ITパスポート合格体験記 ―２３/１０００―
先月、情報系の資格として基礎となる国家資格であえるITパスポート試験をうけてきました。難易度はそこまで高いものではなく独学でも合格を狙える試験でもあります。今日はその独学で合格した方法について共有できたらと思います。
学習の動機
ITパスポート試験は情報系の会社に就職したいときに履歴書に書いて大きく価値が上がるような試験ではありませんが、IT初心者の方が業界で働く最低限の知識を得るためには良い目標となる試験であると思います。情報の学習の動機づけのために学習を始めました。
試験問題に関して
ITパスポートはストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系に区分されていて合計１００問、１０００点満点で評価されます。合格最低ラインは私が受けたときでちょうど６００点でした。しかし、最低ラインを超えても各分野で最低３割以上取らないと不合格になってしまうため分野に偏った学習はおすすめできません。万遍なく学習していくことが必要であると思います。
下記にまとめておきます。
＜合格最低ライン＞
総合評価点
６００点以上／１０００点
分野別評価
ストラテジ系 ： ３００点以上／１０００点
マネジメント系 ： ３００点以上／１０００点
テクノロジ系 ： ３００点以上／１０００点
もともと情報系の出身ではないので、IT用語を覚えるのに苦労しました。ある程度英語には覚えがあるので横文字には何とか対応できましたがCRM（Customer Relationship Management : 顧客関係管理）やERP（Enter Resource Planning : 企業資源計画）などの英語の頭文字を取った用語は覚えずらく何度も復習して頭のなかに入れました。
試験では１～２割程度計算が必要な問題が出題されますが、微分や積分のような難解な問題ものではなく小・中学生でも計算の方法が分かれば解けるような問題であるため計算が苦手であったてもさほど心配することはなさそうです。
使用した教材と学習の方法
文字通りわかりやすく解説されたITパスポート試験の教科書となる一冊です。５００ページ弱とかなりボリュームがあります。初めのうちは１～１００までのすべてを理解しようとせず目次を眺めたり、さらっと斜め読みをして「どういうことを学ばなければならないのか？」や「どういった問題を出題されるのか？」などを理解していくといいかと思います。章末には問題数は少ないですが、過去問も記載されているので予めさらっと問題形式を確認して読み進めると学習効率は上がると思います。他に教科書などを持っていなければ購入をおすすめします。
この本に関しては購入するかどうか意見が分かれるところですが、個人的には買ってよかったと思っています。コンパクトで持ち運びしやすく赤シートで隠しながらIT特有の用語を覚えることができます。各ページの上部に問題が記載されていて、その下に解答と本のタイトルにもあるように関連した内容の解説が記載されているので内容をイモズル式に覚えることができます。用語の暗記にはうってつけの一冊です。
本物の試験の感覚をつかむのであれば買ってもいいかなと思える一冊です。教科書的な内容とCDがついていて約８回分の過去問を解くことができます。私はこの本を購入しましたが、教科書的な内容のところは目を通しておらず、過去問を解くのに使用しました。ただITパスポート試験を含めIT試験の過去問はWeb上にもあることに後になって気づいたので、「わざわざ購入する必要があったのか？」と言われると自信を持って答えることはできません。ただし本番の試験により近い形で過去問に取り組めるので本番の感覚をつかみたい方にとってはおすすめであると言えます。
Web上で過去問を受けたい方は『ITパスポート過去問道場』と検索エンジンで検索してみてください。その最初にヒットするページで受けられます。
学習の心構え
IT試験の基本となる試験といえども侮るなかれ。繰り返しになりますが、難易度が高くはありませんが油断をしていると足元をすくわれます。とはいえ満点を狙う必要はありません。試験の１０％程度は今度の参考して作られる正解しなくてもよい問題です。従って満点を目指して取り組む必要はなく、８割以上を目指して学習を進めていくと確実に合格圏内に入れると思います。いつでも受けられる試験なので行けると思ったタイミングで受験するのがいいと思います。それまでは決して現状に満足せず、常に自分が理解できていないところに真摯に目を向ける姿勢が重要であると思います。
今日はここまで。最後までお読みいただいてありがとうございます。
それではまた明日！
今日の一言：
ITへの一歩を共に踏み出しましょう！
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