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《闘い》1年 渡部麗

こんにちは。
今回のnoteを担当させていただきます。
1年の渡部麗です。
「日体大×私」をテーマに書きました。
最後まで読んでいただけましたら、幸いです。

【闘える選手】
「日本だけでなく、世界でも認められる選手になる」
小学生の頃にこの夢を掲げてから、「上手くなること」をまっすぐに追いかけてきました。
年齢を重ねるごとに現実が突き付けられ、次第に焦りや不安が大きくなっていきますが、夢は消えるどころか、より大きく、強く、具体的なものになっています。

去年の終り頃、進路と合わせて自分の将来について考えたとき、「上手い」だけでは夢を叶えることはできないことに気付きました。チームから必要とされる選手とは、チームを勝たせられるとは等について考えたところ、「闘える選手」にならなくてはならないと思いました。また、様々なことを考える中で、私は「上手くなりたい」と一つのものだけを夢中になって追いかけるあまり、チームメイトと支え合うこと、チームのために闘
うことなど、サッカーの本質を見失っていたことに気づきました。

申し訳ない、どうにかしたい、そんな思いから日体大では、「闘える選手になる」ことを目標とすることに決めました。

【自分にできること】
日体大に入学して、8か月が経ちました。
なでしこリーグ、カンカレとたくさんの試合を経験させていただく中で、変わったことがあります。
それは、「上手くいかないときのプレー」です。私は、昔から調子の波が大きく、プレーがうまくいかない日には試合から消えてしまうような選手でした。しかし現在は、うまくいかないときでも「何か少しでも」という気持ちを持てるようになりました。

きっかけとなったのは、なでしこリーグのある試合です。一言で表すと、「ボールを持てばボールを奪われる」そんな試合でした。
ミスを重ねてマイナスな気持ちになっていた私に、チームメイトは「大丈夫、大丈夫」と声をかけてくれました。何かプレーに関わったときには、いつもより大きく「ナイス!」と声をかけてくれました。私は、チームメイトの声にこたえようと、スライディングをしてみたり、思い切ってドリブルをしてみたりしました。

すると、スライディングでカットしたボールが、シュートチャンスに繋がったのです。

このとき、うまくいかないときにもできることはあると知りました。
考えても、考えても、うまくプレーできないとき、ボールを奪われるのなら、奪い返せばいい、奪い返せないのなら、何度もボールのあるところに戻ればいいのだ、と思えるようになりました。
そして何より、ピッチに立っている以上「自分にできること」をやり続けなければならない、チームのために「自分にできること」をしたい、と強く思うようになりました。

【これからの私】
今回noteを書く中で、私は失敗から多くのことを得ているということに気付かされました。

失敗は、人を大いに成長させてくれますが、失敗をしたときには、周囲の反応が気になってしまうものです。しかし、気にすべきなのは「自分が、それから何をするか」ということです。失敗の原因を考え、改善していくことに目を向けていかなければなりません。

これまでのたくさんの失敗と、それを改善してきた成果が、今の私をつくっています。
悔しさをすぐに捨て切れるほど、清々しい失敗ばかりではありませんでした。
1人では乗り越えきれないほどの失敗も、たくさんの人に支えられて、何とか乗り越えてきました。

どんな失敗をするか、どのように失敗を乗り越えるかは、自分自身との「闘い」です。

そして、その楽しさ、苦しさ、悔しさ、孤独さを、私は知っているつもりです。

だから私は、
 自分自身に嘘のない努力をする
 自分の失敗を取り返すために走る 
 失敗を乗り越えようとする仲間を1人にしない
日体大では、そんな強い人、選手になっていきたいです。
そしてこれが、今の私が考える、「闘う選手」のかたちです。

自分の失敗も、仲間の失敗も
必ず取り返しに行きます。

最後に・・・
少し強気に語ってきましたが、私がなりたいと思う姿はまだまだ遠いところにあります。それでも頑張ることができるのは、「1人じゃない」からです。
1人ではないから、周りが見えなくなるほど夢中になって走っていくことができます。
いつも支えてくださる方々には、感謝してもしきれません。だからこそ、これからはもう少し周りを見て、周りの人に優しくなって、誰かのために動けるようになれたらいいなと思っています。

とても長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも日体大fields横浜、日体大サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。

#日体×私

●プロフィール
   渡部麗(わたなべ うらら)
   ・1年
   ・経歴
     JFAアカデミー福島
     →日本体育大学

     U-19日本代表候補


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