人間は愚かだ

私達人間は、この地球という場所に生まれ、この地球という場所にいた自然を破壊し、生態系の頂点に立った。

人類、いや日本人は高度経済成長期、電力不足をどうにかしようと原子力発電所を全国各地に建設した。

2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波により、東京電力福島第一原子力発電所が機能しなくなり、水素爆発を起こした。

その後福島第一原子力発電所は廃炉が決まった。数十キロの場所にある福島第二原子力発電所の廃炉も決まった。

我々は自ら生態系を破壊し、自然を破壊し壁を作り、その壁を再び壊そうとしている。

何十年、何百年とかかる大きな壁を壊そうとしている。


我々は愚かなものだ。
自然の力を見くびり、津波に襲われた。
自然を壊した我々は、自然からの逆襲を受けたのかもしれない。

福島第一原子力発電所が所在する大熊町と双葉町は立ち入れなくなり、ゴーストタウンと化した。だが動物が生き生きと生活し、自然が戻ったようにも見える。
最初からこうなる未来だったのかもしれない。

これから先私たちはこの発電所に何億何兆円とかけ、何年何十年何百年と時間をかける。

これもまた責任だ。

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