105回薬剤師国家試験~浪人の経験~
第105回薬剤師国家試験で238点を取ったのでおそらく合格できた。
しかし104回では不合格で、1年間の浪人を経験している。
今回は僕がどのような環境(予備校など)を選びどのようなスケジュールでどのように勉強したかを話したい。
去年2019年3月24日14時 第104回薬剤師国家試験の合格発表があった。
自己採点では221点。
きっとボーダーライン付近だと思っていたのでとても緊張していたのを覚えている。
結果は不合格。合格最低点は225点、廃問が3問だったので僕の点数は224点。
1点足りずに不合格になってしまった。
そして親や内定先と相談した結果、もう1回薬剤師国家試験に挑戦することになった。
まず予備校に入るのがいいと思い、薬学ゼミナール池袋校に話を聞きに行った。
内定先で週2回アルバイトをすることになっていたので、通いではなくオンラインで授業を聞くことを勧められた。
考えた結果、オンライン教室を受講することに決めた。
オンライン教室の一年間のスケジュールは
4月~5月:基礎講座
要点集というテキストを使って、1日30分程度の授業を聞いた後、問題を解い
て満点になるまで繰り返します。
6月~9月:青本講座(模擬試験9月末)
青本をもとに1日2時間~6時間の授業を聞いて、聞いた後確認テストを受け
る。
10月~1月:白本講座(模擬試験11月末、1月末)
白本という国家試験の過去問とオリジナル問題がぎっしり詰まった参考書を
解いたのちに解説講義を聞く
基礎講座の時は授業が1日30分程度しかなかったので、余裕を持って進められた。
週2日アルバイトがあったが、週4日勉強する日を決めて、1日2科目行えば余裕で1週間のノルマをクリアできた。
しかし、6月からの青本講座が時間的にとてもつらかった。
アルバイトがあるので平日は週3日しか時間が取れない。ところが薬ゼミのカリキュラムでは週5科目組み込まれていたので、平日に1日2科目やらないと終わらない。
もしおわらなかったら土日に勉強しなくてはいけないのでほとんど休みが取れない。復習する時間がない。モチベーションもおちてただ授業を聞くだけになっていました。
チューターの先生曰く青本講座が最も時間がかかるし辛いので毎年勉強しなくなってしまう学生がたくさん出てしまうらしい。
そんな状況の中、9月末に模擬試験を受けました。
結果は194点
この全国平均よりも上回ることが出来たが、この時期はまだ現役生が勉強を始めたばかりだから浪人生が平均点を超えるのは当たり前だった。むしろ194点はとても低い点数だった。
そして内定先と話し合った結果、アルバイトが9月末で終わることになった。
正直嬉しかった。
これで勉強のみに専念できるので時間に少し余裕が出来るからだ。
11月末の模試で240点を取るために、10月から始まる白本講座で次の3点を意識した。
① 生物、衛生、薬理、薬剤、病態の白本を3周すること
② 物理、化学、法規、実務は授業のみ
③ 予定表に1日3科目を書き込み、終わるまで帰らない。
要するに量を意識した。
9月末の模試では圧倒的に勉強量が不足していたので、量をやること。その中でも特に得点配分の多い科目をやることを意識した。
そして迎えた11月の模試で219点だった。微妙な結果だった。
全国平均店はわずかに超えているが予備校生の平均点より低い。
とても落ち込んだし、今年も落ちるのではないかと不安で仕方なかった。
でもやるしかない。次はどうやって点数を伸ばして国家試験につなげるかを考えた。
考えた結果1月の模試に向けて次の2点を意識して勉強することにした。
① 本番で点取り分野の法規、実務を9割以上とること。そのために白本3周すること。
② 他の科目は1度間違えた問題のみ何度も復習すること。
ひたすらこの2点を意識した結果、1月の模試で258点を取ることが出来た。
すごく驚いたし嬉しかった。チューターの先生も驚いていた。
おそらく、量(白本3周)を意識して勉強したのちに、質(間違えた問題のみ復習)を意識したことで点数が伸びたのだと思った。
この点数なら必ず国家試験に合格できるという自信を持って臨めた。
結果は最初言った通り238点。
本当に頑張ってよかったと。報われたと思った。
来年の国家試験をうけるみなさんに少しでも僕のやってきたことが参考になったらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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