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豊かな楽曲でボーダーレスに魅了 最強エンターテイナー集団 超特急

私が1年ほど前に出会い、今ではかなりコアなファンとなりつつある、ダンス&ボーカルグループの超特急。今年結成10周年を迎える彼らは、ダンサーがメインでボーカルがバックという構成や、〝ダサかっこいい″をコンセプトとした活動で、他とは一線を画す存在です。しかし、多くのパフォーマーが乱立する音楽業界、〝非アイドル″を謳っていても、何かカテゴリーに当てはめることになると、超特急もまた他のダンス&ボーカルグループ同様に、自然とアイドル枠に入るかと思います。(アイドルらしいキラキラさでは売り出していないw-inds.も、初期はアイドルグループとして見られていたでしょうし、BTSですらK-POPアイドルと紹介されがちです)

各自に与えられたメンバーカラー、華やかな衣装、聴いているとハッピーになるようなダンスと歌。彼らを初めて知った方は誰でも、アイドルと思ってしょうがない気がします。

そもそも、アイドルと認識されることが別に悪いことではないので、彼らはアイドルなのか、〝非アイドル″なのか。もっと言うと〝アイドル″の定義とは何かを議論する必要はないのですが…。でも何だか、アイドルと聞くとアーティストやシンガーソングライターと呼ばれる方よりも軽く感じられ、敬遠されがちですよね?実際に私も今まで、アイドルの曲は自然と避けていましたし、家族は私以上に、アイドルとは縁遠い音楽志向でした。(私の母と姉は、私の布教活動で見事に超特急に興味を持ってくれました)

では、なぜ超特急にここまではまることになったのか。

前置きが長くなりましたが、超特急を全然聴いたことがない・観たことがない方、アイドルはちょっと苦手かもという方にもおすすめできる、私が彼らを好きになるきっかけとなった曲を紹介します。(あくまで楽曲紹介のため、メンバーについては詳しく触れていません)

1.Hey Hey Hey

ファンクなビートが利き、聴いていると自然と体が揺れる「Hey Hey Hey」。だだっ広い空間にシンプルな白いステージのセットですが、バックのブラスバンドと次々と変わるライティング、センスの良すぎる衣装で迫力と華が加わり、曲調にぴったりな世界観が作りあげられています。

2.Before Dawn

「Hey Hey Hey」のカップリングとしてリリースされた「Before Dawn」。メロディラインから大人セクシーさを感じられる曲で、当時の超特急としては珍しかったのではないかと思います。

3.Four Seasons

同じく「Hey Hey Hey」のカップリング曲である「Four Seasons」。曲名の通り、一組の恋人の春夏秋冬を男性目線で歌っていますが、あまりにもメロディに爽快感漂うので、私のなかでは夏のライブに歌ってほしい曲になっています。ボーカルのタカシさんは、どんな曲でも歌いこなせちゃうのですが、この曲は特に彼の綺麗で爽やかな高音がぴったりです。

4.need you

3rdアルバム「GOLDEN EPOCH」のリード曲となる「need you」は、全員が黒のセットアップに白いシャツを身に纏い、スマートなMVになっています。また、無重力空間で宙を舞う彼らの姿は美しく、カメラワークも素敵です。

5.Whiteout

ジャジーなイントロがおしゃれな「Whiteout」は、〝大人の愛″をテーマにしたスタイリッシュなウィンターソングです。この間の年末に開催されたクリスマスライブ「Superstar」にてこの曲が披露されたのですが、初披露した2016年の「愛す。in Wonder Land」の頃から比べて、ソウルフルなアレンジが加わり曲の良さがさらに引き立てられていました。

6.Body Rock

ドラマ「モトカレマニア」の主題歌になった「Revival Love」のカップリング曲、「Body Rock」は初の全英歌詞となった曲です。先に紹介した「Before Dawn」のような大人っぽいメロディと歌詞にマッチしたダンスは、超特急いちのセクシーな振り付けになっているかと思います。超特急のみなさんって〝ダサかっこいい″を掲げながらも、こういったセクシーな曲やしっとりとした曲を披露するときには、ダサさを封印し、曲の世界観を崩さないパフォーマンスをしてくるのがすごいなと思います。

7.Snow break

しっとりとした曲も素敵にパフォーマンスすることを証明してくれる1曲がこちら、「Kiss Me Baby」のカップリング曲「Snow break」です。美しいメロディと切ない歌詞が心にジンと来るこの曲は、かなり初期の頃のものですが冬のライブでは今でもセットリストに組まれることが多い気がします。

8.Jasper

昨年10月に5週連続デジタルリリースされた新曲の第1弾「Jasper」は、ドロップが利いて1度聴いたら頭から離れなくなるダンスナンバーです。この曲にMVはありませんが、teaserではダンスリーダーのユーキさんがバキバキに踊っています。彼のダンスは表現力含めて、本当に好きです。

9.Never Mine

連続リリース第2弾目「Never Mine」は超特急の大人な一面が見える曲です。超特急って、シングルカットされるような前面に出していく曲では、あまり大人の色気を感じるものを出してこないので珍しい気がします。実力のある方たちですし、メンバー全員が20代後半に入るので、これからはこういったテイストの楽曲でも、どんどん勝負していっていただきたいです。

ここまでザっとおすすめの曲を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。意外と〝アイドル″を連想させない曲を発表されているんですよね。

ここで紹介した曲以外にも、彼らはチラッと立ち寄った人を一気に引き込むような曲を沢山持っています。Spotifyにてプレイリストを作ってみたので、Spotifyユーザーの方はぜひ聴いてみてください。きっと超特急に対してのイメージが一変します。


見出し画像はこちらからお借りしました→ https://mobile.twitter.com/sd_bt



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