日記(2023/11/12) 富山ブラック #まじ日

本日は富山ブラックというラーメンを食べましたよ。

見た通り、濃いめの醤油ラーメンかなって思ってたんですけど、まじで、信じられないくらい、しょっぱくてびっくりした。
濃いめの醤油ラーメンっていうか、もはや醤油。白米を2人でシェアして食べたけど、足りなかった。味のバランス的には、麺半分の白米倍でちょうどいいくらいだった。メンマとか、信じられないくらいしょっぱかった。

いや、おいしかった。おいしかったと思う。でもしょっぱかった。

人生で食べたものの中で1番しょっぱかったと言っても過言ではない。これ以上にしょっぱいものは「失敗作」として食卓に並んでいた。もしくは、漬物とか、これの何百分の1かの質量で提供されていた。

富山ブラックにはレンゲがついていない。スープを飲むことが想定されていない。そらそうだと思う。醤油は飲んだら死ぬ。
加えて、富山ブラックは一口目を食べる前に全部の具をスープに沈め、混ぜることが推奨されている。チャーシューなどの具材の味も合わせることでラーメンが完成するらしい。それは、逃げ場を失うことも意味する。スープに浸かっていない箇所はなくなる。もちろん味変調味料やスープ割りもなく、ラーメンに真摯に対峙するしかない。

しれっとご当地ラーメン面しているが、ジャンル的にはマウンテンのパスタだと思う。

マウンテンのパスタ(拾い画)

つまり、びっくりご飯であった。単純なその土地のラーメンの範囲をゆうに超えていた。

ご当地ラーメンは得てして食べても食べなくてもどちらでもいいもの。例えば、札幌ラーメン。おいしいかもしれないが、もっとおいしいラーメンは世の中にたくさんあるし、あえて食べなくてもいいというか、食べても影響値が小さいラーメンが常。
そう思うと、富山ブラックは十分食べる”意味”があるものだった。明らかにここでしか食べられないものだった。

次に富山に行った時に、富山ブラックを食べるかというと、たぶん否だ。でも、向こう数年、あの時の富山ブラックがまじでしょっぱかったという話はするだろうし、人にも言うと思う。それくらいインパクトがある方が、中途半端においしいラーメンを出すよりも、よほど有意義に感じる。

検索すると、昆布出汁で割って欲しいと言ってる人がいた。それはまじで同意。麺もチャーシューもおいしかったから、普通においしく食べる術はいくらでもあると思う。でもそれだと意味はないのだろうな。

とはいえ、常連らしき人もいたし、ハマる人はハマる味なのかも。

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