見出し画像

高配当株と大株主【追記】

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

以前PIVOTでエミンさんが四季報の読み方をレクチャーしている回がありました。

この中で、大株主に創業者がいる企業がはプラス評価という話をしていましたが、自分でも調べてみてなるほどなーと思いました。

創業一族(や経営陣)が大株主に名前を連ねている会社は中小型株に割とよく見られます。これは雇われ社長ではなく自分自身の利益のために会社をより大きくするために努力するモチベーションが高いと言えます。
また、大株主は株の配当という給料とは別の報酬があります。つまり高配当を維持する会社でその会社の大株主が経営者の場合、自分自身の利益のためにも高配当を維持したり、高配当を出すために会社をより拡大するために尽力するというわけです。

サンプルに最近保有し始めたムゲンエステートという会社を見てみましょう。
筆頭株主は恐らく創業者の方ですね。それに続いているのはお名前から息子さんですかね。とても分かりやすい親族経営の会社に見えます。
僕は不動産もやっていることから元々この会社の名前は存じ上げており、現在都心部での不動産バブルを追い風にして利益を上げている会社と認識しています。462万株も社長さんが持っていますね。

では、配当金を見てみましょう。年1回の配当で12月が配当月になります。1株あたり52円を予定しているようですね。なんと配当だけで2億4千万(税込み)の配当金です。これは社長さんとしてはモチベーション高いですよね。

ただ、大株主が経営権を握っている場合、異常な配当性向(会社の利益の内どれだけ配当で払い出しているかの割合)だと問題ですので念のため調べてみます。
ムゲンエステートのIR情報に記載がありました。配当性向は40%のようですので、割と株主還元をしてくれている会社に見えますが、異常な割合ではないので良さそうです。ただ、四季報の情報だと50円の配当金になっていますが、会社のIRでは32円なのでかなり違っていますね。これだと2.7%くらいの配当ですね。うーむ、もっと高配当だと思っていた。。。

この会社は3年間増収増益を続けていて、営業キャッシュフローがマイナス(不動産業界は営業CFがマイナスの会社結構あります)で、自己資本比率も50%を切っていますが、これは不動産という業種から借り入れを多くしてレバレッジを利かせないと商売できないのでまあ良しとします。この辺から、購入してみたのですが、ちょっと配当が少ないのと、実際に保有してみた感じ値動きが大型株と比較して激しいので、今後も維持するかどうか悩ましいです。現状で2年分の配当金に相当する含み益が出ているので、年末に利確してしまうかもしれません。うーむ、まだまだ勉強不足ですね。

皆さんも自分が保有する高配当株の会社の大株主を調べてみたらどうでしょう。その大株主がいくら毎年利益を得ているのか、これも面白い視点だと思います。

高配当投資に関してもnoteを書いていますので良ければ読んでみて下さい。

【追記】
今日ムゲンエステートが上がっていたので、良いタイミングなので利確しました。配当2年分くらい利益が出たのでよしとしましょう。

サムネ:AdobeFireFly「積みあがる金塊 金庫」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?