日記(2021/08/19) #まじ日

風呂椅子を買ったら風呂桶がきた。
語弊がある。
正確には風呂椅子と間違って風呂桶を買ってしまった。

風呂桶はすでにある。磁石で壁にくっつけるやつだ。余談だが、昨今のインスタグラマーは親の仇のように物を浮かす。キッチンでも洗面所でも、とにかく接地させないことに命をかけている。
お風呂も例外ではなく、あらゆるものをひっかけるか、磁石で貼り付けるのがセオリーらしい。
私は熱心な被インスタグラマーなので、話題になっている壁にくっつける風呂桶を買った。

なのに、また風呂桶を買ってしまった。
風呂桶は2個いらない。まじでいらない。風呂桶が壊れることはほぼない。汚れて買い換えることはあるかもしれないが、数年単位の話だ。
風呂桶の活用法も検索してみたが、風呂桶は風呂桶として使うしかないようだった

仕方ないので新しく買った風呂桶は返品することにした。諸々の送料がかかって、結局は500円くらいしか返ってこなかった。どうしようもない。私が悪い。

気を取り直して風呂椅子も買って、我が家のお風呂は完成した。風呂椅子も浮く仕様にした。完璧である。


今日、お風呂から出て、髪を乾かしていると、何やらガシャンと音がした。嫌な予感がしてお風呂を覗くと、壁にくっついているはずの風呂桶が床に転がっていた。

そこから、何度貼り付けても、風呂桶は壁を滑り落ちた。なんということだろう。まさか、こんなに早く2個目の風呂桶が必要になるときがくるとは。

厄落としをしていても、風呂桶を2個買ってしまうし、1個返品した瞬間、もう1つ風呂桶が必要になったりする。落ちたのは厄ではなく風呂桶だった。

でも厄落としをしているので、滑り落ちるのは風呂桶ですんでいるとも言える。厄落としをしていなければ、壁を滑り落ちてくるのが鈍器かもしれない。もしかしたら、自身が滑り落ちるかもしれない。

そういうことである。

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