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《小さな巨人》4年 森田美紗希

今回noteを担当する4年の森田美紗希です。

まず本題に入る前に、、、

前回noteで

目に見えない怪我

というタイトルで昨年の怪我について書かせていただきました。
沢山心配をお掛けしてしまいすみません。

現在は復帰しております!
問題なくプレーしてます😊
試合会場で会う度沢山の方々に心配と祝福をされ、今は笑い話になるくらいまでいい思い出です!!

それでは本題に

今回のテーマは#おわりはじまり

私の素直な感情を綴りたいと思います。

【新チーム始動】

今シーズン
誰もが信頼を寄せるとみちがキャプテン

私は副キャプテンを務めることになった

とみちが前で引っ張ってくれる分
自分はチームを下から支える存在になる

そう決めた

その背景には

誰かが表立って輝けているのは
誰かが裏で悔しい思いをしている

長期の離脱で実感したからこそ寄り添えることもあると思った

新チームが始動してからはまだリハビリだった

復帰に向けて日々リハビリに通う

グランドで自分を追い込む

全てが楽しかった

【なでしこリーグ開幕】

なでしこリーグ開幕前日

私は病院にいた

検査結果が良くなければそもそもピッチに立つ資格すら得られない状況だった

昨年の嫌な記憶が蘇り手が震えた

ソワソワして仕方がない待ち時間

ドアを開けると先生が笑っていた
大丈夫だと確信した

涙が出るほど嬉しかった
けどここで泣くのはまだ早いと思い堪えた

なでしこリーグ開幕戦

4-1と勝利✨

そして
復帰ゴールを決めることができた

神様は最悪な悪戯をして最高のご褒美をくれたなと思った

みんなからの 『おかえり』 が嬉しかった
家族の喜んでくれる姿が嬉しかった
心配してくれていた人への報告が最高の形でできて嬉しかった

しかし
2戦目以降はなかなか勝てない試合が続いた

皆んなの唇を噛み締める表情
とみちが泣いている姿
全てが鮮明に記憶の中にある

【変化】

勝利できない時期に何か変化を起こさなければこのまま終わってしまうと思った

だから私は2つの事をより意識し始めた

1つ目

聞き出すこと

プレー中にズレが生じた時すぐに話をする
どっちの足に欲しかったのか
スペースか足元か

自分の要求が先ではなく

相手からの意見を先に聞く

会話の始めは疑問系から

自分から意見を伝えてしまうと
相手にとっては伝えづらい状況を作ってしまうかもしれないと思った

それがどんな状況であっても妥協しない

ファンクションの時
ゲームの時
自主練の時

そうする事で自然と仲間のやりたい事がより深く理解できた

2つ目

細部に目を向ける

プレー中の話ではなく
プレー以外のところ

グランドに落ちてるゴミを拾う
率先して練習の準備・片付けを行う
周りで起きていることに目を向けすぐに駆け寄る

口を動かす前に行動を起こす

これらのことを徹底して行うようにした

そうする事で、試合中の些細な変化に気づくことができたし
結果として運が転がり込んでくるのではないかと思った

【中断明けの日体大】

中断期間を経て日体らしいサッカー取り戻し勝ちを積み上げ波に乗った

どのチームとしても負ける気がしない

毎日の練習が楽しくて充実していた

練習の時から強度高く激しく行うことができた

皆んなの目の色が変わっていた✨

ある日同期のせなと話す時があった
4年間の中で1番サッカーの話をして、求め合って高め合ってきた仲間だからこそ私は人一倍信頼している

せなに

「みーって小さいのに大きいよね」
「ほんと逞しい、小さな巨人みたい」

最初はなんだよそれって思ったけど

かっこいいなー小さな巨人😎
と憧れるようになりました

ピッチの中では存在感がある人に
みーがいればなんでもできると言われる存在になりたいと思った

そんなせなが
ニッパツ戦でなでしこ初ゴールを決めた時は飛び跳ねて喜んだ🤝

いつもありがとう😊
(後ろにいるよ笑)

沢山の勝利を重ね自信と確かなる勝負強さを身につけた

結果としてなでしこリーグは満足のいく結果ではなかったけど
後期の追い上げはどのチームより迫力あるものになったのではないかと思う

【想いを背負う】

インカレのメンバー発表があった

メンバーに入れた人入れなかった人がいる

入れた人は勿論気持ちを背負う覚悟が必要

覚悟がないやつなんてこのチームにはいらない

私は昨年メンバーに入れなかった

どこかで入れるかもしれないと期待してた自分に

入れなかった現実を突きつけられた
途端になんとも言えない感情が降りてきた

自分のチームなのにどこか違うチームのように感じる

背負ってもらう気持ちを伝えきれなかった

もっと必死に頑張ってこいよとプレッシャーを掛けるくらい伝えれば良かったと後悔した

今年はメンバーに入った

悔しそうな表情をしている人を沢山見た
頑張れよって応援してくれる人もいた

その人達の為にも私達は日本一にならなければならない

日本一になる
日本一になりたい

でもなく

日本一にならなければならない

私たちの残りの試合は限られている

合言葉は『証明』

時々私は

日本一の景色ってどんなんだろうと思うことがある

4年間で1度も決勝の舞台に立てていない
だからこそ死ぬ気で王座奪還を目指す

強い日体大ではなくチャレンジャーなのだということを心に刻む

ソンアさんから

過信をしすぎるな自信を持て

と言われた

心の奥底にどこかいけるのではないかと思う心の余裕すらいらない

それならば必死に足を動かし
必死に仲間を鼓舞する

先を見過ぎず1つずつ積み上げる

苦しくなったら自分を見ろ
自分はいつもニコニコの笑顔でプレーする😊

苦しくなったら自分にパスを出せ
自分がなんとかする

苦しくなったら仲間を頼れ
必ず体を張ってくれる
必ず点を決めてくれる
必ず勝利に導いてくれる

仲間を信じて戦う
自分を信じて戦う

試合に出てる11人だけでなく
日体大100人で全員で日本一を奪還しよう

後輩の皆んな力を貸してください
同期の皆んな最後くらい笑って終わろう😊

そしてもう1つ

今週末は皇后杯があります

全ては想定内

きつい試合でもニコニコの笑顔で楽しんでいる
皆んながいると余計にワクワクしちゃいます

本当に毎試合毎試合楽しくて仕方がない!!

ソンアさんとまだまだサッカーやりたいから
絶対終わらせない🤝

大好きな皆んなこれからもよろしくね😊

準備は整った

あとは『証明』するだけ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

これからも日体大SMG横浜、日本体育大学女子サッカー部の応援よろしくお願いします。

#おわりはじまり

●プロフィール
森田美紗希(もりた みさき)
・4年
・経歴
FCバイエルン常石レディース
→岡山県作陽高等学校
→日本体育大学

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