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サイエンス・コミュニケーションを学ぶ

 NTSは創業期より、サイエンス・コミュニケーション(SC)を標榜し、出版事業のみならず「科学による地域づくり」に取組み続けています。又、2005年から2020年までの15年間、某美大で“現代科学論“と称し、デザインを目指す学生にSCの一環として科学技術を分かりやすく教える授業に取組んできました。そうした経緯の中、「科学と市民をつなぐこと」を使命にした日本科学技術ジャーナリスト会議( JASTJ :1994年7月発足)が開催する月例会に私、吉田が1月30日オンライン参加しました。
 今回の講師は、東大先端研シニアリサーチフェローの中邑賢龍さん、テーマは「どう伸ばす?子どもの才能~学校と正反対の遊び場~」でした。

 NTSのSC活動の中で分かってきたことの一つに、子どもの想像性(imagination)には、時に現実を変える力があり、大人が現実で発揮する創造性(Creativity)との出会い方次第では、地域づくり、地域創生の大きな力になるだろうという考えがあります。少子高齢化、若者の流出に悩む地域にとって、先ずは子どもたちが内に秘める可能性に気づくこと、それを引き出すことが地域の未来を支える「未来力」になるだろうと考えています。その意味で中邑先生不断の活動と子どもたちを巻き込んだ取り組みに関心がありました。発表会場のある内幸町日本プレスセンターにもたくさんの参加者が見られ、リモート参加も実数は分かりませんが、活発な質疑が行われていてJASTJ活動にも憧れを感じました。

 受講後の感想を投稿したところ、「日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 No106(2023年3月発行)」に掲載されましたので、紹介致します。

<2023/04/10>

NTSの事業を振り返り、SCの取り組み方を20年以上続く物流塾で発表しました。