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「世の中」というハードル

これまで多くの方々と話をする機会がありました。

その度に
「私は〇〇がしたいです」
「私は〇〇をしようと考えています」

という話をしてきました。

ある大人は(少数)
「それ面白いね」
「やった方がいいと思う」

と言い、
またある大人は

「そんなこと出来るの?」
「そんなの無理でしょ」

と言います。

そして、お決まりのフレーズ…  

「世の中そんなに甘くない」

結構言う方が多いです。
私自身言われたこともありますし、よく耳にする言葉でもあります。

では、「世の中そんなに甘くない」と言う方に質問です。

あなたの指す "世の中" とは何でしょうか。 

あなたが見てきた世界のことですか?
あなたが経験してきたことですか?
あなたがどこかで聞いた話のことですか?

そもそも、これまでの私の人生で甘かった時など一度もありませんでした。

幼少期から勝負の世界へ入り
常に周りから評価され
心身共に限界まで追い込んで
自分の弱さに向き合い
自分の才能を疑い
何度も挫折して
その度にやるんだと言い聞かして
考えて、考えて、実行して
顔を上げて立ち向かって
簡単に跳ね返されて
なにクソ根性でまた挑む…

そんな日々を、これまで毎日続けてきたわけです。

ある時は、周囲の期待と現実とのあまりに大きなギャップにやられ、死にたいと本気で考えた過去もあります。
今では笑える話ですが。
(両親に暴露したのもつい最近です)

さて、話を戻して、
なぜ「世の中そんなに甘くない」と言う大人がこうもいるのかを考察してみました。

私が出した結論は、  

"世の中"という漠然とした枠のハードルを上げてしまえば、自分が本来望むことを出来ていないことは仕方のないことだと自己肯定できる。

からだと考えます。

つまり、「世の中は本当に厳しい。本当に厳しいものだ。そんな厳しい世界で私はここまでやってきた。しかし中々自分の思うようにはできていない。くそー世の中め、なんて厳しいんだ」

といった感じでしょうか。     

やりたいことに「ハードル」はない

皆さんの心の中にも

「〇〇がしたい!」
「〇〇をしてみたい!」

といった欲はあると思います。

それが本当にやりたいことであれば、
自分で必死こいて考えたり、調べたり、計画を立てたりしますよね。
考える間も無く飛びつく方もいると思います。

私は最近、

「やりたいことは、やるに越したことはない」

と、よく思います。
いくら想像してみたって、自分の体験には敵いません。
「百聞は一見にしかず」とは、よく言ったものです。

そして、自分がやりたいことや、やってみたいと思うことを妨げる声、反対する声があれば、全て聞き入れましょう。

その声は声援です。

"絶対押すなよ" のやつです。

また、自分であれこれと理由を並べてハードルを作ろうとするのをやめましょう。

自分のやりたいことを、自分の責任で、全力で。

「やりたくないことをやれるのが大人」

そんなわけないですからね。

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