【 他の医療職との出会い 】
#脳血管#脳オペ#コイル#脳幹#IgA腎症#全身麻酔#ICU#ステント
ICUでの初めての朝を迎え、長過ぎる1日が始まる。
痛みに悶える中、まず、やって来たのは、
薬剤師と実習生。
薬剤師が、実習生から、薬についての説明をさせてもらって良いかと確認がある。
了承する。
緊張して震え上がっているのがわかる実習生が、わたしに、一生懸命、薬について説明してくれる。
痛くてそれどころじゃ無くても、真剣な人に対しては、真剣に受け止め、しっかり聴く。
しっかり聴くと、ふと、思うことがあり、質問すると、それに対しても、実習生が、きちんと答えてくれた。
補足が必要な場合のみ、そばにいる薬剤師が、フォローをしてくれた。
頑張れ、未来の薬剤師…!
と思うも、やり取りに疲れて、グッタリ。
最強レベルの痛みが、駆け巡る。
ベッド上で、丸くなり、静かに悶える。
そんな中、次にやって来たのは、
OT…作業療法士と実習生。
OTは、実習生が見学することは、良いかと確認はとってくれる。
良いも悪いも、もう、どうでも良いよ、状態。
薬剤師と出会った時よりも、気力なくヘロヘロで思考がまとまらない。
両脚の鼠蹊部から、カテーテルを入れたので、止血する為に、両脚は、ガチガチに固められている。名称を知らないが、医療用の強力な布テープみたいなものが貼られている。
その状態を朝の清拭時に初めて見たわたしは、絶句した。
理解が及ばなかった。
めっちゃ痛々しいやん。
まずは、そこの確認。
カテーテル入れたので、血管が硬く固まっていないかの確認をする。
そして、足囲を測る。
これは、簡単に言うと、エコノミークラス症候群になっていないかを判断する為に。
さらに、手指の動きの確認。
現状把握の為にやって来た。
そう、現状把握の為にやって来たのは、PTとSTと続いた。
PT…理学療法士。実習生は、ICUを出た一般病室の時にやって来た。
OTと同様に、両下肢を確認して、立位の確認。
止血用のテープが、皮膚を引っ張っていて、突っ張って、痛く、まともに立位できない。
両手の筋力に左右差があるので、握力計で測定する。
四肢ともに、筋力が、一気に落ちていることを実感する。
痛いから、力が入らないのもある。
最後に、やって来たのは、
ST…言語聴覚士。実習生は無し。
脳機能の確認。
発語状態の確認。
嚥下の確認。
他もやったような気がするが、忘れた。
各リハビリは、ICUから、毎日、入るようになった。
何がキツかったと言うと、STのリハビリ。
STとのリハビリが終わった後は、倒れこむぐらい頭が痛く、消耗が激しかった。