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Case2 トウキョウ コワイ

韓国でのワーキングホリデーが終わり、日本に帰国。元々九州の出身だが、新しい職場の関係で東京に住むことになった。

東京なんて、就活ぶり(しかもその時、東京駅で盛大に迷子になって上京諦めた)だったから、もう何もかも新鮮。田舎者感丸出しだった。

九州出身だから、当然知り合いも周りにいなかったので、彼氏も欲しかったしPairsを始めてみた。
すると上京3日目でマッチングした男子がアタリ!!!
同い年、顔もタイプ、話も面白い。毎日やりとりをして、マッチングして3週間後に会うことに。

待ち合わせの場所は渋谷。人生初の渋谷は田舎者には刺激が強くて、待ち合わせ前に人酔いでダウン。
彼に会って、おしゃれな居酒屋に連れていってもらった。

海外旅行が大好きという私に、紹介したい女性がいるという彼。その人はある事業で、世界中飛び回って仕事をしているサマーハンターだそう。私はその時何も気づいておらず、私もそんな風になりたい!会いたい!!と話に乗ってしまった。(悲劇はここから、、、)

初めてのデートからは毎日の連絡、週に一回のデート。元々彼はどストライクだったので、好きになるのなんてあっという間。

そんなある日、彼から面白い恋愛講座があるから、一緒に行きたいとお誘いが。そんなの男女でいくの??と疑問に思いつつも、彼と一緒にいられるならと了承した。
当日、会場に入る直前に参加費かかるよと言われ、え?聞いてないけど?と思いつつ払う。講座には同年代の女子多数と、たまに女の子を連れている男子もおり、講師は男子は付き合いたいって思ってる子をこの講座に連れてくるんだよね〜なんて言うもんだから、完全に有頂天。

そんな講座に参加した数日後、彼から友達と中華料理パーティするから、来てほしいと誘われた。彼は前にホテルの料理人をしていたから、ご飯も食べてみたかったし、友達に会わせてくれるってことはもうこれは完全に脈ありフラグ!行くしかねえ!!!と舞い上がっていた。

そんな日々を過ごしているとき、ルームメイトにこの一連の話をしていたところ、お姉様ルームメイトが、怪しいそれ、、、と言い始める。ネットワークビジネスじゃないか、と。

お姉様の話を聞いていくと、講座で耳にした権利収入が、個人事業主が、、というワード達が。ネットワークビジネスなんて九州にいた時には聞いたことがない!!気になりすぎて寝る間を惜しみひたすらググったら、、、


彼はネットワークビジネスの会員だった。決定打は、彼が初めてのデートの時に、私にぜひ会わせたいと言った女性の名前だった。
もうすごく心を持っていかれていて、ショックで信じたくなかった。彼の口からそんなこと聞いてなかったし。

ショックを受けているとき、ちょうど彼から、例の女性が開催する、お金について勉強できる講座に行こうよというお誘いが。
よし来た、と思った。もし、その講座でビジネスの勧誘を受けたら、私は彼をきっぱり諦められる。参加費も払ってやろうじゃない。

意気込んで参加した結果、ビジネスについて一言も出なかった。そもそも、大好きな彼がビジネス勧誘で会っているだなんて信じたくなかったから、ちょっと安心した自分もいた。脈もあると思っていたから、講座後にご飯を食べて、お店を出るとき、思い切って、もう帰るの??と言ってみた、、、が、断られる。

受け入れられもせず、何とも不完全燃焼な状態。
元々白黒ハッキリさせたいタイプだったので、数日後にご飯を誘った。告白して、フラれたら諦めがつくから。

案の定玉砕。今は恋愛どころじゃないそうで。そりゃそうよね、昼間仕事して、夜はアルバイト、空き時間に勧誘してたらそんな暇ないよね。

彼との出会いで、男性への考え方が変わってしまった。好きになっても、報われることは本当に奇跡的で、今回みたいに、散々期待させられて結局ダメなときもある。振り回されるくらいなら振り回し、遊ばれるくらいなら遊んでやろう、と。

彼との出会いで学んだことは、
1. ネットワークビジネスの勧誘のためにアプリを使う人もいる(ただ冷静に考えるとめっちゃコスパ悪ない?複数のアプリ有料登録+マメな連絡+定期的にご飯やデートって、お金も時間もかかってますやん笑笑)
2. 男性だけじゃなくて、女性も標的になること(ネットでは女性→男性に勧誘のケースが多かった)
3. 東京男子の顔面偏差値高いから気をつける

以上。笑笑


追伸。連絡を絶ったのに、1月1日に彼からあけおめ+去年出会えて本当に良かった、というLINEがきて心が大きく揺れたのは、ここだけの話。

#好きなことして生きていく #出会い #Pairs #ビジネス勧誘には気をつけろ



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