AIツール「NotebookLM」は調べ物や学習の世界を変える
今日はGoogleが6月に発表した、新しいAIツール「NotebookLM」を紹介します。
本、論文、資料、Webサイトをソースとしてアップロードした後、それについてAIとやりとりができるツールです。
Googleは「リサーチとライティングのアシスタント」呼んでいて、「複雑な資料を理解して精査し、下書きなどを素早く作成するのに役立つツール」と伝えています。
NotebookLMでは「ノートブック」という単位で作業をしていきます。
1つのノートブックにアップロードできるソースは最大20個。アップできる種類は、Googleドキュメント、Googleスライド、PDF、テキストファイル、WebサイトURLなどです。
AIモデルはGoogleが誇る「Gemini 1.5 Pro」が採用されていて、高性能で、200万トークンという大量のデータのインプットが可能です。
今は試験的提供という位置づけで、無料で使うことができます。
試しに僕のブログ「いつも隣にITのお仕事」をソースとして使ってみたので、NotebookLMのすごさを一緒に体感ください。ちなみに、このブログサイトには過去僕が書いた記事、Voicyの書き起こし記事が合わせて2200記事が上がっています。
まず、NotebookLMにアクセスして「新しいノートブック」を作ります。
ソースとしてWebサイトのURLを選択し、隣ITのURLを入力すると自動で「ノートブックガイド」が作られます。
アップしたソースについてAIとチャットでやりとりできるのですが、「こういうのが欲しいのでは?」というものを、自動でまとめてくれるのがノートブックガイドです。
たとえば、ノートブックガイドには「概要」が以下のようにまとめられていました。
「
「いつも隣にITのお仕事」は、ITスキルを活用して仕事の効率化やスキルアップを目指す方向けのブログです。Voicy書き起こしやIT用語解説、書籍紹介など、プログラミング初心者から中級者向けの幅広い情報を提供しています。…」
ほぼ完璧な解説です。
また「生成」と書かれているエリアには「よくある質問」「学習ガイド」「目次」「タイムライン」「ブリーフィング・ドキュメント」という5つのボタンがあります。
それぞれワンクリックで生成を依頼できるというもの。ためしに、「よくある質問」を生成してみました。
「
Q1: コミュニティ「ノンプロ研」とは何ですか?
A1: 「ノンプロ研」は、プログラミングやITスキルを学びたい、仕事に活かしたいと考える、ノンプログラマーのためのオンラインコミュニティです。 スキルアップを目指す仲間と交流し、モチベーションを高め合いながら、共に成長できる環境を提供しています。
…」
このようなQ&Aが8つ生成されました。いくつかの質問はややマニアックなものでしたが、概ねよくある質問集でしたし、解説もほぼ完璧でした。
では、チャットをしてみましょう。
「ノンプログラマーがノンプロ研を活用するメリットはなんですか?」と入力したところその回答はこうでした。
「
提供された情報源には、「ノンプロ研」を活用するメリットに関する情報は記載されていません。 しかし、ソースから、「ノンプロ研」では読書イベントなどのイベントが開催されていることがわかります。」
ソースが2000記事もありますので、もしかしたらサイト全体は読み込まれてのかもしれないと思いました。
そこで、隣ITで「ノンプロ研」で検索した結果のURLを追加のソースとしてアップしてみました。
その上で同じ質問をしたところ、以下回答でした。
「
ノンプログラマーがノンプロ研を活用するメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。」
その後、項目として以下3つとその解説が紹介されていました。
・プログラミングやITスキルを習得できる
・目標達成を支援する環境がある
・コミュニティへの参加を通じて成長できる
こちもバッチリです。
論文や、ややこしいWebページなど、「いちから自分で読む」という行動はもうしたくなくなりますね…まずは、NotebookLMにソースとしてアップすることからになりそうです。こうなると、書籍もすべてについてPDFが欲しくなってしまいますね…。
ということで、今日はGoogleの新しいAIツールNotebookLMを紹介させていただきました。ぜひ使ってみてください。
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