あなたの発信はそれでいいのか!?野上英文さんから学んだ発信&キャリアの2つの教訓


先日、読書コミュニティ「flier book labo」で野上英文さんの登壇イベント「シン・キャリアの作り方」に参加しました。

キャリア、発信ほかたくさんの学びをいただいたのですが、発信を習慣的に行っている身として、2点ほどガツンとやられましたので、今日はその点ふまえてレポートをしたいと思います。

野上さんは、今やPodcast番組「News Connect」の水曜日パーソナリティでもおなじみですが、もともとのキャリアのスタートは朝日新聞の記者さんです。

40歳を過ぎてから、自らMITへ留学、そしてMBAを取得されました。

その後、ニュースメディア「NewsPicks」を提供するユーザベースに転職、JobPicks編集長に就任されました。

文章のプロフェッショナルでいらしたわけですが、最近ではNews Connectだけでなく、「定時まで帰れるラジオ」(テイジラジオ(、「野上英文の日本全国やぶから訪」など、数々の音声番組を手がけていらっしゃいます。

ちなみに、テイジラジオには、僕もデジタルリスキリング入門出版後に出演させていただいたことがあり、野村高史さんの音声配信講座でもご一緒だったので、たいへんお世話になっております。

さて、今回のイベントで、刺さったポイントを2つ紹介します。

①タイトルづけ
野上さんのご著書『戦略的ビジネス文章術』でも詳しく伝えられているのですが、タイトルづけの大原則は「前提+What's New」です。

前提=何の話題なのか?
What's New=何が新しいのか?

です。内容がわからなければそもそも興味を持ってもらえません。しかし、平凡な内容でも興味でも興味を持ってもらえませんので、それだけでなく何が新しいのかが必要です。

その大原則の次に分岐があります。

SEOを意識するのか、プラットフォーム内のクリックを意識するかという分岐です。

SEOを狙うのであれば、検索されそうな検索キーワードをなるべくいっぱい入れる必要があります。

Podcastなど、プラットフォーム内のクリックを意識するのであれば、また見せ方が変わります。前のほうに重要な要素を入れる、最初の7~8文字が勝負とおっしゃられていました。

僕の場合、Voicyで配信していますので後者の分岐になりますが、最初の7~8文字…あまり意識していなかったと大いに反省しているところです。

また、Voicyの音声を書き起こし記事として配信をしています。その際は、SEOが重要になりますので、タイトルの変更や、SEOを意識したディスクリプションの作成などやれることがあります。が、やっていない…。適当に流してしまっていました。

②なぜ音声に力を入れているのか?

野上さんがなぜ音声に力を入れていらっしゃるのか、この問いからも大きな学びがありました。

まず、今は以下2つを同時並行で取り組まれていると

  1. 組織・プロジェクトでバリューを出す

  2. 発信者としてのプレゼンスを上げる

まず、1ですが、自分が経験して見聞きしたこと以外は出せないということがまず前提です。

そして、組織に所属していると、個人ではできない、たとえば大企業との大きなプロジェクトといった経験ができるチャンスがあるというお話でした。

お金をもらいながら、それを蓄積できるというのが組織に所属する最大の魅力です。

僕も独立して個人レベルで活動していますが、大きなプロジェクトにはたしかになかなか恵まれないですね…

2ですが、「音声は3年越しで準備していた」とおっしゃってました。

その理由ですが、YouTube『働くっていいかも』という番組を手掛けていらしたとき、コンテンツにはすごく自信があったのに、当時の野上さんもゲストも残念ながら無名だったために、なかなか視聴してもらえなかったという苦い経験があったそうです。

「自分にプレゼンスがあれば、もっとこのコンテンツを多くの人に届けられるのに」

そこで目をつけたのが音声。音声はウソをつかず、自分らしく・自分が伝わるメディア。発信者としてプレゼンスを高めるにはうってつけです。

テキストはとくにニュース・SEOでたどり着く記事だと発信者の顔があまり見えませんものね…。

野上さんは、News Connectのパーソナリティとしてしっかり実績をつくり、さらにテイジラジオも成功させています。まさに狙った通りです。

僕もVoicyを2年間やっていますが、発信活動の勝ち筋を見出さないといけません。少し、考えているところはありますので、それはまた別の機会にお伝えします。

ということで、イベント「シン・キャリアの作り方」からガツンと大きな学びをいただきました。野上さん、準備くださった応援団のみなさんに感謝です。

耳から聴きたい方はこちら!

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