲気。


突き詰めてやるわけではなく、個人で楽しめる範囲で良しとする程度なので、何体もの道具を購入・比較することもなく、自宅で手軽に出来る僅かな手間で大分美味しくなりました。

料理全般にいえるだろうけれど、同じ素材を使っても、手間をかけると違うものが錬金されの吃驚しますよね。ちょっと吃驚しすぎて、誰かに云いたくなりました。が、仕事は納め終わった故、わたしは年末年始誰とも会わず家から一歩も出ないで過ごすので、この思いをバチバチとキィボードにぶつけることにしました。根が暗い。


①豆を買う

②豆を挽く(手動ミル)

③お湯を沸かす

④ドリップする

⑤それっぽい器に注ぐ

という、5行程だけなのに、雑にやるのと丁寧にやるのでは全然違う。

よく豆は鮮度が大切なので2週間くらいで飲み切れる量を買えというのを読んだりする。しかしそんなちょうどいい量の小売りなど専門店でしか出来かねるし、専門店まで毎回行くとかやってられん。駅前のカルディが限界だし、駅前まで出るのが怠いので大体は近所のスーパーで買う。

挽いた粉を使い続けるより、面倒でも毎回飲む直前に豆から挽いた方が美味いのかもしれないと、1,500円くらいの手動ミルを購入し試みてみたら、豆からの方が美味かった。

そこで、スーパーに売っている大量生産豆でも、拘りの焙煎とかでなくても、もっと高みへ行けるのではないか、と気付き、淹れ方を教本に従ってちまちまやってみたら、やばかった。

フィルターの端を折る、ドリップする際、豆を蒸らし、3回に分けてお湯を注ぐ。お湯は中心から円を描くようにフィルターにかからないようにする。

カップをあらかじめ温めておく。

豆の可能性を感じました。

今まで雑に扱いすぎていた。豆のポテンシャルを潰しておった。ごめんよ、スーパーオリジナルの豆。

粒の大きさに拘りミルを買い揃えたいという探求心は芽生えなかったが、円錐ドリッパーにカリタ式の台形の紙フィルターを使用するのはやめようと思った。スーパーの棚に円錐型の紙フィルターがなかったんで、嵌らないがいいやと使い続けておった。蒸らして豆が膨らむ様子をちゃんとみたら、型に嵌っていない浮いている部分で注いだ湯の滞留が起こっていた。お湯も鍋からじゃっと注ぐと、量の調節が出来ないのでやめようと思った。ペーパーフィルターを使う以上、紙の味はするものだと思い込んでいたが、ゆっくり少量ずつ注ぐと、かなり軽減する。

美味いコーヒーを淹れられたからといって、なにがどうというのもなく、喫茶に目覚めもしなかったが、対して栄養がない飲み物が、手間をかけると美味くなるのは、真理って感じがして良かった。ちゅうに。


という作文。

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