見出し画像

《謙虚・素直・感謝》2年 イム スヨン

今回noteを担当させて頂きます。2年の林受衍 (イムスヨン) です。今回のnoteのテーマは「無人島に持っていくなら」ということなので、私なりに書きたいと思います。また、人生のモットーも書きたいと思うので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 無人島に行くなら家族を連れて行きたいと思います。小学生6年生からサッカーを始めて、以来寮生活だったため、家族みんなで一緒に居られる時間がありませんでした。なので、無人島に行って一緒にゆっくり過ごしながら沢山の思い出を作ってみたいです。ケンカもあんまりしていないので、ケンカも楽しい思い出になると思います。日本に留学してからは、韓国で過ごしていた時よりもっと会う機会が少なくなりました。1年に多くて2回しか会えずに、毎回韓国に帰って家族と会うと両親が少し老けたように見えたり、弟の身長が伸びて可愛くなくなっていたりして、とても不思議な感覚になります。(笑)そして、本当に時間が過ぎるのが早すぎます。日本の生活も今年で5年目になりました。5年間過ごしていても日本の生活は自分にとってハードだし、大変なことばかりだけれど、常に家族が応援してくれたり自分のことを信頼してくれます。また、全力でサポートしてくれるおかげで毎日頑張ろうと思えるようになるし、家族の存在だけで力になります。正直、日本で生活をするようになってから家族の大切さを感じられるようになったかもしれません。また、大怪我で手術を3回もしてきましたが、自分の意見を尊重してくれるし、ずっと信頼してくれたおかげで完全復帰することもできて、今大好きなサッカーを続けられるようになったと思います。

このように他国で遠く離れても信頼してくれる家族(両親)の姿。自分の意見だけではなく、先に私の意見を尊重してくれる姿。常に全力でやってくれる姿などを学ぶことができました。

特に、父の責任感や継続力は尊敬しています。高校2年生の時、新型コロナウイルスの影響で韓国に帰国しなければならない時期がありました。帰るといつ戻って来られるか分からない状況だったので、空港で帰ってからの自主練習のメニュー計画を立ててメモしたことを今でもよく覚えています。実際帰国してから8ヶ月間日本に入国することが出来ませんでした。毎日朝5時に起きて筋トレ後16キロランニングをしました。午後からはボールを使うトレーニングを中心的にしました。7時間トレーニング生活を1人で8ヶ月間やった経験がありますが、自分に負けないように必死でした。5時に起きて筋トレをしていると、父は必ず出勤前に「今日一日も頑張って」と言ってくれました。父の仕事について話になってしまいますが、父は事業をしているため、休日がほとんどありません。そしていつも朝早い時間に出勤し、夜遅くに帰宅します。それにも関わらず、何十年間同じ生活を続けることが出来る人は中々いないと思います。私は自分のためのトレーニングでしたが、父は家族のために、ほとんど休日のない早朝から夜遅くまで仕事をする生活をしてきました。自分のことだけでも大変でしたが、父が家族5人のために責任感や継続力持って頑張っている姿は絶対に見習うべきだと思いました。

 次に人生のモットーについて書きたいと思います。自分の人生のモットーは、「当たり前は当たり前じゃない。」ということです。健康な体で毎日過ごすのは当たり前ではなく、難しいと思います。健康ではないと何をしようとしてもやる気が出ません。実際、今海外で過ごしているときだからこそ、体調不良や怪我することが何よりも辛いし、悲しく感じます。しかし、大怪我の経験のおかげでもっと自分の体のことを知るようになり、体調管理を徹底するようになったと思います。

 それを改めて感じたのは、5日間の社会福祉施設での実習でした。施設での90歳おばあちゃんと話していた時、「日本で大学に通えるのって親に感謝の気持ち持たなきゃだね」と言われました。また「親からの仕送りで過ごしているの?」と聞かれました。間違いなく、現在バイトもしていないし、ただ私がしたいこと、勉強とサッカーだけできているのがどれだけ幸せなことなのかをまた感じました。正直、日本の生活パータンは自分にとってハードすぎて5年間過ごしてきても中々慣れません(笑)。だけど、実習を通して今自分にとっての辛さや大変さは出会ったおばあちゃんたちには比べものにならなかったので、もっと頑張らなきゃと思いました。
出会ったおばあちゃんから3日間ずっと、「学生時代には勉強一生懸命するのが大事だよ」と言いました。両親もいつもそう言っているし、おばあちゃんもそう言っていたからこれは確実だと思いました。いつも忙しすぎて時間がないと言いましたが、時間は自分で作るものだし、ただ無理をすると体調を崩すからそれだけは気をつけるべきだと思います。そのおばあちゃんは手首を骨折しててやっと箸が持てるそうで「ただ字を書けることだけでもいいことないよ」と言いました。聞いた瞬間、なぜか悲しかったです。
この5日は自分にとってとても有意義な時間だったし、これから生きていく中で貴重な経験でした。「謙虚、素直、感謝」の気持ちを持ちながら毎日大好きなサッカーや勉強をしていく中で、夢に向かってどういう状況になっても諦めず、常に前向きにやっていきたいと思います。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうごさまいました!これからも日体大SMG横浜、日本体育大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いします!


#無人島に持っていくなら

●プロフィール
  林受衍 (イム スヨン)
  ・2年
  ・経歴
   →Seolbong middle school(韓国)
   →柳ヶ浦高校
   →日本体育大学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?