見出し画像

noteはじめまして。天然工房N-studioの松田信行です。

劇団「天然工房」座長の松田信行です。
天然工房N-studioというスタジオで「天然工房ワークショップ」という
演技体験のワークショップを
『演劇体験は人生を変える!』
というスローガンのもと、2001年からほぼ毎月開催しています。

SNSは、XやFacebookなどでお知らせ中心にやっていますが
このnoteは、お知らせ以外にも
演技指導者として23年間やってきた、僕なりの
想いや、経験、そしてなにより、これから
「演技をやってみたい!」
と思っている方々の背中を押すことができたら、うれしいな!
ということで
始めることにしました。


天然工房ワークショップ

沿革

2000年に旗揚げした「劇団 天然工房」。
旗揚げメンバーはほとんど舞台の経験はなし。そこで、それまでの僕の経験をもとにして、当時としてはとても斬新であったであろう切り口で俳優(劇団員)育成のメソッドを試していきました。
それは、舞台芸術を技術論からではなく、徹底的に「コミュニケーション」として捉えていくこと。
現在「Nシステム」と言っている、僕のオリジナル演技メソッドです。

おかげさまで、2001年から2003年にいくつかの演劇賞を受賞し、天然工房の芝居(ジャンルはシチュエーションコメディ)は興味を持たれました。そこで、2002年初めからこの「Nシステム」を体験していただくために「天然工房ワークショップ」を開催。それから毎月開催の『月イチワークショップ』をはじめ、
『演劇体験は人生を変える!』
というスローガンのもと、多くの方々に「表現する楽しさ」を伝え続けています。

舞台芸術は「コミュニケーション」の芸術

舞台芸術を成立させる、必要不可欠な三要素「空間」「演者」「観客」―

一般的な概念だと、見せる「演者」と見る「観客」という構図に理解しがちです。でも、そうすると、「演者」が発信したものを「観客」は受け取るのみ。というイメージを抱きがちです。
しかし、舞台芸術を完成させるために「観客」は必要なのです。
映画やドラマ、その他芸術においても「観客」は鑑賞する存在ではありますが、完成させるために必要な存在ではありません。
でも、舞台芸術においては「観客」がいないと、完成しないのです。
「観客」も参加しなくてはならない「舞台芸術」。
【ここで言う「参加」とは、観客が舞台に向かって言葉を発する等の、能動的な行動をすることではなく、同じ空間に存在する、ということを意味しています。】
であるとしたら、「観客」と「演者」にはコミュニケーションが必須。つまり、舞台芸術とは「コミュニケーション」の芸術といっても良いのではないかと思います。

天然工房ワークショップでは、演技の技術、という具体的なものではなく、「舞台芸術としての演劇」というアプローチを大事にしてきました。その結果「Nシステム」というオリジナルの演技メソッドになり、今まで俳優さんはもちろん、一般の社会人の方々、教師、音楽家、画家、棋士など、様々な職業の方に受講いただきました。しかも、年齢層もほとんど選びません。下は5歳から上は70代までが、同じ空間で同じレッスンをなんの違いもなくやります。それは「演技の技術」を教えるレッスンでなく、お互いの「コミュニケーション」が基本だからです。

これからnoteしていきたいこと

人生を豊かにする『演じる』技術

「天然工房ワークショップ」は演技の技術には、あまり触れません(皆無ではありませんが)。
でも「コミュニケーション」も「演じること」もその多くは「技術」です。矛盾するようですが、この矛盾こそ、きっと多くの方々が「演技」に対して抱いているイメージに繋がっているのだと思います。
その矛盾は、わかりやすく言えば、
本当ではないこと(=演技)が多くの人々の心を動かす。という紛れもない事実です。
それは、スクリーンの中や舞台の上でのみ当てはまることではなく、私たちの日常でも、そうなんです。でも、私たちの中にはどこかで
「演技=嘘」
という、先入観がある。だから「演じる」ことをためらったり、恥ずかしがったり、してしまうところもあります。

でも、まったく感じてもいないことを言ったり、やったりしても、人の心は動かせません。これは役者だろうが、そうでなかろうが一緒です。

つまり、「演じる」というのは、自分が影響を受けた上で、感じたことや思い浮かべたあれこれを、相手に適切に伝えるための「技術」だと思うんです。

このように考えると、私たちの生活にも大きく関わってくる「技術」だし、もっと大胆な言い方をすれば、
「演じる」ことって、相手に対する思いやり。
なのかもしれない。

そんな、俳優だけでなく、世の中の多くの方々に伝えたい「演じる」ための技術。それを少しずつここで伝えられたらいいな、と思っています。

『やってみたい!』でじゅうぶんです!

「演劇を一度やってみたかった」
「もう一度、拍手をもらいたい」
「役を演じるって、めっちゃ興味あり」
「グループで創作活動するのって、気持ちが若返りそう!」
…などなど、そんなことを一度ならず心に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そんな時、即座に思い浮かぶのが
「でもな…」
という、あれやこれやのハードルたち。

「演劇をやる」って、特に大人になってからだとハードル上がりますよね。

でも、「やってみたい!」というその想いは、なににも代えがたいものだとも思うんです。
だから、私たち天然工房N-studioは、その想いを受け止める企画や、環境を作ってきました。
規模は小さいながらも、レッスンにも、発表にも使えるスタジオと、経験豊かなスタッフたち。すべて、私が全幅の信頼を置く仲間たちです。それらすべてで、多くの方々の「演劇、やってみたい!」に応えていきます。

そんな、あなたの『やってみたい!』を叶えられるかもしれない企画のお知らせも、なるべく多くの方々に知ってほしいです。

書きたいことを、書く

あとは、書きたいな、と思ったことを書いていきます。
自分を通しての人間観察や考察が大好きなので、エビデンスなんて1mm  もないような雑文とか、
趣味のランニングやウォーキングで、気になったこと。
天然工房N-studioで企画する、演劇関係以外のことも。

書くことが好き、というより
書くことを通して、自分の中で考えがまとまっていく感覚が好きなんですが、私なりに丁寧に書いていこうと思っています。

それでは、これからもよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?