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インドは突然に

結婚10年目も普段と変わらず過ごしていたある日、オットが「お金貯まったからインドに行けるよ」と言った。貧乏カレー店なのにお金貯めたのかい、アンタ!と私は驚いたが、本当らしい。早速、訪問看護の職場の上司に「インドに行くので年末で退職します」と言って情報収集とパスポートの申請等の準備を始めた。残念なことに、タイミングよく次の職員が見つからなかったため、膨大な量の引継ぎ文書の作成や他事業者との連携を訪問スケジュールの隙間にぶっこんで、燃え尽きるように退職した。久しぶりに緊急時の電話を持たない年末年始は良かった。

オットは初海外、私も14年くらいぶりでインドは初めて。不安しかないが、自分が準備をするしかない。12月に入ったところでインド行きの航空券を購入。日本の航空会社で行きは直行、帰りは乗り継ぎにした。LCCにしてトラブルがあっても自分たちで対処しきれないし、お金を出すのはオットである。遠慮せず安全最優先で旅費を使わせてもらう。
さて2024年。ネットやスマホでサクサクと旅先のホテルを予約。便利な世の中である。値段を比較したらキリがなさそうだが、直前までキャンセル料がかからないホテルがほとんどで、ホテルや周辺の情報も確認して予約ができる。3週間ずっと安宿では中高年の心身が休まらないかもしれないので、ところどころに少し高めのホテルを選んだ。全然裕福な身分ではない我々には最高級は逆に落ち着かないし、プールやカジノも不要である。エアコンと部屋にシャワーがあれば十分。

目的は各地の食文化に触れる=食べることがメインなので、信頼できる人たちの情報(SNSや著書等)を読み返し、グーグルマップに保存する。オットに私のマップを共有してみたが、使い慣れない機能なので全然見れなかった様子。自分自身もなんで保存したのか、どんな飲食店なのか覚えられないので小冊子を作成している。通りかかった店に入るのも良いが、ここでこの料理が食べたい、というのがある程度まとまっているので、店のリストアップもやっておく。更に旅程や移動手段についても調べて、現地で困らないように、オットにも予定が把握できるように小冊子を作成。今の時点ではインドの電話番号がないと、ネットで鉄道の予約ができない(チケットが買えない)ので現地で買うしかないようで、できるだけモタモタしないようにしたいと思ってコツコツやっている。

ちなみにオットは私が組み立てたり準備したりしていることに口出しもせず、素直に受け止めているので気楽に進められてありがたい。

e-visaの申請は入力が面倒だったが意外とあっさりと取得できた。やり方が時々変わるようなので、最新の情報を検索して、その説明を読みながらやるのが良いと思う。

予防接種にも行った。それなりの出費にはなるが、免疫を持っていない感染症の流行地域に行くのであれば、お腹を壊したり病気になるリスクを少しでも減らした方が良いと私は思う。

旅行グッズもいろいろ買ってしまった。私は旅の荷物が多い人なので、がんばって減らす。万が一のためにパスポートやビザなど大事な文書類のコピーも用意した。複合機のスキャナを初めて使ったけど、便利やね、あれ。

インドの準備と並行して、退職に伴う手続き(不備がありまだ終わってない)、次の仕事先探し、キャリアアップのための研修(リモート)もやっている。退職前とそんなに変わらないくらい忙しいのではないか。



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