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2月17日のマヂラブANN0聞いて10年前のお笑いヲタク亡霊が蘇った話

マヂラブANN0でしぬほど懐かしい話をしていたので懐古厨になろうと思う。まだ2022年2月23日現在、聴けるので是非ともradikoで聞いて欲しい。24日の夜までいける。

でだ。冒頭から「Adachailds(アダチャイルズ)」やら「KABUTO」やら「DOI」やら出てきて懐かしさで体が灰になった。野田よ、何年前の話をしているんだ。約10年前だぞ。誰がわかるんだ。私か。

今から10年前、のめり込んでいたサークル活動を卒業した私は、その喪失感を埋めるべくお笑いにどハマりしていた。お茶の間ファンじゃない。劇場に通うガチなやつだ。2012年ぐらいから渋谷にある無限大ホールに通いまくっていた。週3は行ってた。それと同じぐらい神保町にある神保町花月にも通っていたのはまた別の話。

若手は主に無限大ホールで活動していた。地下にある無限大ホール。そこから這い上がるべく、日々ネタを研磨して、安いギャラでライブを重ねていた。私はそれを見るのが好きだった。

その頃の無限大ホールは伝説の「AGEAGE」が終わり、「ばちーんん」、そして「彩LIVE」へとメインライブが移り変わっていた。伝説のAGEAGEは東京9期ぐらいまでが活躍していた印象だが、徐々に年次は下がっていき、私が通う頃にはそれにプラスで10期前後、11期や12期、若くて15期ぐらいが活躍していたかと。
※無限大ホールのライブ、当時は投票制となっており、順位が付けられてました
今はわかりません
※東京○期というのは、NSCの入学の期です
わかりやすいところで言うと、チョコプラシソンヌパンサー向井くんは11期

さて、無限大ホールはほぼテレビに出ていない若手が圧倒的に多いため、集客が大変だった。ガチお笑いファンは通うけど、普通のお笑い好きはわざわざ通うわけがなく。よくハッピをきた若手が客寄せをしていたことを思い出す。少ない時は半分も席が埋まらないこともあった。一部のライブは自由席だったため、うまくやれば最前の席が取れる。神席取り放題なこともあった。ただ、一部を除いては。

私がどハマりした時期に、3組のトリオが超絶人気を誇っていた。テレビ出始めのパンサー、ジャングルポケット、ジューシーズ(現在は松橋周太郎とサルゴリラのコンビ)。3組でライブをすれば席は満席。立ち見あり。チケットが取れない、ってことはなかったけど、時々私も立ち見参戦した。
出待ちもすごかった。特にパンサー向井くんは大行列だった。本人はあまり良い気持ちじゃなかったようだけど。私はチキンだったので並んでません。

というように、芸人×芸人とすると大爆発がおきる。アイドル的人気が出る。ユニットとか、みんなそういうの好きじゃん?ジャニーズカウントダウンで干支ごとに歌ってるの見るの好きじゃん?グループ間超えた関係性って好きじゃん?そういうこと。

仲のいい芸人同士や芸風が似ている同士、はたまたプロデュースまで、たくさんユニットがあったなあ。。。と思い出す。冒頭に挙げた「Adachailds(アダチャイルズ)」やら「KABUTO」やら「DOI」やら。この辺はアイドルユニットね。ライブ見に行った記憶が微かにある。私は当時ジャンポケの太田さんが日本一好きだったから、アダチャイルズ推しだった。

なんでお笑いでアイドル?と思うかもしれないが、実は劇場のお客さんの9割は女性なのだ。アイドル的なものに惹かれないわけがない(偏見)。笑いを交えながらコントやって、歌って踊る、おもしろアイドルなんて大好物に決まってる。いつものネタとは違う姿にときめく自分がいたのは事実だ。(10年後、ガチにアイドルにハマっている今なので、当時からハマる要素は持ってたんだな〜と思う)

あとお笑いって、というか私の時代は、なのかもしれないが、「顔が好き」って理由で推すのあまり好ましい目で見られてなかった気がする。今はどうだかわからないけど。ネタが面白い、企画したライブが面白い、以外で「顔がかっこよくて好き!」は言い出しづらかった。そんな中本気で"アイドル"やってくれたおかげで顔が推し、かっこいい、って言いやすかったなあ。安達さんの顔が好きですありがとうございました。

もちろん集客のためというか、ファン獲得のため、以外にも単純に歌って踊りたいっていう願望があるのかもしれなかったんだけど。こっちとしては素直にファンになったし楽しかったからやってくれてありがとうって思う。

他、「東京シュール5」とか、「ラ・ゴリスターズ」とか、コントユニットもあるんだけど私は残念ながら生で見れてない。見てみたかったなあ、私がお笑いにハマる少し前の話。

私がお笑いから離れるとほぼ同時期に、大宮や沼津などの劇場ができた。今華々しい活躍をしているマヂカルラブリーをはじめとした「大宮セブン」は有名だろう。え、有名でしょ?え?みなさんご存知大宮セブンだよ。劇場が増えたことにより、好きだった芸人が無限大から散り散りになってしまい、さらに芸人離れが加速してしまった。無限大ホールにいけば好きな芸人みんないる、ってのがなくなってしまったのは悲しい。だけど致し方ないよな、あまりにもあの劇場は飽和状態だ。

ラジオによると、今“若手の中堅”は神保町で腕を磨いているらしい。アイドル的な活動もないんだとか。そういえば2011年ぐらいってM-1なかったもんね。だからアイドル的なもので集客狙ってたのかな。それとも、今はもうアイドルに頼らずとも集客できてるのかな。気になってきた。
あと神保町が普通のネタ劇場になっていることにも驚いた。あそこは演劇するための劇場だったはずなんだが。そうか、終わってしまったか。神保町花月についてもいつか書きたいな。あと、「あの芸人は今」って調べてみたいわ。

久々に無限大ホールに行きたくなってきた。劇場へと向かう無機質な階段。あの硬い、背もたれのない椅子。無料のオロナミンC。こぼしがちな、オロナミンC。

あと、ランパンプスは当時から人気あったけど(主に顔が良くて)、ここにきてまた話題に上がってて嬉しくなった。ネタ仕上がってるとか、めちゃくちゃ期待しちゃうんだけど。やっぱり1回劇場行こうかな。んで笑いを生で浴びてこようかな。

最後に、今日の今日まで保管していた「マンスリーよしもと」でお別れです。ここまで出てきたユニット全部紙面に載ってるんだけど、アップはできないから表紙だけでも。久々に読んだけど懐かしさで溶けた。みんな若いな。取っておいた私GJ。


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