歯科医療は100人いれば100人を顧客に出来る素晴らしい仕事
車を買わなくて電車だけで十分と思っている人は、車を買わない。
テレビが家になくても困らないと思っている人は、テレビを買わない。
お酒を飲まなくても大丈夫な人は、お酒を飲まない。
中華料理が苦手な人は、中華料理店には行かない。
花粉症がない人は、アレルギー科のお医者さんにお世話になる事はない。
世間一般の周りの仕事をみてみると、100人がいて100人を顧客と出来る仕事はそうない。
ところが、僕ら歯科医療は、赤ちゃんの頃から、それどころかお腹にいる時のお母さんへの指導、そして幼稚園、小学校、中学校、高校生、大学生、社会人、年配の人、残念ながら歯がない人、全ての人を対象に仕事が出来る。
実際、僕は地方の歯科医院なので、2歳から100歳近くの患者さんを診させて頂いている。
世界的にみると、多くの国で歯科医師は、憧れの仕事として上位にランクインされる。ところが、日本では、最近のデータは知らないのですが、200番台だっと聞いている。
また、普通、何かお客さんに買ってもらったら、お店の人がありがとうと伝える事が多いと思うが、歯科医療は、患者さんから治療費を頂いているのに、治療して頂いてありがとうと逆に感謝される事もある。そんな仕事もなかなかない。
医療は、人が相手の仕事なので、99人同じ治療をして上手くいったとしても1人何故か結果を出せない事もある。
そんな時に、ま、良いかですませず、何故結果が出ないんだろうと若いうちからこだわっていると、いつのまにか結果を出せる事が増えてくる。そうすると、仕事はより楽しくなる。
来年50歳になるのですが、本当にまだまだといつも思う。でもそう思い続ける事で、人として歯科医師として成長できると思い日々精進を続けています。
僕が個人的につながりがある先生方は、それぞれの専門や方向性などの違いはあれど、皆、何歳になっても精進を続けている先生が多い。しかし、いかんせん、僕らの日々の診療は地味な事が多く、スポットライトを浴びる事はほとんどない。
僕も若い頃はそうだったのですが、目立つ派手な治療に目がいっていた。しかし、実際にそれを必要とする、また求める患者さんは多くない。そのギャップが、現在の日本の歯科界の現状を作っているのかもしれない。
今日は、なんか取り止めもない文章になっているので、これくらいで。あとで修正していいきます。
写真:いつもお世話になっている生月(いきつき)島にある居酒屋ひといきの刺し盛りです。美味しいですよ〜。
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