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「自分を信じる」1年大西若菜

初めまして。
今回、1年生のトップバッターとしてノートを担当させて頂くことになりました。日本体育大学体育学部1年大西若菜です。小学1年生から今にかけてサッカーを続けており、13年目に突入しています。
今回のテーマは、「日体×私」についてです。私自身、一度過去を振り返って自分と向き合ってノートを書きました。最後まで読んで頂けると幸いです。


去年の今頃、私はとても苦しい時期にいました。中1の頃からずっと浦和レッズレディースの下部組織でプレーをしていて、プロになることだけを考え、毎日ひたむきに練習をしていました。ですが、その目標は叶いませんでした。ちょうどこの時期に決断が下され、絶望した気持ちになり毎日涙を流している生活でした。その涙には、辛さよりも圧倒的悔しさがあったと思います。「もっと上手ければ」とか「もっとこうしていれば」とか悔しい思いが込み上げるばかりでした。正直、大学サッカーを考えていなかった私は、サッカーを辞める決断をし兼ねなかったと思います。ですが、たくさんの方々から応援され、期待されるがゆえに辞めるという選択は、逃げていることだと気づき、自分自身を見つめ直した結果、サッカーを誰よりも楽しみたいと初心にかえりました。
 そんな中、日体大から練習試合のお誘いがあり、初めて健志台のサッカーグランドでプレーをした時、環境の素晴らしさに心惹かれ、ここで「もっと上手くなれる」「4年間頑張れる」という前向きな考えに変わっていきました。更に声をかけてくださった萩原コーチのお陰でもあり、とても感謝しています。私の新しい道を開いてくれたのですから。その時から新しい舞台でプレーをするのがとても楽しみで仕方がなかったです。


日体大の女子サッカー部に入部してすぐに、なでしこリーグが開幕。レベルの高い環境に身を置くことに最初は全く慣れず、上手くいかないことだらけでした。元いたチームに戻りたい、そんなことを願うばかりでした。けど、その時、母に「なんの為に日体来たの?」と言われ、今ある現状を受け止め、目標を再確認。4年後にプロサッカー選手になるためでした。周りがプロデビューしたり活躍したりする姿を見てとても刺激になりますが、なぜか他と比べてしまい勝手に焦りを感じてしまうことがあります。けど、「人は人。自分は自分。」とよく言われ続けてきました。
 「意志あるところに道は開ける」という名言を誰もが耳にしたことがあるでしょう。私はこの言葉を信じて前向きに目標、夢に向かって努力したいと思っています。どんな困難が立ちはだかっても常に自分にベクトルを向け、日々精進していきたいです。日体大の桜のエンブレムはここに来た者しか背負えないからこそ、この4年間、エンブレムに誇りを持ってチームを勝たせられる選手に日々成長していきたいです。そして、最後は笑えるように今この一瞬、一秒を無駄にせず、大切に過ごしていきたいです。


最後にコロナ禍の中、サッカーができることが決して当たり前ではないこと。グランドに入る前に一礼をする時、素晴らしい環境でサッカーができることに感謝の気持ちを込めている。また、たくさんの人の支えでサッカーができていることを忘れず、側でいつまでも支えてくれる両親にも感謝しつつ、プレーで恩返ししていきたいです。


長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。


今後とも日体大女子サッカー部・日体大fields横浜の応援をよろしくお願いします!

#「日体×私」


●プロフィール
 大西 若菜(おおにし わかな)
 ・1年
 ・経歴
   大沢FC
   →浦和レッズレディースジュニアユース
   →浦和レッズユース
   →日本体育大学

   U16日本女子代表
   U17日本女子代表

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