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大文字山登り

送り火の大文字山に登ることができる。
息子が小学校の授業で登ったということで、はじめて知った。
それなら私も火床を見てみたいと思い、今朝、息子と2人で行って来た。

登山口

家から登山口までは、たったの15分。銀閣寺に向かって歩いていき、参道を途中で外れると、急に山らしくなる。
上の写真の看板のところから、本格的に山に入る。
市街地のすぐ近くだから、大したことないだろうとタカを括っていたが、意外と大変だった。重力に逆らって進むことのしんどさに驚いた。それでも、大文字の火床までは約30分。くじける前に到達できた。

山頂の手前にいたカマキリ

大文字の三画が交差するところからは、京都の街が一望できる。息子と並んで座り、「そこに小学校があって、あれがうちで……」と目を凝らす。

市街地中央の緑は吉田山、その左奥に御所

盆地を囲む山に目を向けると、送り火の山が全部見えた。右手から、法、妙、舟、左大文字に鳥居。足元にある大文字と合わせて、五山すべてを見るのははじめてだった。いつもより高いところに来たなと実感する。

その景色を見ながら、朝ごはんを食べた。登山口まで来る途中に「青おにぎり」というおにぎり屋さんがあり、前もって注文しておいた。いつ食べてもおいしいけれど、山の上では格別。

ちゃんとすっぱい梅干しの、梅おにぎり

そのあとは、大の字の2画目の上の端まで行ってみてから下山した。

火床のひとつ

来た時とは別の道から戻ることにして、大の字の右払いに沿って、急な石段を降りる。道の右側に火床が並んでいる。そのあたりは木を切ってあるのでススキが生えていて、一面、銀色の穂が揺れていた。

平地に戻ると、哲学の道に出た。ここも秋の景色。

哲学の道。夏にはホタルを見た。

まだ元気があったので、白川通りの冨田屋というフルーツスタンドに寄った。
桃とマンゴーのジュースを飲んで、家で待っている娘にフルーツサンドを買って帰った。

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