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《再燃》4年岡本亜子

こんにちは!
4年の岡本亜子です。
今回のテーマは、今年のスローガンである巓越ということで、自分が越えたいものについて考えてみたので、下手くそな文章だけど最後まで読んでくれたら嬉しいです😊


2020年8月10日

超えたい過去について考えた時、1番にこの日を思い浮かべました。
私が超えたいのはこの日です。

過去のことを色々話すとすごく長くなるので理由とか出来事とかは全部すっ飛ばしますが、高校3年生の時の私は、自分が苦しんでいること、限界がきていることに気づいてあげることができなかったです。そんな自分の未熟さのせいで、ギリギリでパンパンに張り詰めてて隙ひとつ作れない自分がこの日を堺に崩れてしまって今までの自分を保てなくなりました。
勝ちたい、嬉しい、悔しい、試合に出たい、楽しい、さみしい、泣くとか、全部わからなくなりました。何も感じ取れなくなりました。
気持ちが切れてしまった感覚がして、日に日にサッカーが下手になっているのを身をもって感じていました。あんなに頑張ったのに、必死に積み上げてきたのに、そんな気持ちをなんとかかき消そうとたくさんたくさん練習したけど、どんどん下手になっていく感覚が怖くて仕方なかったです。
そんな感覚が3年くらい続きました。
ずっと1番大切にしてきたサッカーが自分の中からなくなってしまったんだなと感じてしまうことが何よりも怖くて寂しくてもう情熱を注ぐことはできないんだなと思っていました。

そんな日々の途中で私は幸運に恵まれました。
それは、本気のあこちゃんとサッカーしたい、一緒に試合に出たいといってくれる人に出会ったことです。
何も出来ない、何も持ってない、何も与えられない自分のことでもそんな風に言ってくれることが嬉しくてたまらなくて、その言葉をもらってからは試合に出れないことが素直に悔しい、練習中のゲームに勝ちたいと思うことができました。そういった類のものを感じとれたことが本当に泣くほど嬉しかったあの感覚は一生忘れないと思います。
私のなかの様々な感情を思い出させてくれました。

それ以降、今まで見えなかった、見ようとしていなかった、いろんな立場のいろんな人のいろんな形の努力が、悔しそうな仲間の表情が、自分の苦しさを抑えて頑張れと仲間を送り出すみんなの声が、何かに本気で取り組む人の輝きが自分の中にいっぱいいっぱい流れ込んできました。その時、自分が1番大切にしたくて、失いたくないものはこれだと確信しました。それと同時に、自分も本当の意味でみんなの隣でサッカーがしたいと強く思いました。

自分が日体に来た理由はこの人達に出会うためだったんだと思えるほど大切な人達です。

目標に向かって頑張る姿も、リハビリのみんなの視線も、悔しくても気丈に振る舞ってくれる強さも、つらさが溢れてしまう表情でさえもすべてが私を奮い立たせてくれる原動力です。

何も出来なかったと思う日でも練習にきてくれて、もがいてくれた姿は必ず誰かの支えになっています。少なくとも私はその姿を綺麗だと思うし心から尊敬します。

最後になりましたが、タイトルにあるように、どんな感情でもいいから最後に想いが溢れて大号泣するぐらい一生懸命にみんなと本当の意味で肩を並べてサッカーをすること、そしてインカレで優勝してあの日を超えたいです。

#巓越

●プロフィール
 岡本亜子(おかもと あこ)
・4年
・経歴
  岡山県作陽学園高等学校
  →日本体育大学

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